イルカウォッチング
先日、天草下島北部の五和町二江のイルカウォッチングに行って、癒されてきました。
一日五回の運行で予約が必要ということです。沖の通詞島の北側を廻って10分程で、先行の10艘程の船が見えたと思ったらイルカの群れがやってきました。船足をゆるめて群れに沿いながらのウォッチング。
ワァーという歓声の上がる中、今は出産盛期で子どものイルカが、親と一緒に泳ぐ姿が可愛かったです。種類はミナミバンドウイルカで、体長約2.5m。約一時間のコースで二千円。
一群五十頭で四つの群をなし、約二百頭生が安定して生息しているということです。自然増分はどこかに引っ越していくという。漁に対する食害を尋ねたら、昔から共生していて、しかもこの地域はもともと素潜り漁の盛んな所で、アワビ、サザエ、ウニ等を採っているので、却ってフカを寄せ付けないそうです。男の素潜りで、嫁さんは船の上。
今は橋で繋がっている通詞島には、二江通詞地区で発掘された縄文時代の沖の原遺跡の資料館があり、当時からアワビを採っていた貝殻等が展示されています。また、日本のサルベージのルーツは、二江の素潜り漁の技術であることや、朝鮮等と交易を行っていたこと等の漁業の歴史をたどることができます。
ところで、このイルカウオッチングは平成五年に始まりました。きっかけは、「町おこし」「村おこし」の講演からといいます。年間を通じて荒天でない限り運行するとのことで、これだけのイルカが見られる所は世界的にも珍しく、日本ではここだけとの話でした。
おっぱい岩
二江漁港より富岡方面へ五分程走ると、右手の干潟に女性の乳房にそっくりな形をして、見事な乳首までついた,直径1.5mの変形岩の岩が干潮の時だけ見えます。昔、雲仙岳の噴火の時に飛んできた岩が浸食されて形成されたと言われています。