イワオヌプリ 

ミニ・ツアーとパウダー

北海道・道央  最高点1,116m、頂上標識点1,110m  2010年1月9日

北海道百名山、北海道雪山ガイド

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正面のピークは頂上の手前の1,060mで、その斜面の途中に大きな岩が二つある。手前の岩まで登ったところで更に左に巻くことにする。

西側まで巻くと正面に小イワオ(西峰1,039m)が見える。背後にニトヌプリの二つの丸いピーク。ニトヌプリの向こうにチセヌプリが白く光る。

とりあえず1,110m頂上標識のところへ行くと、スキートレースが残っている。東にはニセコアンヌプリの二つのピークが重なって見えている。雪がびっしり付いて、もとの形はさっぱりの頂上標識。

まだ時間もあるということで、斜面に滑り込んで北側から東最高点を目指す。こんなことならシールを外すべきではなかったが、こうなってはしかたない。

割と緩い斜面をシールなしで登り、なんとかイワオヌプリ最高点1,116mまで登り、ストックを立てる。東は谷になっていてその向こうにニセコアンヌプリ。

1,060mピークの下の岩のところから連続ターンで890mコルまで滑る。上はクラストしていたが、下はパウダー。快調に連続ターンを刻むが、最後のところの急斜面が見えず、尻もちフィニッシュ。やれやれ。

南東斜面の灌木パウダーから無木立斜面に出て、最後は連続ショートターンを決め、駐車場標識のところに滑り込む。まずまずのターントレース。背後には青空にイワオヌプリが白く見えていた。

 最後は連続ショートターンを決め、駐車場標識のところに滑り込む。背後には青空にイワオヌプリが白く見えていた。
 北側の視界がひらけ、ワイスホルンが見える。なだらかな双耳峰。
 とりあえず1,110m頂上標識のところへ行く。雪がびっしり付いて、もとの形はさっぱりの頂上標識。
 灌木パウダーから無木立斜面に出て、最後は連続ショートターンを決め、駐車場標識のところに滑り込む。
  7:47 五色温泉・駐車地点発  8:21 尾根取付き  8:43 894mピーク  9:00 コル  9:36 1,060mピーク  9:48 イワオヌプリ頂上標識1,110m10:10 シール外す10:39 イワオヌプリ最高点1,116m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り2時間52分11:07 イワオヌプリ頂上標識1,110m11:18 コル11:43 尾根取付き点(雪の車道)11:47 五色温泉・駐車地点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復4時間0分

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月曜は晴れるとの予報でフェリーとホテルを予約し、金曜の夜の便に乗る。この時間だとアスパムもベイブリッジも照明を灯している。ビルゴの2階船倉へ。そこそこ入っている。コンビニで980円で買ったハリーポッターを見る。道は雪がついていて、遅いトラックの後についていたが、後ろから来た早いトラックに次々に抜かれる。冬で凍っていても相変わらず80km。高速が八雲から落部まで延びていたが、ガソリンを入れてなかったので、八雲まで下を走ってガソリンを入れてから高速に乗る。長万部で高速を降り、黒松内を通ってニセコに向かう。

そのままだと5時頃にニセコに着きそうなので、道の駅で仮眠をとり、更に駐車スペースに入ってもう一度仮眠。起きると明るくなっていた。蘭越のコンビニで朝食とランチにお茶を買い、テルモスに入れる。この日の予報は曇時々雪で、1時間半程度で登れそうなイワオヌプリに向かうが、空は曇っているものの、稜線は見えていて登れそうである。チセ・スキー場の前を通り、五色温泉への右折のところで車が停めてある。ニトヌプリの登山口だが、チセに登る人もいるようだ。チセヌプリとニトヌプリは時々ぼんやり見えている。時折雪が降る天気だが、五色温泉の先の除雪終了地点に着き、準備をして出発。1年ぶりのシールがなかなかはがれない。

除雪終点の壁をスキーを履いたままで無理やり登り、雪の車道を歩く。昨年5月以来だから8ヶ月ぶり。五色温泉は古い建物で、朝8時のせいか動きは無し。イワオヌオプリの頂上は見えていないが、右手にぼんやりニセコアンヌプリが見えている。北雪ガイドによると、真正面の斜面を避け、東よりから894mピークに上がり、そこから西に巻き、1,060mピークに登るS字のルートとなる。車道の先に駐車場の標識があり、そこから左手の斜面(南東斜面)に向かう。ビンディングを立て、直登からキックターン。上まで上がるとクラストしている部分。背後には五色温泉の建物。斜面が緩くなって林に入り、正面の894mピーク尾根の向こうにイワオヌプリの頂上(1,060mピーク)が見えてくる。近いけどまだあるなあ。間には浅い谷があり、西側から回っていくしかない。ところどころにトレースのなごりがあり、登っている人がいるようだ。

西周りに尾根を歩いていくと、やがてイワオヌプリの頂上部分の麓(890mコル)にでる。正面のピークは頂上の手前の1,060mで、その斜面の途中に大きな岩が二つある。手前の岩まで登ったところで更に左に巻くことにする。このまま登れないこともないがクラストするときつくなるだろう。巻いて行くと一瞬青空。西側まで巻くと正面に小イワオ(西峰1,039m)が見える。本峰とはつながっていない。そこから斜面を登る。大きな岩に侵入禁止の黄色いテープが巻いてある。クラストしてくるが、岩の出ているところに入って登る。背後にニトヌプリの二つの丸いピーク。ニトヌプリの向こうにチセヌプリが白く光る。

1,060mピークは強風で、ストックが斜めになっているが、青空も見えており、その下にイワオヌプリの頂上部分が初めて見える。しかし、どこが頂上なのかは分からない。頂上尾根はクラストしていて、夏道の赤ペンキらしきのがある。頂上は「く」の字と円が並んだような形で、「く」の字の端に氷結した頂上標識がある。もっと高いところが少なくとも「く」の字の上端と、右の円の中心部分にある。どっちが最高点1,116mピークだろう。とりあえず1,110m頂上標識のところへ行くと、スキートレースが残っている。東の斜面に向かっているが、こっちから登ってきたのだろうか。東にはニセコアンヌプリの二つのピークが重なって見えている。雪がびっしり付いて、もとの形はさっぱりの頂上標識。

「く」の字を北に向かい、最高点を探す。「く」の字の中心あたりに氷結した岩がいくつかあり、そこでストックを立ててみたが、どうも違う。更に北に向かい、いったんコルに降り、北の最高点(1,115m?)に達すると、北側の視界がひらけ、ワイスホルンが見える。なだらかな双耳峰。(翌日登り、滑った斜面が見えていた。)北最高点の北側を一回りし、シールを外す。ところがここで左のスキーアイゼンが無いことに気づく。どこかで落としたらしい。北側を歩いて一回りしたが見当たらない。しかたない、探しながらおりてみよう。コルに滑り込み、南側に登り返す。ここでマップを取出して最高点を確認するが、どうも東に見えているピークが最高点のようだ。まだ時間もあるということで、斜面に滑り込んで北側から東最高点を目指す。こんなことならシールを外すべきではなかったが、こうなってはしかたない。

割と緩い斜面をシールなしで登り、最後は岩まじりのことろをバランスを取りながら行くと、突然足元がスキーごと崩れる。下には笹。このあたりは風が強く、雪の積もりが浅いのだろう。なんとかイワオヌプリ最高点1,116mまで登り、ストックを立てる。東は谷になっていてその向こうにニセコアンヌプリ。さあ、帰ろう。しかしこのときから吹雪になり、視界が無くなる。西の頂上尾根との間のコルに滑り込み、そこから斜めに登るが、方向が分からない。一番低そうなところに登りつくとトレース発見。やれやれ、どうやら北最高点とのコルのようなので南に向けて更に登る。しかし、登った先の岩の先が急な下りになっている。こんな下りはなかったはず。何度もぐるぐる回り、ようやく正しいルートを見つけ、頂上標識に向かう。このとき、1,060mピークのあたりに人影が見える。やっぱり登っている人がいるのだ。

頂上標識のところに再度着くが、視界は良くならず、帰路につく。アイスバーンの斜面を1,060mピークに滑り込む。この頃はまだ無くしたスキーアイゼンを探していた。さっき見えた団体はまだいて、どうやら1,060mピークの南東斜面に滑り込んでいるようだ。「頂上はどうでした」と聞かれ、「今は何も見えない」と答える。どうやらパウダー斜面を滑っているようだが、スキーアイゼンを探さないといけないので、元来たルートを戻る。岩の間を探しながら行くが、傾斜がきつくなるともう岩の間は滑れない。途中で諦め、雪斜面を滑る。トラバースしていって二つの岩のあたりに来ると、下にさっきのパーティがいる。回り込んで戻ってきたようだ。1,060mピークの下の岩のところから連続ターンで890mコルまで滑る。上はクラストしていたが、下はパウダー。快調に連続ターンを刻むが、最後のところの急斜面が見えず、尻もちフィニッシュ。やれやれ。

傾斜がなくなり、太くなったトレースを行き、途中で止まっているパーティを追い越し、緩い登りをゆっくり登り、ようやく下り斜面となる。振り返ると1,060mピークが見えており、その下をパーティが歩いている。緩い尾根斜面を滑り、車道正面斜面のひとつ手前のところでザックを下ろして休憩。お茶を飲む。下は急斜面になっていて、左下には五色温泉が見えている。駐車地点の車が見え、車道を歩いている人が見えている。その人はこちらへは来ず、ニセコアンヌプリの方へ行ったようだ。スキーを着け、尾根をややトラバースして南東斜面まで滑る。すると青空が見えてきて、ニセコアンヌプリの白い頂上が見えてくる。南東斜面の手前に南西に下る急斜面があり、少し滑ってみるが、雪崩そうなので途中で左の林に入る。パーティがさっきの休憩場所に来ていて、その下の急斜面を滑っているようだ。雪崩は大丈夫かな。

南東斜面の灌木パウダーから無木立斜面に出て、最後は連続ショートターンを決め、駐車場標識のところに滑り込む。まずまずのターントレース。車道にはパーティのトレースが残っていて、それを辿る。自分のトレースはもう埋もれていて、さっきの人のトレースは東側にある。背後には青空にイワオヌプリが白く見えていた。頂上部分は見えていないようだ。駐車地点に滑り込み、車に乗り込む。二人ほど歩いている人がいたが、観光客のようだった。五色温泉の泊り客だろう。まだ昼だが、ホテルに向かう。どこか下見に行くべきだったかもしれないが。このときはとにかく休みたかった。ホテルようていは直線では近いのだが、五色温泉の先は除雪してないので大回りして向かう。ニセコスキー場の前を通っていく。右手に昆布岳が見えているが、羊蹄山は見えていない。コンビニで食料と飲み物を買い込み、羊蹄山の登山口(比羅夫口)の前を通って倶知安市街に入り、ホテルに到着。14時からだ、と言いながらも部屋を用意してくれた。露天風呂につかり、部屋に戻ってテレビを見ながらビールを飲む。窓の外をスキーヤーが走っている。たぶんレースかな。久し振りのスキー登山。1月で天気は良くなかったが、ニセコは登りやすいようだ。頂上まで行けて、パウダーも楽しめ、良かった。

道の駅マップ

月曜は晴れるとの予報でフェリーとホテルを予約し、金曜の夜の便に乗る。この時間だとアスパムもベイブリッジも照明を灯している。ビルゴの2階船倉へ。そこそこ入っている。コンビニで980円で買ったハリーポッターを見る。道は雪がついていて、遅いトラックの後についていたが、後ろから来た早いトラックに次々に抜かれる。冬で凍っていても相変わらず80km。高速が八雲から落部まで延びていたが、ガソリンを入れてなかったので、八雲まで下を走ってガソリンを入れてから高速に乗る。長万部で高速を降り、黒松内を通ってニセコに向かう。

チセヌプリ・スキー場

そのままだと5時頃にニセコに着きそうなので、道の駅で仮眠をとり、更に駐車スペースに入ってもう一度仮眠。起きると明るくなっていた。蘭越のコンビニで朝食とランチにお茶を買い、テルモスに入れる。この日の予報は曇時々雪で、1時間半程度で登れそうなイワオヌプリに向かうが、空は曇っているものの、稜線は見えていて登れそうである。チセ・スキー場の前を通り、五色温泉への右折のところで車が停めてある。ニトヌプリの登山口だが、チセに登る人もいるようだ。チセヌプリとニトヌプリは時々ぼんやり見えている。時折雪が降る天気だが、五色温泉の先の除雪終了地点に着き、準備をして出発。1年ぶりのシールがなかなかはがれない。

ニセコアンヌプリ

駐車地点

除雪終点の壁をスキーを履いたままで無理やり登り、雪の車道を歩く。昨年5月以来だから8ヶ月ぶり。五色温泉は古い建物で、朝8時のせいか動きは無し。イワオヌオプリの頂上は見えていないが、右手にぼんやりニセコアンヌプリが見えている。北雪ガイドによると、真正面の斜面を避け、東よりから894mピークに上がり、そこから西に巻き、1,060mピークに登るS字のルートとなる。車道の先に駐車場の標識があり、そこから左手の斜面(南東斜面)に向かう。ビンディングを立て、直登からキックターン。上まで上がるとクラストしている部分。背後には五色温泉の建物。斜面が緩くなって林に入り、正面の894mピーク尾根の向こうにイワオヌプリの頂上(1,060mピーク)が見えてくる。近いけどまだあるなあ。間には浅い谷があり、西側から回っていくしかない。ところどころにトレースのなごりがあり、登っている人がいるようだ。

シラカバ

雪に埋まった駐車場

984mピーク付近

西周りに尾根を歩いていくと、やがてイワオヌプリの頂上部分の麓(890mコル)にでる。正面のピークは頂上の手前の1,060mで、その斜面の途中に大きな岩が二つある。手前の岩まで登ったところで更に左に巻くことにする。このまま登れないこともないがクラストするときつくなるだろう。巻いて行くと一瞬青空。西側まで巻くと正面に小イワオ(西峰1,039m)が見える。本峰とはつながっていない。そこから斜面を登る。大きな岩に侵入禁止の黄色いテープが巻いてある。クラストしてくるが、岩の出ているところに入って登る。背後にニトヌプリの二つの丸いピーク。ニトヌプリの向こうにチセヌプリが白く光る。

1,060mピーク

イワオヌプリ西峰1,039m

時たま青空

ニトヌプリとチセヌプリ

五色温泉

イワオヌプリ頂上標識ピーク1,110m

イワオヌプリ頂上標識

1,060mピークは強風で、ストックが斜めになっているが、青空も見えており、その下にイワオヌプリの頂上部分が初めて見える。しかし、どこが頂上なのかは分からない。頂上尾根はクラストしていて、夏道の赤ペンキらしきのがある。頂上は「く」の字と円が並んだような形で、「く」の字の端に氷結した頂上標識がある。もっと高いところが少なくとも「く」の字の上端と、右の円の中心部分にある。どっちが最高点1,116mピークだろう。とりあえず1,110m頂上標識のところへ行くと、スキートレースが残っている。東の斜面に向かっているが、こっちから登ってきたのだろうか。東にはニセコアンヌプリの二つのピークが重なって見えている。雪がびっしり付いて、もとの形はさっぱりの頂上標識。

ニセコアンヌプリとイワオヌプリ頂上標識

火口底

ワイスホルン

「く」の字を北に向かい、最高点を探す。「く」の字の中心あたりに氷結した岩がいくつかあり、そこでストックを立ててみたが、どうも違う。更に北に向かい、いったんコルに降り、北の最高点(1,115m?)に達すると、北側の視界がひらけ、ワイスホルンが見える。なだらかな双耳峰。(翌日登り、滑った斜面が見えていた。)北最高点の北側を一回りし、シールを外す。ところがここで左のスキーアイゼンが無いことに気づく。どこかで落としたらしい。北側を歩いて一回りしたが見当たらない。しかたない、探しながらおりてみよう。コルに滑り込み、南側に登り返す。ここでマップを取出して最高点を確認するが、どうも東に見えているピークが最高点のようだ。まだ時間もあるということで、斜面に滑り込んで北側から東最高点を目指す。こんなことならシールを外すべきではなかったが、こうなってはしかたない。

イワオヌプリ最高点

割と緩い斜面をシールなしで登り、最後は岩まじりのことろをバランスを取りながら行くと、突然足元がスキーごと崩れる。下には笹。このあたりは風が強く、雪の積もりが浅いのだろう。なんとかイワオヌプリ最高点1,116mまで登り、ストックを立てる。東は谷になっていてその向こうにニセコアンヌプリ。さあ、帰ろう。しかしこのときから吹雪になり、視界が無くなる。西の頂上尾根との間のコルに滑り込み、そこから斜めに登るが、方向が分からない。一番低そうなところに登りつくとトレース発見。やれやれ、どうやら北最高点とのコルのようなので南に向けて更に登る。しかし、登った先の岩の先が急な下りになっている。こんな下りはなかったはず。何度もぐるぐる回り、ようやく正しいルートを見つけ、頂上標識に向かう。このとき、1,060mピークのあたりに人影が見える。やっぱり登っている人がいるのだ。

イワオヌプリ最高点(1,116m)

ロシニュールB2

滑走

頂上標識のところに再度着くが、視界は良くならず、帰路につく。アイスバーンの斜面を1,060mピークに滑り込む。この頃はまだ無くしたスキーアイゼンを探していた。さっき見えた団体はまだいて、どうやら1,060mピークの南東斜面に滑り込んでいるようだ。「頂上はどうでした」と聞かれ、「今は何も見えない」と答える。どうやらパウダー斜面を滑っているようだが、スキーアイゼンを探さないといけないので、元来たルートを戻る。岩の間を探しながら行くが、傾斜がきつくなるともう岩の間は滑れない。途中で諦め、雪斜面を滑る。トラバースしていって二つの岩のあたりに来ると、下にさっきのパーティがいる。回り込んで戻ってきたようだ。1,060mピークの下の岩のところから連続ターンで890mコルまで滑る。上はクラストしていたが、下はパウダー。快調に連続ターンを刻むが、最後のところの急斜面が見えず、尻もちフィニッシュ。やれやれ。

灌木パウダー

傾斜がなくなり、太くなったトレースを行き、途中で止まっているパーティを追い越し、緩い登りをゆっくり登り、ようやく下り斜面となる。振り返ると1,060mピークが見えており、その下をパーティが歩いている。緩い尾根斜面を滑り、車道正面斜面のひとつ手前のところでザックを下ろして休憩。お茶を飲む。下は急斜面になっていて、左下には五色温泉が見えている。駐車地点の車が見え、車道を歩いている人が見えている。その人はこちらへは来ず、ニセコアンヌプリの方へ行ったようだ。スキーを着け、尾根をややトラバースして南東斜面まで滑る。すると青空が見えてきて、ニセコアンヌプリの白い頂上が見えてくる。南東斜面の手前に南西に下る急斜面があり、少し滑ってみるが、雪崩そうなので途中で左の林に入る。パーティがさっきの休憩場所に来ていて、その下の急斜面を滑っているようだ。雪崩は大丈夫かな。

パウダー斜面

パウダー斜面

滑走トレース

イワオヌプリ

南東斜面の灌木パウダーから無木立斜面に出て、最後は連続ショートターンを決め、駐車場標識のところに滑り込む。まずまずのターントレース。車道にはパーティのトレースが残っていて、それを辿る。自分のトレースはもう埋もれていて、さっきの人のトレースは東側にある。背後には青空にイワオヌプリが白く見えていた。頂上部分は見えていないようだ。駐車地点に滑り込み、車に乗り込む。二人ほど歩いている人がいたが、観光客のようだった。五色温泉の泊り客だろう。まだ昼だが、ホテルに向かう。どこか下見に行くべきだったかもしれないが。このときはとにかく休みたかった。ホテルようていは直線では近いのだが、五色温泉の先は除雪してないので大回りして向かう。ニセコスキー場の前を通っていく。右手に昆布岳が見えているが、羊蹄山は見えていない。コンビニで食料と飲み物を買い込み、羊蹄山の登山口(比羅夫口)の前を通って倶知安市街に入り、ホテルに到着。14時からだ、と言いながらも部屋を用意してくれた。露天風呂につかり、部屋に戻ってテレビを見ながらビールを飲む。窓の外をスキーヤーが走っている。たぶんレースかな。久し振りのスキー登山。1月で天気は良くなかったが、ニセコは登りやすいようだ。頂上まで行けて、パウダーも楽しめ、良かった。

イワオヌプリ

ホテルようてい