「リウマチ治療途中経過」
32歳2006年2月27日
32歳2006年2月27日
私は、2歳の息子を持つ千葉県在住の32歳の主婦です。同じ病気で悩んでいる方に、少しでも役に立てればと思い、現在までの治療経過について報告します。
<2001年>
突然、右足の人差し指が赤くパンパンに腫れ上がり、痛みを感じたので、近くの整形外科を受診しました。レントゲンを撮っても特に問題はなく、多分ぶつけて打ち身になっているのでしょうとの事で、湿布をもらって帰りました。1週間ぐらいすると、赤く腫れ上がってはいたものの、痛みは感じず、そのまま放っておきました。
それから半年ぐらいしてから、右手の人差し指の第一関節が赤く腫れ、痛みは無かったのですが、気になって整形外科を受診しました。しかし原因不明で、特に薬も飲むことなく、腫れてはいましたが痛みが無いので、気にしていませんでした。
<2003年>
なんとなく右膝が重いなと思っていたら、膝に水が溜まってしまい、近くの整形外科に行って、水を抜いてもらいました。幸運な事に、薬も入れられず、ただ水を抜いただけでした。
それから妊娠が発覚し、10月に出産するまでに、4回水を抜きました。1回も薬を入れられずに・・・
子供を出産して2ヶ月が過ぎた頃から、体がだるく、常に微熱がありました。そのうち左の足首に激痛が走るようになり、歩く事が辛くなりました。あっという間に手の指もほとんど腫れあがり、右ひじも腫れて痛みがありました。
その頃からインターネットで色々と調べるようになり、もしかしたらリウマチなのではないかと思い、もの凄く不安な気持ちになりました。
そして千葉県で数少ないリウマチ専門医の病院を受診しました。そこの先生に「間違えなくリウマチです。」「左足首が痛いのは、右膝に水が溜まっていて、それをカバーするように歩いていたから。今まで水を抜いた時に薬を入れなかったから、すぐ溜まるんだ。今日は、水を抜いて、薬を入れます。だから母乳は今日で終わり。2ヶ月飲ましたから、十分でしょ。」「リウマチの人が子供を産むなんて・・・周りに迷惑掛けながら生きてくのだから、子供を産む場合は、よく考えないと」その場で涙が出ました。それでも先生は淡々とリウマチになったらお先真っ暗なような事を話し、これからこの病院で薬を飲みながらどのようなリハビリをしていくか話されました。リハビリといっても、痛い所を暖めたり、ロウを溶かしたような液体に手を入れてパック状態にしたり、サポーターを特注で作ってくれたり、どれも治す為ではなく進行を遅らせる為のもので、効果があると思えるのはありませんでした。「こんな先生、信用できない・・・」でも足首が本当に痛くて痛くて、自分に負けて注射を打ってしまいました。
この日から、痛み止めのプレドニンを飲みました。飲んでしばらくすると、さっきの痛みは何だったの・・・?と言うぐらいに痛みがなくなり、この薬はとても恐ろしいものなのだろうと思いました。
1週間後の診察で、「今は、痛みと炎症を抑えるために、プレドニン(ステロイド)を飲んでいるけど、これからの治療法は、抗がん剤を飲みます。」一瞬何が何だか分からなくなりました。「リウマチで抗がん剤って、どう言う事?」と聞くと、「海外で白血病(血液のがん)に使われている抗がん剤が、日本でミリ数を変えて、抗リウマチ薬として使われている」との事でした。「考えます」と言って帰り、「もう、この病院に行くのは止めよう」と思いました。薬は最終手段にして、「他に何かいい方法がきっとあるはずだ、治ると言われる事をすべてやってやる!」と思いました。
<2004年>
それからインターネットで色々と調べるようになり、偶然松本漢方クリニックのHPに出会いました。松本先生の理論はとても難しく、理解するのに時間はかかりましたが、どれも納得いきました。私は子供の頃からアトピーで、常に薬を体全体に塗っていました。多分ステロイドです。そばアレルギーもあり、そば粉を知らないうちに口に入れて(クレープの皮など)、蕁麻疹が出て、意識がなくなったこともあります。救急車で運ばれ、訳が分からないうちに注射を打たれ、点滴もしました。おそらくステロイドでしょう。花粉症もひどく、春になると、いつも薬を飲んでいました。私の体は、ステロイド漬けでした。その結果、こんな体になってしまうなんて、思いもしませんでした。「絶対治る!」と、はっきり断言しているこの先生に診てもらいたい、この言葉を信じて、大阪までは遠いけど行ってみたいと思いました。
主人にもHPを読んでもらい、「言っている事は納得出来る、修学旅行に行く気分で大阪まで行ってみよう。」と言ってくれました。両親はあまり賛成しませんでしたが、子供の面倒は見てあげるからと言って、私と主人の新幹線の切符を買ってきてくれました。
<2004年1月 松本漢方クリニックでの治療開始>
松本漢方クリニックには平日に行ったにもかかわらず、待合室は混んでいました。1時間ぐらいで名前を呼ばれ、診察室に入りました。やはり今までのアトピーに使っていた薬や、花粉症の薬などから、相当なリバウンドが来ると。そして「絶対治してやる」と何回も言って、私と主人に握手をしてくれました。遠くから来たからサービスと言って、色々なお話をして下さいました。が、私が失礼な言葉を言ってしまい、松本先生を怒らせてしまいました。その時、ここまで怒るのは、絶対に治せるからなんだと思いました。
次の日から、煎じ薬と入浴剤とお灸の治療が始まりました。煎じ薬は正直まずくて、鼻をつまんで飲んで、その後味がわからなくなるようにプロテイン入り牛乳を飲みました。1日に最低でも6番煎じまで作り飲みました。下痢もしばらく続きましたが、便秘症だった私には、ありがたかったです。
お灸は生まれて初めての経験で、あまりの熱さに、やってもらってる主人や母に逆ギレしてしまいました。何回かやっていくうちに、痛いところやつぼに当たると、「お灸って気持ちいい」と思えるようになりました。
1週間後ぐらいに腰の周りにアトピーが出始めました。痛みは、左足首・右肘・右手首・手の指が痛く、これがリバウンドかなと思いました。子供の面倒を見るのが大変で、実家が近くだったので、両親にも協力してもらいました。
3ヶ月ぐらいは、痛みとの戦いでしたが、自分の身の回りの事はなんとか出来ました。
6月頃から、痛みが軽くなったと思っていたら、アトピーが目の回り、肩、背中、胸、腰に出てきました。夜眠れないぐらい痒くて、そのうちリンパ液が出るようになっていました。今までアトピーで痒さには慣れていると思っていましたが、こんなにリンパ液が出る程辛かったのは初めてです。
この頃、漢方風呂に入るのが一番の幸せでした。お風呂に入って思う存分掻く、そして風呂から出ると、地獄のような皮膚の痛み、風呂上りは30分程横になっていました。
また3ヶ月ぐらいすると、痒みが軽くなり、痛みが出てきました。その繰り返しでした。
<2005年>
治療を始めて一年が経ち、痛み痒みの繰り返しをしているうちに、痛みは大分軽くなってきました。夏頃から、「私ってリウマチだっけ?」と思う程、痛む事がなくなりました。しかしアトピーは酷かったです。リンパ液が出るぐらいの酷い状態の山が、3回ぐらいありました。しかしこのアトピーも繰り返していくうちに、アトピーの質と言うか、皮膚が変わってきました。
<2006年>
今、痛みはほとんど感じません。アトピーの方は、まだ痒みも残っており、もう少し時間がかかるのではと思います。
偶然見つけた松本漢方クリニックのHPで、こんなに人生が変わるとは思ってもいませんでした。インターネットには、真実もあり、嘘の情報もあります。それを見極めるのは難しいです。最初から100%信じていたと言ったら嘘になりますが、松本漢方クリニックにめぐり会えたのは、本当に幸運だったと思います。
松本漢方クリニックに通うようになって、病気は先生に治してもらうのではなく、自分自身も頑張って治すものなのだと実感しました。完治まで頑張りたいと思います。