シンオウ地方

概要

世界が出来た時最初に生まれた土地と言われ、古くから創世神話が伝わる北国。

元々はヒスイ地方という呼び名で、原住民が農耕や漁をして神々を祀りながら静かに暮らす土地だったが、数百年前各国の人々が技術を持ち寄って開拓が始まった際にシンオウ地方と改名された。他の地方に比べて開発が遅かった故に最先端の高層ビルなどが立ち並ぶ大都市こそないものの、どの街もそれぞれの歴史を残しながらある程度発展している。中央のテンガン山で東西に分断されており、全体的に起伏が激しい土地。

神の住む場所【神域】に最も近い場所であり、そのため今も他の地方に比べて神やその他人ならざるものへの信仰が色濃く残る土地。

専門用語

【四湖】

シンジ湖、リッシ湖、エイチ湖、そして送りの泉の神が住むとされ大事にされている湖。送りの湖は入り組んだ森の奥にある上に、霧に覆われて危ないため好き好んで立ち入る者はいないが。

全て中央の洞窟は神域と繋がる場所。

送りの泉とその近くにある戻りの洞窟は、昔こそ冥界と直接繋がっていたが、生贄や自殺のため泉に身を投げる人々が多かったためその処理に困った境が門を閉じてしまった。洞窟自体は今も冥界に繋がっているが、境により空間を捻じ曲げられた迷宮と化している。


【Cafe Arche】

コトブキシティの小路にある小さな喫茶店。

大通りからは離れた小路にあるため静かな店内と、美味しいケーキと紅茶やコーヒーが人気。

迷惑客には何故かポルターガイストのような現象が起きると噂されているが、常連にも店員にも霊タイプはいない。

2階は住居スペースになっている。有栖の部屋の鏡が冥界に繋がるゲートになっており、呼びかければいつでも神域へ入る事が出来る。


【謎の場所】

シンオウ地方各地でまことしやかに囁かれる都市伝説。

ある時は壁の中、ある時は木々の隙間と、シンオウ中の様々な場所で確認されている見渡す限り真っ暗な空間。どうやら一応道があるようで、壁にぶつかった、挟まって動けなくなった等の報告もある。

迷い込んだ者がどうなるのかは不明。

……が、その正体は神々が暮らす場所【神域】に繋がる異空間。

シンオウ地方は始まりの地であり神域により近いため、人間でも入り込める門が時々開いてしまうらしい。

ただの人間の目では真っ暗闇にしか見えないが、神に連なる者なら正しい道が分かり、理論上はそこを経由すれば世界のどんな場所へも歩いていける。

迷い込んだ一般人は見つけ次第神々が記憶を消して元の場所へ送り届けている。


【妖龍教】

裏社会でまことしやかに囁かれるカルト宗教団体。

その発足はヒスイの時代にまで遡り、その間ずっと教祖の一族が治め続けている。

【竜神様】なる神を崇める教団であり、本殿にはその【竜神様】そのものが御神体として祀られているというが、詳細は不明。

以前から犯罪まがいの怪しい動きを見せていた組織ではあるが、10年ほど前から『神の声を聞く巫女が現れた』と突如活動が活発化。

果ては一般人を攫って生贄として殺害する等の暴挙に至り、シンオウの警察はカントーから組織犯罪対策のプロフェッショナルを呼び対策を講じている。


【SP組】

カルト宗教【妖龍教】から連れ出された巫女・有栖と彼女を護る友人達。

DP組

弱い自分を変えるために家を飛び出した少年少女達。大人になっても集まっている永遠の友達。