2月2日、上天草市松島の「菜の花ウオーキング」に行ってきました。市内外の家族連れなど600人余の参加があり、黄色に輝く100万本の菜の花園の景色を楽しんできました。文部省唱歌「おぼろ月夜」に唱われた菜の花畑は、春の歌ですが、ここ天草では、立春をまえに1月の中頃から咲き始めています。
今は、各地で菜の花を観賞用として咲かせていますが、ここは今年で13回目という歴史を持っています。始められた動機は、人口の流失による過疎化と休耕田の増加、それを地域活性化のために活かそうと、冬場に人を呼び寄せ観光と結び付けていくために、南国の温かいイメージ作戦として選ばれたのが春の花「菜の花」ということです。健康志向の高まりと結びついて「菜の花ウオーキング」になり、今年は初めて市内のホテル・旅館の宿泊セットを設けたということでした。
市総合センター「アロマ」で開会式の後、爆竹の合図でスタート。日本の夕陽百選に選ばれた「高舞登山」(タカブトヤマ)を目指します。国指定の名勝で標高は117mですが、途中は緩い上り坂が続き、沿道の菜の花などを眺めたり林を抜けたりして約50分程で頂上に到着。最後の方は一寸きつい坂もありました。昨夜来の雨が止み、曇り空の出立であったが、頂上に着くころには晴れて来て汗ばむ陽気になりました。
展望台があり、地元のおばあさんボランティアガイドの案内を頂きました。ここは東北仙台の松島に因んで天草松島と呼ばれ島の数は30、人が住んでいるのは5島だけといいます。
晴れてきたお蔭で遠い1号橋も含めて5橋全部を見ることが出来ました。往復5キロ、下りは車でも来られるカーブの多い道でしたが30分。昼食は(まんさい汁・がね揚げ・おにぎり)を頂き、お楽しみ抽選会、100万本の菜の花摘み取り、椎茸こま打ち体験などをして帰ってきました。いい汗流しました。