「リウマチ手記」
39歳2003年10月21日
39歳2003年10月21日
20年余りの痛みとの闘い
ずっとさかのぼって、16歳。高校の陸上部の練習での膝の痛みが、最初でした。いつからか、手のひらや足の裏に、500円玉くらいの赤い斑点が出来、熱を持って痛くなりました。
高校を卒要する頃には、ひじから先、膝から下の全ての関節が、入れ替わり立ち代り赤く腫れ、痛く、微熱も出る。病院も、たくさん、転々とした。「多発性関節炎」「通風」「リウマチのようで、リウマチでない」等と言われ、薬をもらっても治らない。 「私の体は、どうなっているの?何で、ちょっとした事で、こんなに関節が痛いの?何で、原因が分からないの?」と、苛立つばかり。 結局「このまま様子を見て、リウマチになったら、すぐ治療していきましょう。」と言われ、今日まで着ました。「リウマチになる前に、治らへんのか!!」と、疑問を持ちながら・・・・・
友達から松本漢方クリニックを勧められ、「バリバリのリウマチや!」
何の疑いもなく、はっきり言われ、ショックでした。でも、松本先生は「必ず治してあげる。」と、力強い握手をして下さり、「私の病院は、ここしかない。最期のチャンスだ。」と感じました。真面目だけがとりえの私は、先生の言われるとおりに、治療に取り組みました。 5月31日から、漢方風呂と、煎じ薬を飲み始めて、1週間ほどで、リバウンドと思われる症状が出ました。手から、足から、肩から、おかまいなしに次から次へと、赤くパンパンに腫れ、微熱も出て、とにかく痛い。 初めてのお灸も、痛みで充分な睡眠もとれず、熱っぽくボーっとしている私には、とても難しかった。もぐさも上手く作れず、熱すぎて水泡もたくさん出来る始末で、気合が必要でした。そのうち、お灸で痛みがましになるのが分かるようになり、お灸が、心のより所になっていました。 一つが良くなれば、隣の関節、また良くなれば次へ・・・と、安まる暇がなかった。夜も、痛くて眠れない。お灸をすれば、しばらくの間痛みも和らぐので、お灸の効いているうちに眠りにつくように努めました。でも3~4時間すると、お灸の効果が切れ、痛みに耐えられなくなり、再びお灸をして眠るといった状態でした。お灸が、私の睡眠のカギ!どんなに助けられたことでしょう。
1ヶ月を過ぎた頃から、ほんの少し、痛みが楽?
痛みが、ほんの少しだけどマシになって、関節痛の間隔が空くようになりました。ちょっと嬉しくなったけど、忘れた頃に、強い痛みが襲ってきて動けなくなる。悲しい。
ほんとうに楽になったのは、お盆を過ぎた頃
8月中旬、滋賀の実家へ、皆で10人集まった。花火大会、川遊び、バーベキューと、イベントだらけ。私の体調は良かったが、「こんなスケジュールをこなしたら、全身のあらゆる関節が火を噴くだろう。でもみんな楽しくしているのに、私だけついていかないのもイヤだ。行ける所までついていこう。痛くなったら、お灸もあるし、・・・」と、大胆なことを考えてしまった。 打ち上げ花火を見に歩いて出かけ、また、ごつごつした石だらけで、いかにも膝に悪そうな、子供との川遊び、バーベキューのお肉もたくさん焼いて、手首に悪そうなこともしてしまった。もう半分、ヤケクソかな。 ところが、翌日になっても、翌々日になっても、どっこも痛いとこがなかったのです。やった!大きな進歩や!!
「甘かった!」
やっぱり無理をすると、痛みは出ます。少し落ち込んだけど、快方に向かっているのは、事実だ。しっかり漢方風呂と煎じ薬を飲んで頑張ろうと、再度、心を入れ替え、治療に励みました。
その後の経過
9月・・・痛みは、ほとんどありません。無理をしても、関節に違和感を感じる程度
で、治まるようになりました。 10月・・・もう、完治目前?と、感じています。 ・微熱がでない。 ・疲れやすかった体が、いつも元気(若返ったかも?) ・関節痛が、今のところ無い。 ・キックベースボールの練習・試合に参加(負けましたが) アトピー・・・今のところ、軽度です。背中、左わき腹、右腕に、ぶつぶつが出ました。
今は、顔に、湿疹の治りかけが残っている程度。
痛みの無い生活が、こんなにも快適で、また気持ちの持ちようまで変わっていくのを、日々感じながら、幸せにすごさせて頂いております。 松本先生はじめ、スタッフの皆さんには、感謝、感謝、感謝の気持ちで一杯です。ほんとうに有難うございました。そして、あとしばらく、よろしくお願い致します。