火龍果(カリュウカ)
Profile
原型:リザードン♂
年齢:29歳 身長:181cm
出身地:カントー地方
一人称:俺 二人称:お前、貴様
性格:おくびょう/考え事が多い
技:かえんほうしゃ/じしん/りゅうのはどう/エアスラッシュ
「ボス…少し派手に動きすぎかと。そろそろ警察が巡回を強化する時期なので」
「出来れば争いは避けたかったんだが…そちらがその気なら、仕方ない」
マフィア幹部で構成員達の指揮官。ボスの護衛も務めている実質的なNo.2。火龍果という名前は偽名。
冷徹で感情変化に乏しく、常に無表情で淡々と喋る。表情筋が虚無。
だが(声色と顔には出ないが)誰よりも心優しく思慮深い性格で、裏社会のマフィアにしては甘いと取れる一面も。
殺しを嫌い、威嚇攻撃と警告だけして敵を逃がしてしまう事もしばしば。意外と臆病。
甘い物、特にチョコレートが大好き。料理上手で部下によく差し入れを作っている。ただし虚無顔で淡々と菓子を作る姿はものすごいシュール。
親がいない桃黄の身の回りの世話役もしているが、彼からは嫌われている様子。
先代ボス(桃黄の祖父)の頃からマフィアに所属していて、幹部の中では最古参。「入りたくて裏社会に入った訳ではない」と言い張っているが…?
基本的に戦いたくないので指揮に徹しているが、戦闘はマフィア随一の実力。
人並外れた瞬発力と反射神経の持ち主で、相手が姿を捉える間もなく倒してしまう。
空中戦も出来るが飛ぶのが下手でよく力加減を間違えて高く飛びすぎたり落ちてたりする。
数少ないメガシンカの使い手で、二種類のメガストーンを持っている。Xの方は使うと狂暴化し周囲の相手が死に絶えるまで暴走し、桃黄に命令されるままに暴れる殺戮人形になる。
詳細設定
「俺は知ってるから、ペトラがすっごく頑張ったこと!無理しすぎない程度に頑張れ!」
「俺だって幽霊は怖いし辛い食べ物は食べられない。俺はそんなすごい奴じゃないぞ?」
本名はウィークトス。ペトリエッタが「先輩」と慕っていた警察官。
少々強引で距離感が近いが、明るく世話焼きで笑顔の絶えない人気者。
天然で変な思いつきが多く、よく同僚を振り回していた。
「警察官はみんなの笑顔を守る仕事」という信条を持ち、住民に対して爽やかかつ笑顔で接していた。
大の甘いもの好き。いつも一口チョコや手作りの菓子を持ち歩いていて、よく子供や同僚に分けていた。本人曰く「美味しそうに食べる人が好き」らしい。
戦闘時は拳銃と橙色の炎を操る。瞬発力と反射神経に優れていて、犯人逮捕は誰よりも迅速だったらしい。そのノウハウはペトリエッタに引き継がれている。
6年前、シトリックファミリーを追いかける途中で交戦になり、そのまま倒されて捕まってしまった。
そこで何日も情報目当てのマフィアの拷問に耐え続けた。その精神力と生命力に目をつけられ、ある違法薬物の実験台にされてしまうが、それでも死ななかった。
それにより強制的に進化させられ、本来生えるはずのなかった翼と尻尾が無理やり生やされてしまったが。
その精神力を先代ボスに気に入られ、「マフィアとして生き延びるか、そのまま死ぬか」と問われた。
「死にたくない」一心でマフィアに入る事を選んだ彼。最初は逃げ出して警察に情報を持ち帰ろうと躍起になっていたが、マフィアとして活動するうちに心身をすり減らしていたウィークトス。
そして4年前、メガシンカの実験で暴走し多くの人間を虐殺した彼はついに耐えきれなくなり、新たな人格を作り出して精神の奥底に引きこもってしまった。
彼が生み出した人格、それが『火龍果』の正体。
体の主導権を明け渡され、4年間彼の代わりに生きてきていた。
あくまでウィークトスの代わりであるため、彼が犯罪に手を染めた自分に心を痛めて精神崩壊しないように、出来るだけ活動しない様にしていた。
最終決戦の果てに
ペトラを前に、理性こそ失われないものの自身が燃え尽きるまで止まらなくなるリザードナイトYを使いメガシンカ、正真正銘最期の戦いに挑む。
死闘の最中、熱に耐えきれなかった天井が崩落してしまう。
が、火龍果(ウィークトス)は咄嗟にペトラを庇い、瓦礫の下敷きとなった。
両足を失う重傷を負う事になり、戦いが終わってなんとか一命を取り留めたもののしばらく意識が戻らなかった。
火龍果はウィークトスが自らペトラを庇った事、シトリックファミリーが存続出来ないほど壊滅した事を鑑みて、再びウィークトスに体の主導権を返した。桃黄から「火龍果じゃない貴方はマフィアじゃない」「ペトラの元へ帰れ」と言われるが、それでもウィークトスはシトリックファミリーと共に逃げる事を選んだのだった。
彼らと共にいる事がもう一人の自分火龍果の願いなのだから。