「悪いが逃げさせてもらうぞ｡出来れば私の…いや､“彼等”の戦う姿は､もう見たくないんだ」

「…私はこの世界を許さない。弟の夢を、私の楽園を壊したこの世界を許さない」

真名を【憤怒の悪魔】シャイン。

悪魔達の女王。彼らの創造主、真なる悪魔。本来は優しく仲間思いな彼女だからこそ、その本質は【憤怒】が最も相応しい。

愛する仲間との絆こそが、彼女の怒りの原動力なのだから。

本来は真の悪魔であるため転生出来ず、大穴の奥で愛した同胞達が帰って来るのを待っていたはずの彼女達だったが、何故か弟共々パルデア帝国時代からの皇族の末裔として誕生していた。

幼い頃から双子の弟であるアゲートと、皇族であり実業家である父の仕事について回っていた。

弟は父の事業の一環だった恵まれない子供達への支援や学校の運営に興味を持った一方、サングリアは父のオーナー業そのものに興味を持ち、父の事業を一部引き継ぐ事になった。東奔西走して現場を自身の目で見て回る仕事の方針は父譲り。

そうして父から引き継いだ事業を発展させつつ忙しい日々を過ごしていた10年前のある日、最初に引き継いだ孤児院の様子見に来たサングリアは、途中町外れのスラムから幼い子供の泣き声を聞く。ふと気になって様子を見に行った彼女が出会ったのが、ずっと探していた同胞であるマーモとアルバ……もとい、マフィンとパエリアだった。

＊パエリア（ラウドボーン♂）

“昔”からずっと面倒を見てきた可愛い息子のような存在。ちょっと荒っぽすぎるところもあるが、素直で優しい良い子。

「みんな私の大事な仲間だが…お前は私の可愛い息子だ！お前はあるがままに生きている姿が一番綺麗だからな」

＊マフィン（パーモット♂）

昔からずっと可愛い子。頼れるしっかり者だし、ずっとパエリアの面倒を見てくれていてありがたい。むしろまだ結ばれてなかったのか？

「そうかそうか、ついに恋仲にまで発展したか！昔からずーっとパエリアと一緒だったしな、安心して送り出せる！」

＊リンド（グレンアルマ♂）

ずっと全部覚えていた上であの日の約束を守ってくれていた。にしても他の奴等は数百年経てどこか変わったのに、昔から変わらなすぎて驚いた。

「……そうか、お前は覚えてくれているんだな。少し、安心した」

＊オルチャータ（エクスレッグ♂）

昔はあんなに暗くて大人しい子だったのに、あまりの変わりように最初は別人かと思った。でも明るい顔が増えたのは本当に嬉しい。

「本当にアズなのか！？いや明るくなってくれたのは本当に嬉しいんだが…人とはこんなに変わるものなんだな…」

＊トルティ（ハカドッグ♀）

昔からずっと優しくていい子。怒った時が本当に怖いけど、そうしてちゃんと怒ってくれる奴が一人いてくれると助かる。

「私は怒るのは苦手だからなぁ…自分のためにも他人のためにも心から怒れるのは羨ましいよ」

＊アラサル（イルカマン♀）

人の上に立つ者同士として話していて議論が弾む。何気に一番友達に近い相手かもしれない。

「お前はずっと変わらず強くて賢いままだな！むしろさらに知識に磨きがかかっていないか？」

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＊アゲート（ミライドン♂）

可愛い弟。人望があるのは結構だが、気が弱いしうるさいしそんな尊敬するような要素があるのか甚だ疑問。

「お前もいい加減その泣き虫を直さんか！情けないぞ！」

【募集枠：友達◯　血縁✖️　恋人◯】