定めかな咲くべきところに桜花
「春来草自青」という言葉があります。この言葉通り、春になると毎年青い草が生えてきます。これは当たり前のことで、今まで何も不思議に思ったことはありませんでしたが、一昨年の3.11東日本大震災を体験して以来、いつもの「日常茶飯事」が、いつものように流れていく。このことが、如何に大切かを痛切に認識させられました。
日本全国に桜の木があります。春になると、桜の大木の最先端で、風に吹かれて優雅に揺れている桜花もあれば、大木の根本に生えた小枝に咲く桜花もあります。どちらにも甲乙つけがたく、それぞれ素晴らしいと思いますが、「自分自身だけの努力で花の咲く場所(人生のポジション)を、果たして選べるのかな?」という疑問が、今日この頃の私の心境です。この無事で平和な毎日がいつまでも続きますように! 合掌