Story
パラレルワールドの話
自然豊かな南国の島アローラ地方。
そこに暮らす少年サリエルは島巡りを間近に控えたある日、浜辺に倒れていた青年エレンと出会う。
目覚めた彼は自分が誰で何者か、何故ここにいるのかすら分からなくなっており、何故か万人に優しいはずの守り神にさえ突き放されてしまい…?
エレンの身に眠る強大な力と謎のZクリスタル。
同じく記憶喪失の少女ガラハと自分の出自を知らないサリエル。
アローラの神話と異世界の存在。
数多の試練を乗り越えながら、彼等は世界の真実へ近付いていく。
カントーの話
カントー地方。
平和の影で陰謀渦巻くその地では、巨大にして凶悪なマフィア【シトリックファミリー】が裏社会を支配していた。
そんな彼等をはじめとした組織犯罪を取り締まり、カントー地方の平和を守るべく結成された【組織犯罪対策課】。
行方不明の先輩を探す警察官・ペトリエッタもまたそこに配属された一人だった。
自身と同じくそれぞれ思惑を抱えた仲間達と、市民の平和を守る警察官として彼らは裏社会の勢力に立ち向かう。
世界の平和か、己の信念か。
これは、【正義】の在り方を問う物語。
ガラルの話
この世界に現存する唯一の王政国家、【騎士の王国】ガラル地方。
その片田舎で騎士王アーサーに育てられた少年、クラレント。
父に言われ故郷の村を旅立ったその日から、彼の運命は動き始めた。
―神々をめぐる革命の物語、これより「再演」。
ヒスイの話
今から数百年前、シンオウ地方がヒスイ地方と呼ばれていた時代。
ヒスイ地方には【神威病】という人間がたちまち獣へ変わってしまう病が蔓延し、人々は獣を恐れながら身を寄せ合って生活していた。
そんな中、群青之海岸に一人孤独に暮らす漁師・シトナイはいつもの浜辺で倒れていた女性を助ける。
メリュジーナと名乗った彼女は異国の妖精であり、獣の声を聴く力を持っていた。
彼女を家に迎え入れ共に暮らしていたシトナイ。
が、ヒスイ地方で最も大きな集落・寿村を訪れたその日、獣の声を聴く力を買われたメリュジーナと共に【神威病】を調査する組織【寿領神威調査隊】へ入隊することになる。
これは今は誰も知らない、それでも確かに生きていた彼等の物語。