エアレイザ
Profile
原型:ピジョット♂
年齢:19歳 身長:172cm
出身地:カントー地方トキワシティ
一人称:僕 二人称:君、あんた、お前
「僕の目的はただ1つ。シトリックファミリーの狙撃手を見つける事だ」
「…許さなくて、いいんだよ。それで君が救われるなら、僕はどうなったっていいんだ」
愛称は「レイ」。
新しく組織犯罪対策課に異動してきた警察官。配属前は事件の捜査や人探しをメインに仕事していた刑事。
プライドが高めで気難しいが、なかなか心を開かないだけであり、慣れると案外人懐っこくお茶目な性格。年相応に好奇心旺盛らしく、ペトラ達と共にエリのデートを尾行したり意外とノリがいい面も。
普段は常識人だが、かつて保身のため唯一無二の親友を見捨てた事を悔やんでいて、人を助けるためなら立場も忘れて後先考えず飛び出す事もある。
髪は本来明るい茶髪。赤い部分は親友のために染めたらしい。親友と別れた後も、「彼との絆を、自分の過ちを忘れないため」と言って染めたままにしている。
飛び級して19歳で現場勤めの警察官になったエリートで、家もかなりの名家。
が、理想が高く権力者になる事ばかり求めてきた両親には辟易していた。警察官になる際に家を出てほとんど絶縁状態になっている。
戦闘は空中戦が最も得意で、自由自在に飛び回りながら射撃していく。また本気の戦闘では軍刀を持って来る事もある。
過去
学生時代、 胡桃という幼馴染がいた。
レイは珍しい髪色や虐待のせいで友達がおらず、いじめられっ子の胡桃をずっと守り続けてきた。
髪を染めたのも、見た目のせいで教師にも目をつけられていた彼を庇うため。
受験の時期に彼と一緒にいるのは止めるよう言われ、最初こそ抵抗したものの次第に距離を置くようになってしまう。
が、その間に何者かにより胡桃の両親が殺され、胡桃は行方不明になってしまう。
レイがその事件の第一発見者だった。
消えた胡桃を探すため、半ば両親と縁を切る形で警察官になった。
そして刑事課で幼馴染の手がかりを探していたが、噂で聞いたマフィアのスナイパーが胡桃ではないかと考え、組織犯罪対策課に異動してきた。
最終決戦の果てに
最終決戦で胡桃と再会し戦う。
狙撃手である胡桃と近接戦闘を得意とするレイでは相性がかなり悪かったが、それでも彼のスナイパーライフルを破壊して近接戦闘に持ち込んだ。
「今更助けに来たところでもう遅い」「絶対に許さない、絶対に殺す」と憎悪を剥き出しにして叫ぶ胡桃に、彼は答えた。
「――許さなくて、いいんだよ」「君が幸せなら、僕はそれでよかったんだ」
そのたった一言で胡桃最強の狙撃手の覚悟は揺らぎ、脳天を貫くはずだった弾丸は彼の額を掠っただけに終わった。
レイもまた軍刀を胡桃の腹に突き刺しており、親友同士の戦いは相討ちに終わった。
最終決戦が終わった後は、リーダーになったばかりのペトラを支えながらも組織犯罪対策課で戦い続けている。
親友が何処かで幸せに生きている事を、ひっそりと願いながら。