ジョウトに昔から存在する【虹の神】を祀る教団『神鳥教団』の次期教祖。

非常に慈悲深く母性に溢れた性格で、常に笑顔を絶やさない。どんな相手にも広い心で真っ直ぐ接する性格から周りから非常に慕われている…が、人を慮りすぎるあまり身動きが取れなくなっていることもしばしば。

『神鳥教団』の教祖一族の後継ぎとして生まれた。幼い頃から教祖としての修行に明け暮れてきたため、友人と外で遊んだり学校に行ったりといった年相応の少女らしい経験が皆無。地元からもろくに出たことがなく、関わったことがある相手は信者や教団関係者、エヒメを初めとした併設の孤児院の子供達くらいのものだった。

一族には教祖としての修行の集大成としてジョウト各地を巡礼し、最後にスズの塔の頂上で【虹の神】直々に認められて初めて一人前になれるという仕来りがあり、彼女もまた巡礼の旅に出た。そこで初めて教団関係者以外の一般人と関わった事で自分の生い立ちの異質さを知り、まだ知らない物事は積極的に学ぶようにしている。

…が、その育ち故の経験の少なさと未熟さを指摘され、「もっと世界を学んでからまた来るように」と一旦保留にされた。今は布教活動の傍ら、見識を広げるためカントー地方を中心に各地を見て回っている。