八甲田・硫黄岳、石倉岳 八甲田3山周遊
青森県 硫黄岳1,360m、石倉岳1,202m 小岳1,478m 2004年1月25日
名無岳1,338m 2005年1月15日
(硫黄岳、石倉岳、小岳)青森110山
363
出典:名無岳 山と渓谷「八甲田・八幡平・秋田駒を歩く」p122 1999年初版仙人岱ヒュッテ前にはスキーが立ち並んでいるが、寄らずに硫黄岳に向かう。ガスで霞んでいるが一応見えている。麓まで滑って行き、シールは着けずに歩いて登る。
硫黄岳頂上にはスキーの跡があり、周囲は急斜面。ガスで下は見えない。ここは安全を期して西側に降りていく。樹氷帯になっているが、途中までは快適な滑走。南側に回り込んで滑っていく。
ようやく左手に石倉岳と思われるトゲトゲの峰が見えてきた。麓までもう少しのところで石倉岳の頂上にカモシカが現れた。最初はクマかと思ったが、振り向いてこちらを見ている姿はカモシカである。デジカメに撮ろうと思ったが、向こう側に姿を消してしまった。
ようやく石倉岳頂上着。結構苦労した。まわりにはカモシカの足跡があり、先を越されたという感じ。103号線がこの下のあたりだと思って探すと、(傘松峠のと思われる)道路標識が見える。
遅くなったのでさっそく西側目指して樹氷のなかを滑る。しばらく行くと人の歩いた跡にぶつかり、やがて103号線と思しきところに出る。16時前に八甲田ホテル付近の駐車場に到着。すぐ手前は地獄沼で、湯気が吹き上げている。長い一日だった。カモシカに先を越された石倉岳。
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名無岳は仙人岱の入口にある1,338m峰で、酸ヶ湯登山口駐車場付近から硫黄岳と並んだ姿が見える。遠目には目立たないピーク。
出典 名無岳: 山と渓谷社「八甲田・八幡平・秋田駒を歩く」p122 1999年初版
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昨日よりは天気良さそうなのでロープウェイは動くだろうと思い出かけたが、橋の上に出るとなんと八甲田が見えている。青空はほとんど無いが、大岳や高田大岳は見えている。萱野茶屋まで登ると大岳は見えなくなったが前岳はしっかり見えている。とりあえず酸ヶ湯まで行く。そこからも大岳はかすんでいたが、先週よりはよく見えている。酸ヶ湯駐車場に停め、準備をして出発。道路をシールで登って行く人。外国人夫婦らしいワカン組。建物を通って行ったが、雪が深くて登れない。途中でスキーを履く。
10:00出発。日が射しており、櫛ヶ峰が美しく見えている。上着を脱いで腰に巻いていく。風も無いので寒くない。10:45地獄湯ノ沢着。先週よりも雪が深くなっている感じ。一瞬大岳が見えるが、すぐガスに隠れる。11:18仙人岱。大岳山頂は見えないが、小岳は見えている。振り返ると名無岳。右手には仙人岱ヒュッテ。その向こうに硫黄岳。ヒュッテと硫黄岳はほぼ同じ高さ。踏み跡は環状ルートでなく、小岳に続いているようだ。小岳へは大勢のパーティが向かっているのが見える。樹氷帯の上に頂上丘が丸く乗っているが、まさに頂上に到着しようとしている人の列。大岳の途中にも登山者。
12:03小岳頂上。一瞬、高田大岳が見えたが、すぐにガスに隠れてしまう。頂上の雪台のかげでビールを飲みながら待ったが、ガスは晴れず。少し先で待っていた人たちも諦めて戻り出す。ガイドでは南側を巻いて降りるように書いてあったが、視界が悪いので元の道を戻る。昨日とは全然違う軽い新雪。雪の白さで高低が分からず、木の根本の雪庇に突っ込む。調子に乗ってはいけない。
12:32仙人岱ヒュッテ前。スキーが立ち並んでいるが、寄らずに硫黄岳に向かう。ガスで霞んでいるが一応見えている。麓まで滑って行き、シールは着けずに歩いて登る。さっき小岳の頂上でシールを取るとき、手が猛烈にかじかんだのがいやだったんだろう。東斜面に一本滑った跡があったが、どちらから登ったんだろう。雪は比較的固いので、2~3歩づつスキーを持ち上げながら登る。休み休みとなるので、やはりシールを着けた方がいくらか早かったかもしれない。頂上にやっと着いたと思ったら、南側の先の方が高そうなのでそちらまで歩く。ガスが濃くなり、南峰までいくと北峰は見えない。登っている途中まで仙人岱ヒュッテと外にいる人が見えていたが、途中から見えなくなった。
13:24硫黄岳(南峰)着。スキーの跡があり、周囲は急斜面。ガスで下は見えない。南に降りれば石倉岳なんだろうが、ここは安全を期して西側に降りていく。樹氷帯になっているが、途中までは快適な滑走。途中から視界が開け、横岳が目に入る。右側に八甲田ホテルらしき建物群。真正面の横岳の手前の対岸が石倉岳かなと思ったが、地図を見るとどうも迷岳というやつらしい。南側に回り込んで滑っていく。
ようやく左手に石倉岳と思われるトゲトゲの峰が見えてきた。樹氷のなかを登ったり降りたりして麓まで行く。南北に長い峰だが、北側が一番高いようだ。麓までもう少しのところで石倉岳の頂上にカモシカが現れた。最初はクマかと思ったが、振り向いてこちらを見ている姿はカモシカである。デジカメに撮ろうと思ったが、向こう側に姿を消してしまった。登り出してからも鳴声が聞こえるので熊鈴を付ける。ここでもシールをつけようかと思ったが、わずかな登りなのでシールなしで登る。ここは雪がやわらかく、歩いては登れない。スキーの横登り。
14:39頂上着。結構苦労した。まわりにはカモシカの足跡があり、先を越されたという感じ。途中、硫黄岳に登っている人が見えたが、山頂はガスで見えない。櫛ヶ峰や横岳も山頂部は見えないが、赤倉とその向いの矢櫃山だけは見えている。(といっても、そのうちに見えなくなってしまった)南側まで滑っていって写真に撮る。103号線がこの下のあたりだと思って探すと、除雪していないので道が見えるはずもなく、林のなかの雪の帯になっており、(傘松峠のと思われる)道路標識が見える。
遅くなったのでさっそく西側目指して樹氷のなかを滑る。しばらく行くと人の歩いた跡にぶつかる。ワカンだが、さっき登っていた人なんだろう。これで助かったと思ってその跡をたどって滑る。方向としては南西すぎるが、とにかく戻れることが肝心。最初は快適な滑走だったが、やがて平坦になり、歩くはめになる。15:22、103号線と思しきところに出る。踏み跡は真っ直ぐ道沿いに西に向かっている。八甲田ホテルに出るのだろうと歩く。わずかな下りを滑るが、ほとんどは歩き。15:55八甲田ホテル付近の駐車場に到着。すぐ手前は地獄沼で、湯気が吹き上げている。バスが行き交っているので、スキーを担いで歩く。酸ヶ湯に着き、16:11酸ヶ湯出発。長い一日だった。カモシカに先を越された石倉岳。
スタート地点(車道の雪の土手の上のトレース)
昨日よりは天気良さそうなのでロープウェイは動くだろうと思い出かけたが、橋の上に出るとなんと八甲田が見えている。青空はほとんど無いが、大岳や高田大岳は見えている。萱野茶屋まで登ると大岳は見えなくなったが前岳はしっかり見えている。とりあえず酸ヶ湯まで行く。そこからも大岳はかすんでいたが、先週よりはよく見えている。酸ヶ湯駐車場に停め、準備をして出発。道路をシールで登って行く人。外国人夫婦らしいワカン組。建物を通って行ったが、雪が深くて登れない。途中でスキーを履く。
名無岳と硫黄岳(2003年3月16日)
名無岳は仙人岱の入口にある1,338m峰で、酸ヶ湯登山口駐車場付近から硫黄岳と並んだ姿が見える。遠目には目立たないピーク。
出典 名無岳: 山と渓谷社「八甲田・八幡平・秋田駒を歩く」p122 1999年初版
櫛ヶ峰
10:00出発。日が射しており、櫛ヶ峰が美しく見えている。上着を脱いで腰に巻いていく。風も無いので寒くない。10:45地獄湯沢着。先週よりも雪が深くなっている感じ。一瞬大岳が見えるが、すぐガスに隠れる。11:18仙人岱。大岳山頂は見えないが、小岳は見えている。振り返ると名無岳。右手には仙人岱ヒュッテ。その向こうに硫黄岳。ヒュッテと硫黄岳はほぼ同じ高さ。踏み跡は環状ルートでなく、小岳に続いているようだ。小岳へは大勢のパーティが向かっているのが見える。樹氷帯の上に頂上丘が丸く乗っているが、まさに頂上に到着しようとしている人の列。大岳の途中にも登山者。
逆川岳と横岳
地獄湯ノ沢
小岳
名無岳頂上から岩木山(2015年1月15日)
名無岳(2010年2月27日)
硫黄岳(2013年3月17日)
硫黄岳と仙人岱ヒュッテ
小岳と登山者
小岳の頂上間近
12:03小岳頂上。一瞬、高田大岳が見えたが、すぐにガスに隠れてしまう。頂上の雪台のかげでビールを飲みながら待ったが、ガスは晴れず。少し先で待っていた人たちも諦めて戻り出す。ガイドでは南側を巻いて降りるように書いてあったが、視界が悪いので元の道を戻る。昨日とは全然違う軽い新雪。雪の白さで高低が分からず、木の根本の雪庇に突っ込む。調子に乗ってはいけない。
高田大岳
仙人岱ヒュッテ
12:32仙人岱ヒュッテ前。スキーが立ち並んでいるが、寄らずに硫黄岳に向かう。ガスで霞んでいるが一応見えている。麓まで滑って行き、シールは着けずに歩いて登る。さっき小岳の頂上でシールを取るとき、手が猛烈にかじかんだのがいやだったんだろう。東斜面に一本滑った跡があったが、どちらから登ったんだろう。雪は比較的固いので、2~3歩づつスキーを持ち上げながら登る。休み休みとなるので、やはりシールを着けた方がいくらか早かったかもしれない。頂上にやっと着いたと思ったら、南側の先の方が高そうなのでそちらまで歩く。ガスが濃くなり、南峰までいくと北峰は見えない。登っている途中まで仙人岱ヒュッテと外にいる人が見えていたが、途中から見えなくなった。
硫黄岳(2015年4月4日)
硫黄岳
小岳と高田大岳
硫黄岳頂上
13:24硫黄岳(南峰)着。スキーの跡があり、周囲は急斜面。ガスで下は見えない。南に降りれば石倉岳なんだろうが、ここは安全を期して西側に降りていく。樹氷帯になっているが、途中までは快適な滑走。途中から視界が開け、横岳が目に入る。右側に八甲田ホテルらしき建物群。真正面の横岳の手前の対岸が石倉岳かなと思ったが、地図を見るとどうも迷岳というやつらしい。南側に回り込んで滑っていく。
石倉岳
ようやく左手に石倉岳と思われるトゲトゲの峰が見えてきた。樹氷のなかを登ったり降りたりして麓まで行く。南北に長い峰だが、北側が一番高いようだ。麓までもう少しのところで石倉岳の頂上にカモシカが現れた。最初はクマかと思ったが、振り向いてこちらを見ている姿はカモシカである。デジカメに撮ろうと思ったが、向こう側に姿を消してしまった。登り出してからも鳴声が聞こえるので熊鈴を付ける。ここでもシールをつけようかと思ったが、わずかな登りなのでシールなしで登る。ここは雪がやわらかく、歩いては登れない。スキーの横登り。
南八甲田・赤倉岳
石倉岳頂上(奥は南八甲田・赤倉岳)
14:39頂上着。結構苦労した。まわりにはカモシカの足跡があり、先を越されたという感じ。途中、硫黄岳に登っている人が見えたが、山頂はガスで見えない。櫛ヶ峰や横岳も山頂部は見えないが、赤倉とその向いの矢櫃山だけは見えている。(といっても、そのうちに見えなくなってしまった)南側まで滑っていって写真に撮る。103号線がこの下のあたりだと思って探すと、除雪していないので道が見えるはずもなく、林のなかの雪の帯になっており、(傘松峠のと思われる)道路標識が見える。
雪の傘松峠付近
傘松峠(上の拡大)
傘松峠から石倉岳(2015年4月26日)
西側から見る石倉岳
遅くなったのでさっそく西側目指して樹氷のなかを滑る。しばらく行くと人の歩いた跡にぶつかる。ワカンだが、さっき登っていた人なんだろう。これで助かったと思ってその跡をたどって滑る。方向としては南西すぎるが、とにかく戻れることが肝心。最初は快適な滑走だったが、やがて平坦になり、歩くはめになる。15:22、103号線と思しきところに出る。踏み跡は真っ直ぐ道沿いに西に向かっている。八甲田ホテルに出るのだろうと歩く。わずかな下りを滑るが、ほとんどは歩き。15:55八甲田ホテル付近の駐車場に到着。すぐ手前は地獄沼で、湯気が吹き上げている。バスが行き交っているので、スキーを担いで歩く。酸ヶ湯に着き、16:11酸ヶ湯出発。長い一日だった。カモシカに先を越された石倉岳。
石倉岳の岩斜面(上の拡大)
石倉岳と硫黄岳(2004年4月4日)
雪のR103