Fontlesen flanisa

Ban missen tonir l'es birleen alefis io


Da derno'd fegardass io poltes la gable's.

La gable'd fi'anx fal y fixt xarzni'ar mol.

La lex l'es la veiju's ta fast ci'd fi'anx ex.


Penul flan jeteulyo'i snisies ci's da nillast.

Ci jel asnixart larta faut deso mel ci.

Ci arcies la inkord da fal si'st vodyp laj.


Ci derok a fau asnixart fai la festen.

Ci da fenxe cauxarne ad yrpla kas ex.

Ci feas slaxers xarzni'ar'c ex pa si's nun.


"Flanis stes la flanneity tismal co mol ny l' l'?

Fixa'd terso lex mol la lart'c es la co's yrng?

Co tenpes da fal velgo fau la l' flanis fuaj?"


Da l'arcies la veiju's vietist asnixart el.

"Ja, miss velg la flanneity fua la flanis ex.

Pa, miss prorka xorlnon alxt velg ilcumjeu vej."


La l''it asnixart'st arcieson nun lu ci'c liax.

"Pa, mi's kornites ekce panqa'd ny l' l' nillast.

Da puoi fontlesen lut flanis fuaj lu v'velg ham?"

我々の神、恵みのアレフィスにおいて


デーノの辺境にイノシシという名の地域があった

イノシシにはフィシャ派のシャーツニアーが居た

シャーツニアー※1であるヴェイユは彼女のフィアンシャ※2の前に立っていた


古い帛䘜※3を彼女は乾かしていた

彼女は異邦人が彼女の近くを歩いていったのを見つけた

彼女は彼の飢えによるお腹が鳴るのを聞いた


フェステナ※4に従い、異邦人を招き入れた

彼にユープラ※5と挽肉を与えた

彼はそれに感謝して、しかし問いた


「そのフラニザ※6は帛䘜に似ているということはあなたは次の者か?

あなたがフィシャ派の人間なのだろうか?

あなたはフラニザを作るためにそれを使うことで有名なのではないか?」


聞いたヴェイユは異邦人へと答えた

「はい、我々はフラニザをを作るために帛䘜を使います

しかし、ここでは普通とは違ってそれをまた循環しているのです※7


それを異邦人は聞いて彼女に訊いた。

「では、私には少し一つだけ疑問に思うところがあるのです

それで、最初のフラニザは何から出来たのです?」

Xorlnemo 4

※1 リパラオネ教の聖職者。

※2 リパラオネ教の教会。

※3 リパラオネ教のフィアンシャにおいて祈る場所を表す大きく白い布。

※4 シャーツニアーに課せられる仕事のこと。アンポールネムを読む、説教を行う、礼拝者を案内する、礼拝者と食事をする、フィアンシャ(fi'anxa)を守る、アンポールネムにしたがって善い事を行うことである。

※5 古典中央リナエスト語から輸入された「無発酵パン」を表す単語、本来リパラオネ人は食さなかったが後世になって食すようになった。

※6 シャーツニアーが着る宗教服、リパラオネ教のシャーツニアーの着る制服、一言にフラニザと言っても各宗派、フォンフィアンシャ、さらには端末フィアンシャによっても異なる。大まかに言うと白いワンピースと上着のようなもののセットが多い。それに装飾をつけたり、聖句を書いたりするのは前述の通り細かい派閥によって分かれる。トユター派のシャーツニアーは教義関係上、フラニザを着ない場合が多い。フィシャ派では古い帛䘜をフラニザに使う場合がある。

※7 <pa, miss prorka xorlnon alxt velg ilcumjeu vej.>、わかりにくいが「それを逆順にして選んで徐々に作るために使っている」という直訳になる。ilcumが重要で、これは前文の帛䘜をフラニザに使うの逆であるということである。