「リウマチ治療─中間報告─」
26歳2004年1月7日
26歳2004年1月7日
私は、小学生の頃からアトピーで、ステロイドの軟膏も塗ったりしていました。20歳になっても完治はせず、これ以上のステロイドの使用を止めようと思い、とある皮膚科に行き、非ステロイドの軟膏を塗り、減感作療法を始めました。
減感作療法は、アレルゲンを少量身体に注射し、身体に抵抗力を持たせようというものです。その治療を続けて半年程経過した時、股関節が痛くなり、足首、肘、手首と、全身の関節が腫れて痛くなりました。22歳でした。(後に松本先生に聞いたところ、「この注射が原因で、リウマチの症状が出たのでは」とおっしゃっていましたが、本当のところはどうなのでしょうか?)
この関節痛は普通の痛みではないと思い、聖マリアンナ医科大学へ診てもらいに行くと、リウマチと診断されました。まさか自分がリウマチとは思いもよらなくて、ビックリしました。「リウマチは完治はしないので、うまく病気とつきあっていかなければいけない。」と言われ、身体の痛みもあって、かなり落ち込みました。ここでもまたステロイドの薬が処方されましたが、とても飲む気にはなれず、他に治療法はないか探しました。そしてついにインターネットで松本漢方クリニックを見つけました。
HPに載っている根本治療を診て、漢方薬でこんな治療ができるのかと感動しました。実家が大阪にあるので、両親と共に、早速松本漢方クリニックに行ってみると、先生がものすごくパワーのある感じで驚きました。「俺に任しとけ!!治したる!!」と大きな声でおっしゃるので、心強かったですが、初めは「なんだこの人は?」と思いました。変な意味ではなく、一般に考える医者らしくなかったという意味です。
でも私は、松本先生のおっしゃるとおりに治療を続けて、「必ずリウマチ、アトピー、共に完治させよう。」と思いました。先生は怒りっぽい性格なので、病気のことなどを質問しづらいですが、これからも分からないことはどんどん質問させて頂こうと思いますので、宜しくお願いします。
ここからは治療の経過を書きます。
平成12年10月頃、松本漢方クリニックにて、漢方の治療を始めました。その頃は、ありとあらゆる関節が痛み、夜は熱が38度も出て、苦しい毎日でした。血沈などの数値は、手元に平成13年7月あたりからしかないので詳しくは書けませんが、その時点で、血沈21 CRP6.2、RF5 IgE3040 ととても高い値です。1年で、リバウンドのため値が上昇し、少し下降し始めたところでしょうか?小さい頃からすり込んできたステロイドのために、時間がかかっているんだろうと思います。症状の変化は、軽くなってはまた痛み、というのを3ヶ月周期くらいで、繰り返していました。
ここで言う症状というのは、朝のこわばり、だるさ、日中の痛みなどを総合して、自分の感じたままを書いているので、あまり当てにならないかもしれません。症状は、時期をおいて何度もぶり返してくるのですが、前に比べて少し楽で、全体的に見て軽くなってきているといった感じです。
平成13年10月頃、リウマチの症状が少し軽くなると、今度はアトピーがひどくなり始め、全身がカサカサでかゆみを伴い、赤く腫れていました。それから1年くらいは、リウマチ、アトピーの症状が、どちらも軽くなったり重くなったりを繰り返し、精神的にもとてもつらい時期でした。「いつまで続くんだろ?」と誰にもわからないことを、ずっと考えていました。
平成14年9月頃、東京で一人暮らしにも疲れ、思い切って会社を休職し、2ヶ月ほど実家でゆっくりしました。身体は疲れやすくだるい感じで、朝はまだ身体がこわばっていました。ゆったりとした時間を過ごすと、症状がよくなったように思うのは、気のせいでしょうか?11月には会社に復帰し現在にいたります。
今は、指、手首、腕は腫れて痛みが残りますが、朝のこわばりも差程なく、熱も出てないです。日常生活もほぼ問題ないくらいまで、治ってきました。アトピーの方は、赤くかさつく範囲も、胸、首周りまで縮小されています。顔はかゆみ、赤みはありません。
漢方で、3年程治療してきて感じたことは、時間はかかるが、確実によくなっているということです。私の体の中では、松本先生が根本治療でお書きになっている通りのことが起こっているのでしょう。先生の治療も日々進化していることでしょうし、これからまだまだ不安はありますが、私もがんばって完治させようと思います。