Tenarsnajerl

Ban missen tonir l'es birleen alefis io


Tolnti'avanfy c'fai lidystalardire,

Flaniuca la lex es vefisait celternel.

Snajerlestan es niv xale d'lanerm, missil.


Mag, e festel la lex el yfi'a liaxa.

Cafi'a'sci g'reto workie, deliu fai ny l' l'.

La lex snojij iso yfi'a fau xeu'd xan.


Fecysti'l m'en yfi'a'st, fenxe baneart.

Yfi'a's dejukon kantet leusj la feg.

Pa, la larta zirl mag da cerkmern feg liaxa.


"Lu carxasti co es lúarta da ja lu.

Lena xale co m'is xan, fqa'd relod jol is

xale la nestile'd la iesnyx fal ales."


Ytartastan veles lkurfo viojunsar l'es

fevi'a zelx edixu es snieist suiten vioj.

Pa, ci's vazirjuo'c g'es, niv cene ci snerien.


"La lex es niv snerienen iulo xale co.

Fhaot la elmo io elmer veles l'asmietx.

Cene niv mi isnaxte demixarlej neaj."

我々の神、恵みのアレフィスにおいて


(家督の)継承権は出生順による。

何故なら、純粋なこれがヴェフィス人の伝統であったからである。

この決まりはラネーメや私たちの時※1の様にしなかった。


そのためにユフィアにもそのように適用された。

サフィアがウォーキェを殺したので、これに沿わなくてはならなかった。

これがユフィアを次の藩主になることを定めていた。


ユフィアが母屋に入るとバネアートが供されていた。

ユフィアは悲しんで表情を変えたが

しかし、人が近づいてきたので強がって顔色を改めた。


「姉上様、おめでとうございます。

学者のようなあなたが家主になれば、この家も

王朝で以前のような栄華を取り戻すでしょう。」


声を発したのは弟であり、

優れて信頼できる同胞であるフェヴィアであった。

しかし、彼女は具合が悪く、喜ぶことが出来なかった。


「これはそのように喜ぶ出来事ではありません

度重なる戦いで兵は消耗しましたし

そのように軽率にこの責を追うことは私にはできません」

La mosnatters

※1 ラネーメは当時のラネーメ人の家督継承権の風習を指し、私たちの時(missil)はアリテたちがこの叙事詩を編纂していた時代を指す。この時は古教法学に基づいた複雑な家督継承権制度があった。