スキュリオーティエ文字

スキュリオーティエ文字とはスキュリオーティエ叙事詩を表記するために使われる独自の文字。

概要

スキュリオーティエ文字はスキュリオーティエ叙事詩に使われる文字である。アテニア・スキュリオーティエ・アリテはADLP成立後のファイクレオネにおいて科学が発展を続けていないころにデュテュスンリパーシェでスキュリオーティエ叙事詩を編纂したが、これらの作業を行ったヴェフィス人古典学者は多くが高い位にいる貴族であった。この貴族らは当時使われている文字より、ロライヘル文字を利用して書くことが教養ある階級上位の人間の筆記であると思っていた。このために最初期はスキュリオーティエ叙事詩はこのロライヘル文字によって書かれていた。しかし、このスキュリオーティエ叙事詩が爆発的な文献的人気をリパラオネ教社会で得るにつれて、この筆記は庶民にも広がるようになっていった。庶民に広がるにつれて、ロライヘル文字で書かれていたスキュリオーティエ叙事詩はだんだんと文字を変化させていき、カンティレーションなどの要素を取り込んで発達した。

基本字と母音記号

子音を表す字を基本字と呼ぶ。スキュリオーティエ文字ではこの基本字に母音記号を付けてCV構造を表現する。なお長母音にも記号が存在する。

カンティレーション・マーク

カンティレーションを表すために付け加えられる記号である。音階では7は無標になる。画像は子音基本字nと母音aと長母音記号がついたもの。