大山 弥山沢の滑走
鳥取県 大山(弥山)1,709m 2020年2月20日
日本百名山
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ヘッドランプを点灯し、車道を少し歩いて夏道に入る。最初は片方の足は靴底を付けて歩けたが、1合目を過ぎると両足ともつま先でないと歩けなくなる。2合目で最初の休憩をとり、アイゼンを付ける。
こうして、2008年以来、12年ぶりに大山頂上の弥山に到達。剣ヶ峰はいつものあの気高い姿で見えていたが、トレースがついていないようだ。今日は剣ヶ峰は止めておこう。
まず弥山沢の入口まで滑走し、滑り込む地点を検分。いやあ、こいつはたいへんそうだ。心の整理をし、決心するまで少し時間がかかる。
垂直のところを斜めに滑り込む。なんなく広い斜面に滑り込み、最初の右ターン。広い斜面を大きいターンでゆっくり滑走。すさまじい高揚感。
オーバーハングに滑り込む。もはや連続ターンは無理で、左右に1回ごとにしか滑れない。しかも沢幅が狭くなってきて、無理に止まろうとするとスキーを上げすぎ、何度か軽い尻餅をつく。
行く手の弥山沢はいよいよ急に、しかも狭くなり、緊張感が高まるが、待ってみてもしかたないので左右に1本づつ滑っていく。
最大傾斜、最も狭いところを抜けて一安心。ずいぶん傾斜が緩くなったと感じたので、少し大胆に長めに右の谷に滑り込むが、緩いギャップに気づかず、もんどりうって転ぶ。1回転した割にはスキーは外れていなかった。ゴーグルに雪が入ってしまったのでしばらくそこで時間をかけて雪を払う。これでだいぶ落ち着けたかもしれない。
もう傾斜はだいぶ緩くなり、連続ターンを決めていく。なにやら声がすると思ったら、右の斜面をシールで登ってくるパーティがいる。更に下ると左の七合沢との合流点に出て、トレースがたくさん。今度はボーダーのグループが登ってくる。
こうして、15年間目標としてきた弥山沢の滑走を達成した。今回は天気はまずまず、雪も柔らかかったが、中段の最大斜度部分ではしりもちをついたり転んだりで、なんとか滑り降りた。あまり楽しめたとはいえない。とはいえ、今日はプレッシャーに耐え、準備を怠らず(ピッケルを忘れたが)、食事も十分とり、訓練の成果も上々だったと思う。チャレンジの最初の年、最初のツアーでうまくいって良かった。
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当初プランは5時駐車場発のために3時起床。その通りに3時に起きるが、着替えだけで30分、食パンとサラダの朝食でもう4時半を過ぎていた。だが、そこから駐車場までは20㎞弱。夜明け前の車道を登る。夏山登山口が近づくころ、腹具合が悪くなり、トイレを探す。登山口近くの駐車場にトイレがあったのだが、予定していたスキー場の駐車場に行って探し、ぐるぐる回ってやっと見つけたトイレは暖房入りの良いトイレだった。ところが、スキー場の駐車場はどれも開いておらず、結局、登山口近くの駐車場に入れる。もうだいぶ車が入っていて、出かけようとしている人もいる。
ウォークマンをイヤホンで聞き、ヘッドランプを点灯し、車道を少し歩いて夏道に入る。ヘッドランプを明るく照らした人がやってきたので、先に行ってもらう。スキーブーツではそんなに早く歩けない。最初は片方の足は靴底を付けて歩けたが、1合目を過ぎると両足ともつま先でないと歩けなくなる。2合目で最初の休憩をとり、アイゼンを付ける。明るくなったのでヘッドランプもしまう。二人連れが先に行く。両足つま先の歩行はつらく、立ち止まらずに辛抱して歩き、二人連れが休んでいるところに追いつき、やっと3合目かと思ったら、そこは5合目だった。私は休まずに登り続け、「山の神さん」*を過ぎ、6合目避難小屋のあたりで視界が見えてくる。真上に頂上稜線。思ったよりも狭い範囲に剣ヶ峰と弥山が並んでいる。6合目避難小屋は新しく、見覚えがなかったので、最近建て替えられたのだろう。6合目から7合目までは長く、ずいぶん登ってようやく七合沢の滑走開始点に着く。このときはまったく滑走トレースがない、まっさらな雪の急斜面だった。
*山の神さん: ここには以前、遥拝所があり、登山者が東の尾根から昇る日の出を拝んで登山の安全を祈願していた場所でした。この祠はそれにちなみ、平成3年11月に大山ガイドクラブが再建し、「山の神さん」と呼ばれています。登山中、一休みする場所として親しまれています。
頂上稜線はもう高度1,600m。そこからは靴底を付けて歩けるのでえらく楽。しかも何度も立ち止まって写真を撮るので、その間に何人も追いついてきて先に行く。七合沢を過ぎると登山道は稜線のやや西側を通るので、谷を見下ろすことができない。弥山が近づき、頂上小屋の少し手前で弥山沢が少し見えた。滑走開始点はほぼ垂直、その下にはまあまあの広い斜面、その斜面はオーバーハングの先に消え、はるか下に谷底にある広場が見えている。こいつはなかなかだ。
まず先に弥山と剣ヶ峰に登らないといけないのだが、うっかりピッケルを忘れてしまった。車には入れてきたのに、なぜか今朝、忘れてしまった。だが、ピッケルストックがあるからなんとかなるだろう。頂上小屋の先に弥山のピークが二つあり、手前のピークのところに侵入禁止の表示がある。それぞれのピークに人が一人。手前のピークには何もない。GPSを見ると弥山の三角点は奥(東)のピークのようなので、そちらに向かう。こうして、2008年以来、12年ぶりに大山頂上の弥山に到達。そこもすっかり雪で埋まっていて三角点や頂上標識は確認できなかった。剣ヶ峰はいつものあの気高い姿で見えていたが、トレースがついていないようだ。男性が一人、トレースの無い尾根を進んでいたが、ずいぶん苦戦しているようだ。というか慣れた人ではないようだ。あの人を追い越してまでスキー・ブーツでトレースの無いヤセ尾根を行くのは止めておいた方がいいだろう。今日は剣ヶ峰は止めておこう。
頂上小屋に戻り、工事中の小屋の中のトイレを使わせてもらい、小屋の外でスキー滑走準備。ゴーグルをつける。ネックウォーマーとスキーグローブは最初から付けていたが、そんなに風も吹いていないのに十分に寒い。小屋の軒に座って内手袋でビスケットを食べ、ホットレモンを飲み干す。小屋の西側のところでスキーを履くとき、流れ止めを付ける。まず弥山沢の入口まで滑走し、滑り込む地点を検分。いやあ、こいつはたいへんそうだ。心の整理をし、決心するまで少し時間がかかる。止めといたほうがいいかな・・・・・・いや、今日止めると、また来なくてはいけなくなる。ここまでちゃんと見えているのだから、今日がチャンスなのだ。しかも雪が積もったのは一昨日だから、今日は雪は大丈夫だろう。ということで、決心する。決心するまで1分もかからなかっただろうが、その間にちょうど登ってきていた男性がやってきて、観客になってくれた。別に頼んだわけではないが、誰かに見られているというのは励みになる。
垂直のところを斜めに滑り込む。なんなく広い斜面に滑り込み、最初の右ターン。広い斜面を大きいターンでゆっくり滑走。すさまじい高揚感。だが、この先はまだまだ長い。何ターンかしたところで停止して写真を撮る。見上げるとさっきの男性がこっちを見ていた。前回、ここを滑った時(2005年だから15年前)、オーバーハングの先が見えないので滑り下りるのを止め、登り返して別山沢を滑ったのだが、今回、そのオーバーハングに滑り込む。もはや連続ターンは無理で、左右に1回ごとにしか滑れない。しかも沢幅が狭くなってきて、無理に止まろうとするとスキーを上げすぎ、何度か軽い尻餅をつく。穂高の直登ルンゼの最初のターンで尻餅をつきそうになったのも同じ理由だろう。その前にターンするのが正解なのだろうが、傾斜がきついのでそうもいかないということだ。リズム感をもって滑れば、八甲田ダイレクトの狭い箇所のように、難なく滑れるのだろう。
左右から別の沢筋が合流し、右の沢に入ろうかと思ったが、岩が出ていて滑りにくそうなので止める。行く手の弥山沢はいよいよ急に、しかも狭くなり、緊張感が高まるが、待ってみてもしかたないので左右に1本づつ滑っていく。雪は次第に柔らかくスキーが埋まるようになり、日陰になっているのでスロープの表面が見ずらい。最大傾斜、最も狭いところを抜けて一安心。合流した右の谷が大きく広がっており、その谷との合流点で見上げ、写真を撮るが、斜面は暗く、トレースはほとんど見えない。ずいぶん傾斜が緩くなったと感じたので、少し大胆に長めに右の谷に滑り込むが、緩いギャップに気づかず、もんどりうって転ぶ。雪が柔らかいのですぐ止まるが、1回転した割にはスキーは外れていなかった。滑り止めは外れていた(フックをかけたリングが伸び切っていた)。ゴーグルに雪が入ってしまったのでしばらくそこで時間をかけて雪を払う。ティッシュでメガネとゴーグルを拭き、最後に手首にぶら下げたスキーグローブに入ってしまった雪を取り除く。これでだいぶ落ち着けたかもしれない。
今度は慎重に滑走していくが、もう傾斜はだいぶ緩くなり、連続ターンを決めていく。過去2回の大山滑走でもこのような連続ターンを経験済み。今回は弥山沢の末端付近だけだと思ったが、GPS軌跡を見ると、距離的には苦戦した上部急斜面よりも長いようだ。なにやら声がすると思ったら、右の斜面をシールで登ってくるパーティがいる。どこまで登るんだろう。更に下ると左の七合沢との合流点に出て、トレースがたくさん。たぶん今日のものだろう。トレースに混じって下っていくと、今度はボーダーのグループが登ってくる。雪はベタベタでまったく滑りにくいが、下のスキー場よりはいいのだろう。広場のところは雪が少なく、ダムのところから少し戻って広場に出る。振り返ると、南壁の上には雲がかかり、谷も末端しか見えていなかった。
広場からの下山路は二つあるが、沢沿いの登山道は滑走不可。トレースのついているのは林道沿い。トレースを滑るとスピードが出過ぎるが、雪の上を滑るとちょうどよいスピード。林道のトレースは途中でスキー場に向かうものと大山寺に行くものに別れ、大山寺に向かうが、その道にはスキートレースがなく、途中で道を間違える。GPSのピンクルートはすぐ近くなのだが、そこは灌木斜面と沢で遮られており、少し引き返して大山寺の境内に入り、ピンクルートに合流。境内の道の雪を拾って車道まで滑り、そこで滑走終了。過去2回は大山寺境内に入ったあたりで雪がなくなり、だいぶ歩いた記憶があるが、今回はだいぶ下まで滑れたようだ。登山口近くの駐車場に停めたのも正解だった。このとき橋から見た大山は雲をかぶっていた。
駐車場には係員がいたので、頃合いで駐車代1,000円を支払い、それからスキー場の駐車場の手前にある温泉(豪円湯院)まで歩いてゆく。390円で、大きな露天は熱い湯で、暖まった。
こうして、15年間目標としてきた弥山沢の滑走を達成した。今回は天気はまずまず、雪も柔らかかったが、中段の最大斜度部分ではしりもちをついたり転んだりで、なんとか滑り降りた。あまり楽しめたとはいえない。とはいえ、今日はプレッシャーに耐え、準備を怠らず(ピッケルを忘れたが)、食事も十分とり、訓練の成果も上々だったと思う。チャレンジの最初の年、最初のツアーでうまくいって良かった。
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(2020年2月24日)
松江から鳥取方面に移動しているとき、思いがけず大山を見る。2月20日に登った時は雲がちだったが、この日は青空に真白な雪が映えていた。
夜明け前の駐車場
スキー場の駐車場はどれも開いておらず、結局、登山口近くの駐車場に入れる。もうだいぶ車が入っていて、出かけようとしている人もいる。
大山二合目の表示
ウォークマンをイヤホンで聞き、ヘッドランプを点灯し、車道を少し歩いて夏道に入る。ヘッドランプを明るく照らした人がやってきたので、先に行ってもらう。スキーブーツではそんなに早く歩けない。最初は片方の足は靴底を付けて歩けたが、1合目を過ぎると両足ともつま先でないと歩けなくなる。2合目で最初の休憩をとり、アイゼンを付ける。明るくなったのでヘッドランプもしまう。二人連れが先に行く。
「山の神さん」の案内
*ここには以前、遥拝所があり、登山者が東の尾根から昇る日の出を拝んで登山の安全を祈願していた場所でした。この祠はそれにちなみ、平成3年11月に大山ガイドクラブが再建し、「山の神さん」と呼ばれています。登山中、一休みする場所として親しまれています。
6合目避難小屋
両足つま先の歩行はつらく、立ち止まらずに辛抱して歩き、二人連れが休んでいるところに追いつき、やっと3合目かと思ったら、そこは5合目だった。私は休まずに登り続け、「山の神さん」*を過ぎ、66合目避難小屋のあたりで視界が見えてくる。真上に頂上稜線。思ったよりも狭い範囲に剣ヶ峰と弥山が並んでいる。6合目避難小屋は新しく、見覚えがなかったので、最近建て替えられたのだろう。6合目から7合目までは長く、ずいぶん登ってようやく七合沢の滑走開始点に着く。このときはまったく滑走トレースがない、まっさらな雪の急斜面だった。
見えてきた頂上尾根
頂上稜線はもう高度1,600m。そこからは靴底を付けて歩けるのでえらく楽。しかも何度も立ち止まって写真を撮るので、その間に何人も追いついてきて先に行く。七合沢を過ぎると登山道は稜線のやや西側を通るので、谷を見下ろすことができない。
七合沢
弥山沢
弥山が近づき、頂上小屋の少し手前で弥山沢が少し見えた。滑走開始点はほぼ垂直、その下にはまあまあの広い斜面、その斜面はオーバーハングの先に消え、はるか下に谷底にある広場が見えている。こいつはなかなかだ。
弥山の避難小屋
弥山頂上と剣ヶ峰
まず先に弥山と剣ヶ峰に登らないといけないのだが、うっかりピッケルを忘れてしまった。車には入れてきたのに、なぜか今朝、忘れてしまった。だが、ピッケルストックがあるからなんとかなるだろう。頂上小屋の先に弥山のピークが二つあり、手前のピークのところに侵入禁止の表示がある。それぞれのピークに人が一人。手前のピークには何もない。
剣ヶ峰
GPSを見ると弥山の三角点は奥(東)のピークのようなので、そちらに向かう。こうして、2008年以来、12年ぶりに大山頂上の弥山に到達。そこもすっかり雪で埋まっていて三角点や頂上標識は確認できなかった。剣ヶ峰はいつものあの気高い姿で見えていたが、トレースがついていないようだ。男性が一人、トレースの無い尾根を進んでいたが、ずいぶん苦戦しているようだ。というか慣れた人ではないようだ。あの人を追い越してまでスキー・ブーツでトレースの無いヤセ尾根を行くのは止めておいた方がいいだろう。今日は剣ヶ峰は止めておこう。
烏ヶ山
工事中の避難小屋内部
頂上小屋に戻り、工事中の小屋の中のトイレを使わせてもらい、小屋の外でスキー滑走準備。ゴーグルをつける。ネックウォーマーとスキーグローブは最初から付けていたが、そんなに風も吹いていないのに十分に寒い。小屋の軒に座って内手袋でビスケットを食べ、ホットレモンを飲み干す。小屋の西側のところでスキーを履くとき、流れ止めを付ける。
弥山沢
弥山沢
弥山沢滑走直前
まず弥山沢の入口まで滑走し、滑り込む地点を検分。いやあ、こいつはたいへんそうだ。心の整理をし、決心するまで少し時間がかかる。止めといたほうがいいかな・・・・・・いや、今日止めると、また来なくてはいけなくなる。ここまでちゃんと見えているのだから、今日がチャンスなのだ。しかも雪が積もったのは一昨日だから、今日は雪は大丈夫だろう。ということで、決心する。決心するまで1分もかからなかっただろうが、その間にちょうど登ってきていた男性がやってきて、観客になってくれた。別に頼んだわけではないが、誰かに見られているというのは励みになる。
弥山沢最上部
垂直のところを斜めに滑り込む。なんなく広い斜面に滑り込み、最初の右ターン。広い斜面を大きいターンでゆっくり滑走。すさまじい高揚感。だが、この先はまだまだ長い。何ターンかしたところで停止して写真を撮る。見上げるとさっきの男性がこっちを見ていた。前回、ここを滑った時(2005年だから15年前)、オーバーハングの先が見えないので滑り下りるのを止め、登り返して別山沢を滑ったのだが、今回、そのオーバーハングに滑り込む。
最大斜度斜面
最大斜度斜面を見上げる
狭い部分を抜ける
左右から別の沢筋が合流し、右の沢に入ろうかと思ったが、岩が出ていて滑りにくそうなので止める。行く手の弥山沢はいよいよ急に、しかも狭くなり、緊張感が高まるが、待ってみてもしかたないので左右に1本づつ滑っていく。雪は次第に柔らかくスキーが埋まるようになり、日陰になっているのでスロープの表面が見ずらい。
広場が見えてくる
弥山沢下部の滑走
別山沢・七合沢との合流
今度は慎重に滑走していくが、もう傾斜はだいぶ緩くなり、連続ターンを決めていく。過去2階の大山滑走でもこのような連続ターンを経験済み。今回は弥山沢の末端付近だけだと思ったが、GPS軌跡を見ると、距離的には苦戦した上部急斜面よりも長いようだ。なにやら声がすると思ったら、右の斜面をシールで登ってくるパーティがいる。どこまで登るんだろう。
弥山沢を見上げる
広場直前
林道の滑走
広場からの下山路は二つあるが、沢沿いの登山道は滑走不可。トレースのついているのは林道沿い。トレースを滑るとスピードが出過ぎるが、雪の上を滑るとちょうどよいスピード。林道のトレースは途中でスキー場に向かうものと大山寺に行くものに別れ、大山寺に向かうが、その道にはスキートレースがなく、途中で道を間違える。GPSのピンクルートはすぐ近くなのだが、そこは灌木斜面と沢で遮られており、少し引き返して大山寺の境内に入り、ピンクルートに合流。
大山寺の境内
戻ってきた駐車場
駐車場には係員がいたので、頃合いで駐車代1,000円を支払い、それからスキー場の駐車場の手前にある温泉(豪円湯院)まで歩いてゆく。390円で、大きな露天は熱い湯で、暖まった。
豪円湯院
雲をかぶった大山
こうして、15年間目標としてきた弥山沢の滑走を達成した。今回は天気はまずまず、雪も柔らかかったが、中段の最大斜度部分ではしりもちをついたり転んだりで、なんとか滑り降りた。あまり楽しめたとはいえない。とはいえ、今日はプレッシャーに耐え、準備を怠らず(ピッケルを忘れたが)、食事も十分とり、訓練の成果も上々だったと思う。チャレンジの最初の年、最初のツアーでうまくいって良かった。
(2020年2月24日)
大山
松江から鳥取方面に移動しているとき、思いがけず大山を見る。2月20日に登った時は雲がちだったが、この日は青空に真白な雪が映えていた。
大山
大山
甲ヶ山と大山: 船上山、勝田ヶ山、甲ヶ山、矢筈ヶ山、大山・剣ヶ峰、大山・弥山