「リウマチ手記」
39歳2005年3月31日
39歳2005年3月31日
体に異変を感じたのは、平成14年10月の中旬でした。子供の運動会の翌日、朝から少し疲れた感じがして、足の裏が痛く、床に足をつくと、正座を長時間した後のような、しびれた感じがありました。それは一日中続きました。翌日になると、足のしびれに加え、手首と両肘の曲げ伸ばしの時に、違和感を感じるようになりました。
一週間が過ぎても、その痛みが続いていたので、心配になり、近くの整形外科に行きました。「症状から、リウマチかもしれない。」ということで、血液検査をすることになりました。しかし、翌日結果を聞きに行くと、RAは正常であることから、「リウマチではない」と診断されました。ただ、微熱があるので、抗生物質を一週間服用するように言われました。
その間も、膝や肩など、体の節々が痛くなり、総合病院の整形外科に行きました。そこで「レントゲンと血液検査では異常がないが、症状からみて、多分リウマチでしょう。」と医師から言われ、プレドニン(ステロイド)を一週間処方されました。
ところが、以前から私は、漠然とですが、ステロイドの服用による副作用の恐怖があり、何か他に方法はないものかとインターネットで調べることにしました。リウマチに関するものはとてもたくさんありましたが、人工関節、寝たきりなど、どれも将来を悲観させる内容ばかりでした。当時、私には、まだ5歳と3歳の子供がおり、「この子達の面倒をどうすればいいのか」と、不安ばかリが募りました。
そんな中、やっと、松本漢方クリニックのホームページにたどり着き、松本先生の理論と、多くの患者さんの手記を、何度も何度も読ませていただきました。「もう、これしかない」と思
い、ちょうど、翌日が日曜日だったので、主人に車で連れて行ってもらう事にしました。
予想通り、待合室の漢方薬の独特の匂い、たくさんの患者、そして、診察室から聞こえる松本先生の声、どれも手記の通りでした。そして、遂に私の診察の番なりました。緊張のあまり、うまく症状が伝わったか心配でしたが、最後に「リウマチは治るよ。」と、にこやかに言っていただき、堅く握手をしていただきました。
そして、私の漢方薬の飲用、お灸と鍼、そして薬湯への入浴の日々が始まりました。一番の苦労は、やはりお灸でした。慣れるまでは、とても時間がかかり、一日中、どこかにお灸をしていました。届かない場所には、主人がやってくれました。
一週間ほどして、頭の中や背中が少し痒くなり、二週間後の血液検査で、血沈が上がりましたが、その後は正常値に戻りました。ただ、抗核抗体は40以上という状態が一年以上も続いており、痛みも、少しずつ減ってはいるものの、肘の痛みがしつこく残っていました。それについて、松本先生から、「今までに、どんな病歴があるか」と聞かれました。私はこれまで、特にアレルギーの治療はしたことはなかったのですが、幼少時に紫斑病になり、その治療薬として、おそらく大量のステロイド投与を受けていたと思われます。(30年上も昔の事なので、両親も、どんな薬を使っていたのか分かりません。)それが、リウマチの引き金であり、今、治療を遅らせているのです。私はショックでもありましたが、原因がわかり、なぜかほっとしました。この治療を続ければ、リバウンドはあっても、いつか治ると確信したたからです。
そして、治療を始めてから、2年が過ぎた頃、遂に、抗核抗体も正常値なりました。本当にうれしかったです。
現在は、気圧の変化にかなり影響されますが、痛みをほとんど感じない日もあります。そして、断続的にアトピーになり、その後は、必ず痛みが楽になります。そして花粉のシーズンの今、花粉症に悩まされていますが、やはり、リウマチは楽になります。松本先生の理論の通りなのです。
まだ、完全に痛みが消えていません。また、リバウンドがくるかもしれませんが、これからも、完治にむけて、治療を続けていきたいと思っています。
本当に、松本先生がホームページを作って下さったことに感謝します。これによって、名古屋に住む私も、治療を受けることができたのです。本当に今までありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。