数年前に､幼い娘を男手１つで育てていた青年…鳳梨の父親と交際し､結婚の約束までしていた｡鳳梨にもなつかれて幸せな日々を送っていた｡

…が､結婚直前のある日に父親が毒で死亡､鳳梨は行方を眩ませた｡

解剖の結果､彼の死の原因が鳳梨の毒であった事が分かり､「鳳梨はたった１人の肉親を殺してしまった事を悔やみ姿を消したのでは」とノマッドは予想｡

以降､行方不明の娘を探すようになる｡

そして組織犯罪対策課への移動が決まり､同じく捜し人のいる仲間達と出会う｡

ピオの外見年齢がちょうど鳳梨と同じくらいのため､時々彼女に娘の面影を感じている様子｡

「そう…彼等が､貴方の新しい家族なのね」

最終決戦にて鳳梨と対面｡最初こそ追い詰められるも､血の繋がりがないとはいえ母親であるノマッドを殺せず鳳梨は戦意を喪失する｡

ノマッドはまた家族に戻ろうと呼びかけるが､鳳梨は「たくさん殺した私はもう戻れない」「みんなといたいって思ったから」とこれを拒否｡鳳梨はへパイトスに救出されていき､結局連れ戻す事は出来なかった｡

……が､ノマッドは親として鳳梨の意思を尊重し､シトリックファミリーに彼女を任せることに決めたのだった｡

全てが終わった後､いつもならまた別の課に移るところ､新米警部であるペトラを支えるため組織犯罪対策課に残っている｡

今まで様々な場所を転々としてきたが､此処が居心地が良いらしい｡