「松本病院と出会って」
38歳2007年5月5日
38歳2007年5月5日
この私の手記が少しでも今リウマチで悩み、苦しんでいる方々に、そして松本漢方クリニックで治療しようかどうか迷っている方の後押しになればと思い、記憶の限りお話させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
私が体の異変に気づいたのは、ちょうど今から3年ほど前のことでした。
自営業をしている私は、仕事がうまいようにいかず、本当にうつ病になってもおかしくないくらいのストレスを抱えていました。子供が3人いながら、朝から晩まで仕事をして、とにかく忙しく、自分の体を思いやることなどする暇が無く、頭の中は仕事のことでいっぱいでした。いつのころからか、たまに肩があがらなくなったり、足の裏がいたくなったり、でも2,3日すると直っているということを繰り返していました。ただの寝違いだとあまり気にも留めずに数ヶ月過ごしていましたが、毎朝起きると微熱のような体がだるいのが30分ほど続き、手の指や足の裏がむくんだような、しびれたような感覚が続きました。でも特別生活に支障をきたすほどではなかったので、すぐに忘れ、仕事、子育て、仕事の毎日を過ごしていました。今考えるとそれがリウマチの症状のはじまりだったのですが、そのころはリウマチなんて自分とは全く無関係でそんなことを疑いもしなかったのです。
そんな症状から半年ほどたったころ、急激に足の指の周辺が痛くなり、手首もおかしく、手の指もパンパンに腫れだしました。さすがの私もこれはおかしいと思い、近所の整形外科に行き、症状を話し、検査をすると、「リウマチかも」との先生の言葉。それでも私はピンと来ず、お薬を飲んでいればそのうち治る病気と軽く考え、正しくいうと、自分の病気より仕事の事が頭から離れなかったのです。その日から一日3回の痛み止めと胃薬を飲むようになりました。薬を飲むとうそのように痛みが消え、なんの疑いも無く飲んでいましたが、それもあまり効かなくなり、痛みはどんどん広がっていき、ひどいときはトイレにもしゃがむことが出来ず、歩くのも壁つたいに歩くほどになりました。靴も普段のものは入らなくなっていたので、主人の楽な靴を履いていました。病院の薬は痛み止めのほかにリウマチの薬が増えました。オレンジ色のいかにも副作用が心配な薬です。はじめはきっちり飲んでいましたが、痛みがましな時期は痛み止めをたまに飲むという日々が一年続き、何ヶ月か痛みが無いときは全く薬を飲まず、治ったのかと喜んでいたら、またあの痛みが再発し、今度は手の中指と小指がくの字に曲がって行きました。それなりにいつもおしゃれに気を使い、接客の仕事をしていた私は、痛みももちろんですが、曲がっていく指をどうすることも出来ず、時にはウインナーのように腫れ上がって固まっている指に我慢が出来ず、最初の症状から2年少し、初めてインターネットで毎日リウマチについて調べるようになりました。・・・そして愕然としました。リウマチは治らない。まれに早期発見で治る人もいるが、ほとんどの人が薬で抑え続けなければならないこと、副作用のこと、下手すれば死ぬまでこの病気とつきあっていかなければならないこと・・・。何年ぶりかに仕事以外のことで頭がいっぱいになりました。リウマチっておばあちゃんの病気じゃないの?どうして私が?子供もこれから大きくなっていくのに、主人にも子供にも迷惑を掛けながら生きていかなければならないの?いろんな思いが頭をよぎり、こんなになるまでリウマチについて無知でほったらかしにしていたことをとても後悔しました。でも一生薬漬けの毎日なんて耐えられない!私は必死で毎日毎日ネットで情報を探しました。そして、松本漢方クリニックを知ったのです。
正直最初は「うさんくさい、あやしい。」と思いすぐに松本漢方クリニックに行こうとは思いませんでした。でもネットで調べれば調べるほど、これからの私の体のことを想像するととても怖くなりました。いろんな角度から松本漢方クリニックを調べること一ヶ月。とても辛口の意見もあれば治るという意見。最終的にこの病院に賭けてみよう。と決心しました。とても心配をしてくれた母と共にいざ松本漢方クリニックへ。うわさどおりの声の大きい、お医者様とは思えない風貌の松本先生がそこにいました。いままでの経緯を話し、「必ず治したる」と握手をしていただき、血液検査、鍼治療をうけ、織田先生にお灸の仕方を教わって、なぜか今までの迷いが吹っ飛んで「よし、やるぞ!」と気合が入りました。
早速その日の晩からお風呂、次の日から煎じ薬をのみ始めました。でもお灸だけはほんとにつらく一日一回、特に痛い場所にするのがやっとでした。
一切の薬をやめ、漢方だけになり、最初の二週間ほど痛みに耐えるのがつらかったのですが、「もう薬の副作用の心配をしなくていい」という安心感があり、毎日欠かさずお風呂と煎じ薬を3番煎じまで飲みました。2ヶ月ほどで朝の体のだるさが消えていき、痛みもましになってきました。そして3ヶ月目のころ皆さんが手記で書かれているようなアトピーのようなものが出てきましたが、耐えられるほど軽いもので、今でもあれはアトピーだったのかよくわかりません。そして次は口の中にヘルペスのようなものが出来始め、先生にお薬をいただきました。アトピーだ!といえるほどのかゆみがないまま8ヶ月たった今、足の痛みはほとんどなく、主人の靴は卒業しヒールをはいて仕事に行っています。思えば私の場合、なんとなく病院の薬に抵抗があって、飲んだり飲まなかったり、あまりまじめにしていなかったのが逆によかったのかもしれません。ドライヤーも持てないほど上がらなかった肩も普通に戻り、一番ひどかった手首や指は今でもたまに痛むことがありますが、フライパンも持てるようになり、髪も指に力を入れて洗えるようになりました。曲がった指は残念ながらそのままですが、レントゲンでも完全に骨との隙間が無く、どこの病院でも一度曲がったものは元には戻りませんと断言されているので、こちらは願わくば直ればいいなと思っています。
血液検査の数値も明らかに正常に戻っていっているのがわかります。今は漢方風呂を卒業し、お灸も痛いときに手の指にする程度ですが、煎じ薬はまだしばらく続けようと思います。あれほどの痛みや腫れがうそのように消えたので、また再発しないかと不安なので、自分で納得するまで飲み続けるつもりです。
松本漢方クリニックでの治療を迷っている皆さん。確かに患者さんの手記を拝見すると、長く薬を飲んできた方ほどリバウンドが強く、治療の間壮絶な戦いであったり、煎じ薬も、お灸も、漢方風呂も、他の病院みたいに薬を飲むだけの治療に比べたら中途半端な気持ちでは続けられません。でも、決して根性があるわけでもないこの私が続けてこれたのです。それは治療を続けているうちに徐々に体が楽になっていく自分を実感出来たから、ちゃんと結果がついてきたから続けられたのです。ネットで松本漢方クリニックのことを悪く言う人や治らないという人は、治療を途中で投げ出してしまった人なのだと思います。
最初松本先生にお会いしたときは、さぞかし「ほんとに大丈夫?」って怪しまれることでしょう。(先生ごめんなさい。)でも、現に治っていく人がたくさんいるのはまぎれもない事実なのです。絶対にあきらめない。本当に治してやるという気持ちで治療に臨んでいってほしいです。そして治してほしいです。
最後になりましたが、松本先生、ありがとうございます。あなたを信じてよかった。漢方のすごさをまのあたりにしました。これからもよろしくお願いします。