ピオニエーレ

Profile

原型:ポリゴン♀寄

年齢:不明 身長:155cm

出身地カントー地方ヤマブキシティ

一人称: 二人称:アナタ

「この条件下からは不可能なのです…怪事件のニオイがプンプンするのです」

「アンドロイドの私を思いやってくれた人がいるのです。あの人には、今も生きててほしいのです」

愛称は「ピオ」。

警察署に所属する女性型アンドロイド。主な仕事は事務や連絡担当。

ロボットらしく大人しく冷静だが、意外と感情豊かで頑張りや。非科学的な事に興味津々でオカルトや怖い話が大好き。

自己学習型のアンドロイドなので、知識はあるものの応用力はあまりない。

定期点検の日以外は警察署に24時間駐在している。深夜に電話をかけると大体彼女が出る。

「~なのです」という口調で喋る。

「道具として使い潰されたくない」という考えが強く、ロボット扱いすると怒る。

昔、仕事以外何も知らないアンドロイドの自分に、色々な事を教えてくれた製作者を探しているらしい。

戦闘向きに作られていないので基本的には戦闘は苦手だが、ある程度の護身能力はそなえている。

過去

ある巨大企業で造られたアンドロイドの試作機。後継機や同型機は存在しているが、試作機としては唯一無二の存在。

AIとしてピオニエーレを作った科学者…柚子の指導下に預けられ、アンドロイドではなく人間として教育を受けた。

そのまま柚子のいた会社で事務仕事の手伝いとして運用テストを行う事になる。

彼と関わる間に、感情と「道具として使い潰されたくない」という考えを手に入れ、同時に柚子に惹かれていた。

が、ある日マフィアによる社の爆破事件が起きてしまう。彼女はアンドロイドとして耐火機能を備えていたため生き残り、焼け跡から警察に救出された。

その後、希少な存在故に特例で警察の補佐として保護される事になった。

そこで柚子が行方不明になっている事が判明、ピオは彼を探すため…いや、マフィアと共に行ってしまった彼を取り戻すため、警察所属のアンドロイドになる事を決める。

最終決戦の果てに

「――最期に見るものが貴方でよかった」

少し離れた場所で指揮を取っていたが、場所を突き止めた柚子が乱入。

死闘を繰り広げ閃光で彼の視力を奪うまでに至るが、それでも愛する人を殺す事は出来ず、破壊される事を受け入れた。

修復こそ出来たもののメモリが全損してしまい、完全に初期化された状態で組織犯罪対策課に戻る事に。

ペトラ達に支えられ、警察の補佐アンドロイドとして新たな道を歩き始めたのだった。

自分のメモリから消えてしまった、もう顔も名前も思い出せない大切な“誰か”を想いながら。

イラスト