大台ヶ原  遊歩道で日出ヶ岳

奈良県  大台ヶ原(日出ヶ岳)1,695m  2008年8月24日

日本百名山、関西百名山

469

西日本の山はどれも

人里のそばにあり

地蔵尊がたくさん

それに古くて狭い道

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大峰山から初めて見たときの大台ヶ原はゆったりとした長大な尾根の姿をしていて、その3年後、最高点の日出ヶ岳へはドライブウェイと遊歩道を伝って簡単に登ることができた。しかし、そのなだらかな最高点の周辺には深い谷と険しい尾根筋が広がっていて、なかなか手ごわい。

(3年後:2008年8月24日)

整備された遊歩道を歩き、途中から山腹の木の階段となり、登りきったところが日出ヶ岳のようだ。階段の途中から青空を背景に頂上の大きな展望台が見えてくる。あっけなく大台ヶ原の最高地点に着く。

展望台に登ってみると、正に360度の展望だが、残念ながらガスで遠景は見えない。遠景同定の写真が置いてあるので、大峰山の峰は確認できた。あのあたりが弥山と八経か。数年前に向こうから大台ヶ原を眺めていたのを思い出す。

遊歩道の整備された日出ヶ岳から大杉谷方面に下り、かつて先人を魅了した大台ヶ原の谷や風景を探す。苔むした堂倉小屋くらいしか過去の面影は見いだせなかったが、いずれ堂倉谷の沢を登ることを心に期し、小雨が降ってきた大台ヶ原を後にする。

(その後)

大台ヶ原の秘峰、桧塚と桧塚奥峰に沢からトライ。ヌタハラ谷に入り、巨大な夫婦滝を見て最初の感激。

ヌタハラ谷は私には難しくて沢通しは無理だったが、左岸に上がると作業道(杣道)がたくさんあり、それを辿って桧塚に到達。やや迷い、苦労した分、感無量だった。

 大峰山から初めて見たときの大台ヶ原はゆったりとした長大な尾根の姿をしていて、その3年後、最高点の日出ヶ岳へはドライブウェイと遊歩道を伝って簡単に登ることができた。しかし、そのなだらかな最高点の周辺には深い谷と険しい尾根筋が広がっていて、なかなか手ごわい。
登りきったところが日出ヶ岳のようだ。階段の途中から青空を背景に頂上の大きな展望台が見えてくる。
林の中の堂倉小屋に着く。苔むした空地の古い木造の小屋。
 ヌタハラ谷の夫婦滝(2010年)
(2008年8月24日)  7:10 駐車場発  7:43 日出ヶ岳  8:17 シャクナゲ平  9:06 堂倉小屋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・片道1時間56分  9:21 堂倉小屋発10:29 シャクナゲ平11:12 日出ヶ岳11:46 駐車場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復4時間36分

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(2008年8月24日)

日出ヶ岳から大杉谷方面に下り堂倉谷を1泊で登る、というのが最初のプラン。難しそうな堂倉谷の下部をカットして、上部のみを登ろうというのが週初めのプランだったが、日帰りだと沢登りそのものも時間的に難しくなるだろう。天気が良ければ一応、沢に入り、下見をして往路を戻ることも考えられる。ということで、とりあえず4時半に奈良を出て、いろんな可能性にフレクシブルに対応していくことにする。場合によっては特割でない飛行機を変更し、1泊することも考えられる。意気込みは夜明けの重い雲でくじけたが、大台ヶ原への車道を登っていくと次第に青空が広がってきた。こいつは晴れるかもしれない。なぎらけんいちの「あの頃のフォークを聞きたい」を聞きながら大駐車場に向かう。フォーク・ブームのときに美空ひばりの曲もあったという話。ドライブウェイから見えたのは辻堂山、三津河落山だろうか。

カーナビ予想7時半のところを6時半に大駐車場に到着。まばらに(しかしかなり多い)車が止めてあり、準備をしたり、歩いたりしている人。大台荘というのがあって、普段着の人たちが歩き回っている。一応、日帰りの沢登りスタイルで行くことにする。ヘルメットはザックの背に付け、ザックカバーをかける。後から来た隣の車も沢登りのようだ。7時過ぎに出発。軽装の登山スタイルの人が行きかう。吊橋が落ちていて大杉谷は下まで抜けられない、とある。しかし、堂倉谷までは大丈夫なようだ。「森の小鳥たち」(*1)という標識。

(*1)森の小鳥たち: 静かに耳をかたむけてみてください。鳥の声が聞こえませんか。大台ヶ原の森には、私たちが日頃みかけない小鳥もいます。夏に渡ってきて、巣作り、子育てをしていくものもいます。この森は小鳥たちの楽園なのです。声が聞こえたら、静かに姿を捜してみましょう。何をしているのかな。・・・・・カケス(ジェー、ジェー)、メボソムシクイ(チュチュリ、チュチュリ、チュチュリ)、ヒガラ(ツツピー、ツツピー、ツツピー)、コマドリ(ヒンカララ)、ルリビタキ(夏季にはピィロロ、ピィルロ、地鳴きはヒッヒッ、カカッ、とかクククとくぐもった声で鳴く)、ミソサザイ(ツェッ、ツェッ、チョツィツィツィツィツーペチルルル)

整備された遊歩道を歩き、途中から山腹の木の階段となり、登りきったところが日出ヶ岳のようだ。階段の途中から青空を背景に頂上の大きな展望台が見えてくる。あっけなく大台ヶ原の最高地点に着く。展望台には二人先客がいて、展望台の下をくぐった先にケルンと一等三角点と山名石標。展望台に登ってみると、正に360度の展望だが、残念ながらガスで遠景は見えない。遠景同定の写真が置いてあるので、大峰山の峰は確認できた。あのあたりが弥山と八経か(*2)。数年前に向こうから大台ヶ原を眺めていたのを思い出す。反対側には富士山や恵那山の同定写真がある(*3)が、こっちは全く見えない。しかし、眼下に広がる大台ヶ原の緑が美しい。

(*2)涅槃岳、天狗山、大日岳、釈迦ヶ岳、孔雀岳、仏生ヶ岳、明星ヶ岳、八剣山(八経ヶ岳)、弥山、行者還岳、和佐又山、大普賢岳、山上ヶ岳、金剛山、葛城山、信貴山、生駒山

(*3)乗鞍岳、御嶽山(御岳)、木曽駒ヶ岳、恵那山、仙丈ヶ岳、間ノ岳、富士山、熊野灘、尾鷲湾

展望台から降りると「日本一の豪雨の山」という説明書きがある(*4)。さっそく大杉谷に向かう。安易に大杉谷に入らぬよう、いくつか注意書きがある。少し痛んできている木で補強した階段を下る。だいぶ下った広い尾根がミネコシというところで、その先のシャクナゲ平というところで堂倉小屋まで2km。日出ヶ岳からは1.2km。粟谷小屋というのもあるようだ。林が濃くなってきて薄暗いシャクナゲ坂を下り、粟谷小屋との分岐があり、林の中の堂倉小屋に着く。苔むした空地の古い木造の小屋。外のベンチで休憩。中には入らず。ここから堂倉滝まで1.5kmとあるが、もう9時を過ぎているので、引返すことにする。昼までに駐車場に戻りたい。その前に小屋の下に見える林道に下りてみる。古い林道で、左右の先は見えない。土倉古道という登山道が斜めに下っている。

(*4)ここでは、1年間に平均4,800mmほどの降水量があります。これは大阪府や奈良市の降水量の3倍以上です。台風シーズンに特に多く、1日に1,000mm(1m)以上降ったという記録もあります。ここに振った水は、3つの川を流れ下り、下流では都市の水道水の一部にもなっています。

シャクナゲ坂とシャクナゲ平の間のあたりで、堂倉谷方面を見下ろす。谷を見下ろすときはいつもそうだが、下界の詳細は全く分からない。沢も見えないし、うっそうと繁る森が広がっており、その間に谷筋が走っている情景。足下は千尋の谷底なのだが、谷底にも森が広がる。沢に下ってみなければ谷の姿は分からない。淡々と尾根道を登る。最後の丸太の急坂を登り、日出ヶ岳に戻る。ガスが濃くなって頂上まで覆ってきている。展望台には誰もいなかったが、向こうの階段を登ってくる団体がいる。少し離れたところに座って休憩。団体さんはワイワイ展望台に登っていったが、ガスで何も見えないだろう。階段を下り、遊歩道を歩いていくと、小雨が降ってきた。やれやれ、沢まで行かなくて正解だったな、と思う。遊歩道には軽装のハイカー。駐車場に着くと、なんとほとんど満車状態。天気は悪いが、大型バスもやってきていて、団体さんが出発しようとしている。雨がふってるのに大変だなあ。着替えをして出発。眺めの悪くなったスカイラインを戻り、ダムのところで案内看板にひかれて入之波温泉というのに向かう。ダムの上を通ってダムの反対側を数km走ったところ。山鳩湯とある。

今回は堂倉小屋までしか行かず、大台ヶ原の魅力の下見程度に終わってしまった。いつか再訪し、堂倉谷を登らねばならない。地道に経験を積み、用具も揃えなければ。

遊歩道の整備された日出ヶ岳から大杉谷方面に下り、かつて先人を魅了した大台ヶ原の谷や風景を探す。苔むした堂倉小屋くらいしか過去の面影は見いだせなかったが、いずれ堂倉谷の沢を登ることを心に期し、小雨が降ってきた大台ヶ原を後にする。

 

(その後)

(2010年9月18-19日:桧塚奥峰)

大台ヶ原の秘峰、桧塚と桧塚奥峰に沢からトライ。ヌタハラ谷に入り、巨大な夫婦滝を見て最初の感激。ヌタハラ谷は私には難しくて沢通しは無理だったが、左岸に上がると作業道(杣道)がたくさんあり、それを辿って桧塚に到達。やや迷い、苦労した分、感無量だった。

(2010年9月21日:池木屋山)

桧塚奥峰と日出ヶ岳の中間にある秘峰、池木屋山に宮ノ谷沿いに登る。滝がたくさんあり、ドッサリ滝という大きな滝の落ち口まで行って見上げてみる。・・・・・・ようやくたどり着いた池木屋山の頂上は、険しい谷とは大違いの穏やかな林の中。

(2017年8月12日:迷岳)

道の駅から西に向かうと、ゆったりと左右に尾根を広げた山が見えてきた。たぶん、あれが迷岳だろう。・・・・・・根性の尾根登りだった。距離は4㎞程度だが、標高差1,100m、更にアップダウンがあり、気を挫けさせる見上げるような垂直に近い難所が7箇所ほど。登り切ってたどり着いた頂上は対照的に穏やかで平穏だった。

辻堂山?

日出ヶ岳から大杉谷方面に下り堂倉谷を1泊で登る、というのが最初のプラン。難しそうな堂倉谷の下部をカットして、上部のみを登ろうというのが週初めのプランだったが、日帰りだと沢登りそのものも時間的に難しくなるだろう。天気が良ければ一応、沢に入り、下見をして往路を戻ることも考えられる。

 三津河落山?

ということで、とりあえず4時半に奈良を出て、いろんな可能性にフレクシブルに対応していくことにする。場合によっては特割でない飛行機を変更し、1泊することも考えられる。意気込みは夜明けの重い雲でくじけたが、大台ヶ原への車道を登っていくと次第に青空が広がってきた。こいつは晴れるかもしれない。なぎらけんいちの「あの頃のフォークを聞きたい」を聞きながら大駐車場に向かう。フォーク・ブームのときに美空ひばりの曲もあったという話。ドライブウェイから見えたのは辻堂山、三津河落山だろうか。

国立公園大台ヶ原の石標

カーナビ予想7時半のところを6時半に大駐車場に到着。まばらに(しかしかなり多い)車が止めてあり、準備をしたり、歩いたりしている人。大台荘というのがあって、普段着の人たちが歩き回っている。一応、日帰りの沢登りスタイルで行くことにする。ヘルメットはザックの背に付け、ザックカバーをかける。後から来た隣の車も沢登りのようだ。7時過ぎに出発。軽装の登山スタイルの人が行きかう。吊橋が落ちていて大杉谷は下まで抜けられない、とある。しかし、堂倉谷までは大丈夫なようだ。

 大台荘

 

大杉谷、通行止めの表示


森の小鳥たち

(*1)静かに耳をかたむけてみてください。鳥の声が聞こえませんか。大台ヶ原の森には、私たちが日頃みかけない小鳥もいます。夏に渡ってきて、巣作り、子育てをしていくものもいます。この森は小鳥たちの楽園なのです。声が聞こえたら、静かに姿を捜してみましょう。何をしているのかな。・・・・・カケス(ジェー、ジェー)、メボソムシクイ(チュチュリ、チュチュリ、チュチュリ)、ヒガラ(ツツピー、ツツピー、ツツピー)、コマドリ(ヒンカララ)、ルリビタキ(夏季にはピィロロ、ピィルロ、地鳴きはヒッヒッ、カカッ、とかクククとくぐもった声で鳴く)、ミソサザイ(ツェッ、ツェッ、チョツィツィツィツィツーペチルルル)

遊歩道


日出ヶ岳への階段


 日出ヶ岳の頂上に向かう

 


日出ヶ岳の頂上

整備された遊歩道を歩き、途中から山腹の木の階段となり、登りきったところが日出ヶ岳のようだ。階段の途中から青空を背景に頂上の大きな展望台が見えてくる。あっけなく大台ヶ原の最高地点に着く。展望台には二人先客がいて、展望台の下をくぐった先にケルンと一等三角点と山名石標。展望台に登ってみると、正に360度の展望だが、残念ながらガスで遠景は見えない。

 日出ヶ岳頂上の展望台

遠景同定の写真が置いてあるので、大峰山の峰は確認できた。あのあたりが弥山と八経か。数年前に向こうから大台ヶ原を眺めていたのを思い出す。反対側には富士山や恵那山の同定写真があるが、こっちは全く見えない。しかし、眼下に広がる大台ヶ原の緑が美しい。

日出ヶ岳の一等三角点


西の方位図

(*2)涅槃岳、天狗山、大日岳、釈迦ヶ岳、孔雀岳、仏生ヶ岳、明星ヶ岳、八剣山(八経ヶ岳)、弥山、行者還岳、和佐又山、大普賢岳、山上ヶ岳、金剛山、葛城山、信貴山、生駒山

釈迦ヶ岳、孔雀岳、仏生ヶ岳?のシルエット


大普賢岳?


日出ヶ岳の南隣にある1,680m峰


 東の方位図

(*3)乗鞍岳、御嶽山(御岳)、木曽駒ヶ岳、恵那山、仙丈ヶ岳、間ノ岳、富士山、熊野灘、尾鷲湾


「日本一の豪雨の山」の案内

(*4)ここでは、1年間に平均4,800mmほどの降水量があります。これは大阪府や奈良市の降水量の3倍以上です。台風シーズンに特に多く、1日に1,000mm(1m)以上降ったという記録もあります。ここに振った水は、3つの川を流れ下り、下流では都市の水道水の一部にもなっています。

堂倉小屋に下る

展望台から降りると「日本一の豪雨の山」という説明書きがある。さっそく大杉谷に向かう。安易に大杉谷に入らぬよう、いくつか注意書きがある。少し痛んできている木で補強した階段を下る。だいぶ下った広い尾根がミネコシというところで、その先のシャクナゲ平というところで堂倉小屋まで2km。日出ヶ岳からは1.2km。粟谷小屋というのもあるようだ。

ミネコシ手前

林が濃くなってきて薄暗いシャクナゲ坂を下り、粟谷小屋との分岐があり、林の中の堂倉小屋に着く。苔むした空地の古い木造の小屋。外のベンチで休憩。中には入らず。ここから堂倉滝まで1.5kmとあるが、もう9時を過ぎているので、引返すことにする。昼までに駐車場に戻りたい。その前に小屋の下に見える林道に下りてみる。古い林道で、左右の先は見えない。土倉古道という登山道が斜めに下っている。

ミネコシの標識


シャクナゲ平の標識


シャクナゲ坂


堂倉小屋

シャクナゲ坂とシャクナゲ平の間のあたりで、堂倉谷方面を見下ろす。谷を見下ろすときはいつもそうだが、下界の詳細は全く分からない。沢も見えないし、うっそうと繁る森が広がっており、その間に谷筋が走っている情景。足下は千尋の谷底なのだが、谷底にも森が広がる。沢に下ってみなければ谷の姿は分からない。

 土倉古道の標識

 淡々と尾根道を登る。最後の丸太の急坂を登り、日出ヶ岳に戻る。ガスが濃くなって頂上まで覆ってきている。展望台には誰もいなかったが、向こうの階段を登ってくる団体がいる。少し離れたところに座って休憩。団体さんはワイワイ展望台に登っていったが、ガスで何も見えないだろう。階段を下り、遊歩道を歩いていくと、小雨が降ってきた。

栗谷小屋と土倉古道の標識

やれやれ、沢まで行かなくて正解だったな、と思う。遊歩道には軽装のハイカー。駐車場に着くと、なんとほとんど満車状態。天気は悪いが、大型バスもやってきていて、団体さんが出発しようとしている。雨がふってるのに大変だなあ。


林道

着替えをして出発。眺めの悪くなったスカイラインを戻り、ダムのところで案内看板にひかれて入之波温泉というのに向かう。ダムの上を通ってダムの反対側を数km走ったところ。山鳩湯とある。

今回は堂倉小屋までしか行かず、大台ヶ原の魅力の下見程度に終わってしまった。いつか再訪し、堂倉谷を登らねばならない。地道に経験を積み、用具も揃えなければ。

山鳩湯

遊歩道の整備された日出ヶ岳から大杉谷方面に下り、かつて先人を魅了した大台ヶ原の谷や風景を探す。苔むした堂倉小屋くらいしか過去の面影は見いだせなかったが、いずれ堂倉谷の沢を登ることを心に期し、小雨が降ってきた大台ヶ原を後にする。

(2005年11月5日)

 八経ヶ岳から見る大台ヶ原

(2010年9月)

 ヌタハラ谷の夫婦滝(桧塚奥峰への途上)

大台ヶ原の秘峰、桧塚と桧塚奥峰に沢からトライ。ヌタハラ谷に入り、巨大な夫婦滝を見て最初の感激。

 桧塚奥峰頂上から見る桧塚

ヌタハラ谷は私には難しくて沢通しは無理だったが、左岸に上がると作業道(杣道)がたくさんあり、それを辿って桧塚に到達。やや迷い、苦労した分、感無量だった。

宮ノ谷のドッサリ滝(池木屋山への途上)

桧塚奥峰と日出ヶ岳の中間にある秘峰、池木屋山に宮ノ谷沿いに登る。滝がたくさんあり、ドッサリ滝という大きな滝の落ち口まで行って見上げてみる。

池木屋山の頂上

ようやくたどり着いた池木屋山の頂上は、険しい谷とは大違いの穏やかな林の中。

(2017年8月)

 迷岳

道の駅から西に向かうと、ゆったりと左右に尾根を広げた山が見えてきた。たぶん、あれが迷岳だろう。

迷岳の頂上

根性の尾根登りだった。距離は4㎞程度だが、標高差1,100m、更にアップダウンがあり、気を挫けさせる見上げるような垂直に近い難所が7箇所ほど。登り切ってたどり着いた頂上は対照的に穏やかで平穏だった。