「リウマチ手記」
S.T. 29歳2004年2月12日
S.T. 29歳2004年2月12日
H13年8月、当時26歳の私は、初めての出産を経験し、育児に追われてストレスもあり、体もかなり疲労していた頃でした。体がだるいのは疲れているから・・・と思っていました。
9月下旬、まず、左足の裏側が、歩くたびに突っ張ったような痛みを感じていました。そして膝も時々痛むようになりましたが、普通に動き回っていました。この頃「もしかしてリウマチ症状かしら?」と思いましたが、家系にはこのような病気はなかったので、そのうち治ると思っていました。
11月、ある朝、手のこわばりを感じて、目が覚めました。そのこわばりは数分で消失するものの、痛みも日に日に強く感じ、同時に不安感も大きくなっていきました。看護師の私は「リウマチ=難病」という概念から、恐ろしい病気になってしまったと、絶望感にかられました。
12月、それでも、かすかなのぞみをもって、市内病院のリウマチ外来に行きました。診察後、「多分疲れからきてるせいだと思いますが、一応検査しましょう。」と言われ、採血とレントゲンを撮りました。採血の結果、リウマチの判定が陽性でしたが、医師から「値も低いし、レントゲンも異常なく、痛みも強くないので、様子を見ましょう。」と言われました。私は、手遅れになってからでは大変だと思い、何か良いものがあれば・・・と、リウマチについての文献やインターネットを片っ端から読みました。
そこで、松本医師を知りました。その治療方針の明確さに「これしかない!」と思いました。また、治ったという患者さんの声を手記で読み、先生を訪ねる決意をしました。何故「決意」かと言うと、この頃、子供は4ヶ月で不安でしたが、理解ある旦那に頼み、私は北海道から大阪に行くことになったからです。
12月下旬、そして病院の皆さんは、とても温かく迎えて下さいました。私は最初、松本先生の大きな声と、聞きなれない大阪の言葉に戸惑いました。しかし、先生が「大丈夫、治してあげるから。絶対良くなる」と言ってくれた時、「ここにきてよかった!」と、心の底から思いました。
それから、漢方を北海道まで送って頂いて、治療を続け、針灸は近くの病院に通いました。
2月~ 漢方の治療を初めて2ヶ月が経つと、朝の手のこわばりが多少あるくらいで、足など体の痛みは全く感じないようになっていました。4月になる頃には、リウマチの症状は完全に消えていました。こうして気が付いてみると、「治っていた。」という感覚でした。そして、治療を止めてしまいました。
H16年2月、そのうち二人目を妊娠し、その子供が7ヶ月になりました。産後6ヶ月頃から、また朝の手のこわばりを時々感じるようになり、先生に連絡したところ、怒られてしまいました。先生に治して頂いたのに、治療をを勝手に辞めてしまい、手記も途中になっていました。「そうですよね、私は皆さんが書いたこの手記を読んで、この治療のすばらしさを知る事が出来たのに。治った私が、このことを伝えないなんて・・・」と反省しました。
今また先生にお願いして治療中ですが、前回の時も良くなったのだから、今回も私は治ると信じています。