スルク

Profile

原型:ヒスイドレディア♀

年齢:15 身長:150cm

出身地:ヒスイ地方紅蓮の湿地(居住地はキッサキ村)

一人称:僕(私) 二人称:君、貴方、お前

性格:さみしがり/好奇心が強い

技:リーフブレード/ドレインパンチ/どくづき/しょうりのまい

「義兄さん、剣術の事で教えてほしい事あるんだけど…今、大丈夫?」

「深奥様なんてものがいるんなら、僕は絶対そいつを許さない。僕から愛する人を奪った、そんな神様なんて殺してやる!!」

鋒村にある呉服屋の娘であり、エペタムの弟・ホロケウの婚約者。

今でこそ発言も雰囲気も刺々しく常に苛立っている様子だが、本来は明るく好奇心旺盛で心優しい娘だったらしい。

実際人付き合いは悪くなく誰とでも仲良くなれる方で、獣の特徴が色濃いメリュジーナやエペタムを初対面から気にしない、シナウやラプシヌに仕事を邪魔されても本気では怒らない等根はかなり寛容。

エペタムを「義兄さん」と呼んで非常になついており、大抵一緒にいる。

呉服屋の娘なだけあり服飾に関する知識とこだわりはかなり強い。自分や仲間の服を繕ったり修繕したりしてる事もしばしば。

ホロケウは結婚を目前にした恋人同士だったが、エペタムが出て行った後にホロケウが【神威病】を発症。一族を皆殺しにした後、正気に戻った彼は罪悪感から自害してしまう。ホロケウを罵る村人に対して「ホロケウは悪くない」と庇った結果村八分にされ家族からも疎まれ、自分から何もかもを奪った呪いを解き明かすべくエペタムのいる寿村を目指して村を飛び出してきた。

不眠不休でひたすら歩き、紅蓮之湿地で力尽きて倒れていたところをメリュジーナに助けられた。

夫の遺品である太刀が武器。元々エペタムから稽古を受けていた事もあり戦闘はかなり得意な部類で、女の身で自分の胴体以上ある太刀を扱っているとは思えないほど身軽に動き回れる。刀が無くとも護身用の体術も修めている。

その後の話

享年22歳。

全てが解決した後は、寿村に留まって小さな仕立て屋業をしつつ、冥界神の遣い兼知恵の神の巫として各地を旅する義兄に時々ついて回っていた。仕事に邁進すればホロケウの事を忘れられる、もしかしたら新しい出会いもあるかもしれない。前向きに捉えていたスルク。

が、メリュジーナが子供を妊娠した日から全てが変わった。

メリュジーナはスルクに幸せのお裾分けをしようと、しょっちゅうお腹の子の話やシトナイとの新婚生活について話しに来た。息子……グリムが生まれてもそれは変わらず、彼を連れて惚気話に来ていた。

メリュジーナからすれば、唯一無二の女友達に楽しい話をしたいだけだった。彼女にも幸せになってほしいだけだった。

「スルクちゃんも早く素敵なお相手が見つかるといいわね!きっと毎日楽しいわよ〜」

その言葉が、既に限界のところで保っていたスルクの心にとどめを刺した。

天気雨の降っていたある日、自宅で首を掻っ切って死んでいるスルクが見つかった。

手作りの美しい白無垢を纏い、笑顔のまま息を引き取っていた彼女の横には、たった一文だけの遺書があったという。

「彼の元へ嫁入りに行きます。やっと私は、幸せになれる」

そうして冥界でホロケウと再会し、あるはずだった時間を取り戻すかのように他の仲間達が来るのを待っていた二人だったが、怨霊と化したシトナイや既に冥界の遣いとなっていたエペタム、そしてグリムに殺され冥界へ現れたオウナから自分が死んだ後の顛末を知らされる。

彼女に殺されたようなものとはいえ、友人を助けない訳にはいかないと自ら冥界神へ名乗りを上げた。

そうして、数百年後に生まれるグリムを倒し得る存在を間近でサポートする役目を仰せつかった彼女ホロケウは、また来世結ばれることを誓い合い転生していった。

交友関係(宅内)

メリュジーナ(Hダイケンキ♀)

 「せっかく素敵な旦那様がいるんだ。僕も繕い物の仕方とか料理とか教えるから、立派な花嫁になってよね」

シトナイ(イダイトウ♂)

「野暮ったいけどきっといい旦那様になるよ。あとメリュジーナを泣かせたら許さないから」

シナウ(Hウインディ♂)

 「もう、仕事の邪魔しないで!おやつ休憩なら後で付き合ってあげるから!…ありがと」

ラプシヌ(Hウォーグル♂)

「一番予算とか備品の相談しやすいから、なんだかんだよく話すけどさ。シナウと組んでサボらせようとするのは止めてよね」

義兄さん/エペタム(Hゾロアーク♂︎)

「頼りすぎちゃ駄目だとは分かってるけど…ホロのこと話せるのは、もう義兄さんだけだから」

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ホロ君/ホロケウ(親分Hゾロアーク♂︎)

「絶対君の死の真実を明かして見せる。『所詮獣だった』なんて言わせない!だって愛してるから!」

イラスト