「松本漢方クリニックとの幸運な出会い」
44歳2003年12月27日
44歳2003年12月27日
私と松本漢方クリニックとの幸運な出会いは、今年2003年7月でした。
5月のゴールデンウィーク頃から、原因不明の微熱が2ヶ月程続いた為、自宅近くの診療所に行き、血液検査をしたところ、「どうもリウマチらしい。」とのことでした。でも、「どこも痛くないのに。」と思う程、私のリウマチは軽いものでした。なんか、足の裏がヒリヒリしたりはするけれど、歩き過ぎて疲れたのだろう位に、思っておりました。でもよく考えると、朝起きた時の手のこわばりは、前々からあったようにも思えます。
40歳の時(4年前)、会社での半日ドッグで、リウマチの疑いがあると検査結果が出た為、本を買ってリウマチの事を調べたりはしておりました。とても恐ろしい病気でしたので、「まさか私がリウマチだなんて、そんなことは絶対にある筈がないし、それに痛みはなにも無いし。」と、なるべくリウマチのことは、考えないようにしておりました。4年間は何とも無かったので、診療所の先生から言われた一言で、目の前が真っ暗になりました。曲がった身体で、一生痛みに耐えながら、寝たきりの生活をしている自分を想像してしまったからです。
「リウマチは一生治らない病気だから、今すぐ薬はいいでしょう。まず、鉄欠乏の方から治しましょう。(血液検査で、鉄欠乏もわかったので) まず鉄剤から出しときますね。様子を見て、リウマチの薬を出しましょう。」と、事務的な言葉でした。とりあえず鉄剤は出してもらいましたが、鉄剤を飲むと、胃が痛くなり、気分も悪くなる為、一錠も飲まずに捨ててしまいました。それに、「こんな病院の薬なんか信用できないから、捨てよう。」と思ったのかもしれません。
普段、あまり病院に行かないのは、何の病気になっても、信用できる病院で治療しなければ、大変な事になると思っているからです。信用できる病院なんて、そうそうある筈ないですから。「でも、もしかしたら・・・ 」と会社に行って、すぐにインターネットでの、私の病院探しが始まりました。会社の近くがいいかなとか、ステロイド等、副作用がある薬をあまり使わずに、治療してくれる病院はないかなとか、リウマチの名医は、いないのだろうかとか、仕事はほったらかしにして、探しました。「仕事なんて後回し、自分の一生の方が大事だ。もし、行く病院を間違えて治療してしまったら、一生寝たきりの生活になってしまう、なにかないだろうか。」と必死でした。
なんと幸運なことに、探し始めて2日目に、松本漢方クリニックのホームページが現れました。そして、次の日曜日に、早速、松本漢方クリニックに行きました。リウマチと診断されてから、何と一週間で、松本漢方クリニックと出会えた訳です。しかも、何の治療もしていなかった訳ですし、ちょっと軽い表現をするならば、“めっちゃ ラッキ~”でした。
松本漢方クリニックに行くまでの5日間で、松本先生の理論と患者さんの手記をプリントアウトし、クリアファイルに入れて、通勤時と就寝前に何回も読んで、日曜日が早くこないかと、待ち遠しく感じられました。私の場合、数値もそれほど高くなく、リウマチの治療も全然していないので、「もしかしたら、3ヶ月位で治ったらいいなー。」なんて、まだ治療も受けてないのに、もう治ったような気分になっておりました。
そんな私でも気になることが2つありました。いろんな手記を読んでいると、“お灸の治療をしなければならない”と書いてあり、しかも、“治療費は保険がきかないものもあります”と書いてあるのを見て、この2つが頭から離れず、3回目に松本漢方クリニックに行く迄、まだこの2つのことに関しては、覚悟が出来ておりませんでした。
松本先生には、「バリバリのリウマチやー。絶対に治したるからなー。」(よかった。私にも言ってくれたー。)と、手が痛くなるほどの握手をしてもらい、大きな声と、それこそバリバリの大阪弁に圧倒されて、一回目の診察は終わりました。
織田先生からは、鍼灸治療をして貰ってから、お灸を教えてもらい、2回目の治療で「まだまだですねー。この間、私の話をちゃんと聞いてたんですかー!?。」と、お灸が全然出来てない事を叱られました。しかも、同じところに数回お灸をしていたので、大きな傷になっていて、ゴマどころか、10箇所くらいしか、お灸の痕がなかったのです。叱られることに慣れていなかったせいか、その一言一言が、心に染み入るようでした。
後で考えると、この織田先生からのお叱りで、私の覚悟が出来たように思います。3回目からは、ちゃんと治療をして、少しでもよくなっていると、自分のことのように喜んでくれて、しんどかったけど、治療をしてきてよかったなーと思えるようになりました。とてもうれしかったです。織田先生、本当に有難う御座いました。
それからは、松本先生と織田先生を信頼して、言われたとおり(きっと先生から言わせれば、まだまだだったとは思いますが)治療に専念しました。手と足に、ゴマを降ったようにお灸をして(最初は、痕が残ったらどうしようとか、とにかく熱いので、今日は少しにしようとか思ったりもしました。)、漢方の煎じ薬と、漢方風呂の治療も、毎日やりました。なるべく毎日しないと、すぐ甘えて休む日が増えるのではないかと、自分の性格を良くわかっているので、先ず家事より何より優先しました。
そうこうしているうちに、何ともなかった手足が、少しずつ痛みだしました。「これが、リバウンドなのだろうか、もっと痛くなったらどうしようか。」とか、不安はありましたが、織田先生から「いいですねー。痛くなったと言うことは、とてもいい傾向ですよー。」と励まされ、今迄の不安は、吹っ飛んでしまいました。いくら手記でいろいろ読んでいても、やっぱり不安は消えないので、この言葉は、何より嬉かったです。
松本先生からは、いつも「大丈夫や、絶対治したるから。」と力強い言葉を貰い、これを聞く為に松本漢方クリニックに行っているようなものでした。きっと、松本先生の元気を貰いたかったのでしょうね。
私の痛みは、手足の中をサッサッと走るような痛みと、一箇所だけがチーンと感じるような痛みと、足の裏の肉が裂けるような痛み、何となくどんよーりしたような痛みと、色々ありました。が、腫れあがって雑巾も絞れないなんてことは全くなく、たまに重たいものを持ったりしたら、痛みが増したり、冷房にあたっていると、身体が冷えてきて痛み出したり、といったような感じでした。とにかく、身体を冷やすのは良くないようです。
気が付いてみると、あんなに熱かったお灸にもだんだん慣れ、まとめて3箇所くらいに火をつけられるようになり、時間も、最初は2時間位かかっていたのが、45分位で出来るようにもなりました。最初は睡眠不足で、毎日眠たい日が続きましたが、今が正念場だと思い、自分で自分を励ましながら、治療を続けました。実際、この治療で、痛かった手や足の痛みが軽減していったから、続けられたのでしょう。
周りの人は、お灸の痕を見てびっくりし、高額医療のことを聞くと、「そんな病院に行くより、この薬を飲んどき。これで治るわ。」と、どこかの病院から貰ってきたのか、大量の薬を持ってきてくれました。「ええねん。私はこの病院に賭けんねんから、ほっといて!私の身体のことやねんし。」と言って、きっぱり断りました。今思えば、「我ながらよう言うた。」と、誉めてあげたい気分です。他にもいろいろ言われました。「自分で、病人になりきってしまってるよ、きっと。リウマチなんて、一生仲良くつきあっていく位の気持ちでいた方が、いいんじゃない。」とも言われました。その時は、きっと、私が悲壮な顔をして、思いつめていたのでしょう。すっかり病人のような感じだったのだとは思いますが、それでも、一生仲良く付き合うだなんて・・・「誰がそんな出来るかー。」と、大声で叫びたい気分でした。又、逆に「そんないい病院にめぐり逢えたのだから、お金は多少高くても、お灸の痕が残ったとしても、その病院で、1回気が済むまで治療してみたらいいと思う。」と言ってくれる人も、何人かおりました。「重くなったら大変だから、今がチャンスや。頑張って、その病院で治療してみたら!」とも言ってくれました。何と心強い言葉でしょう。
では、ここ数ヶ月の松本漢方クリニックでの血液検査の結果を報告したいと思います。
2003年 7月 7日 ZTT~6.6 CRP~0.1 RF~29 血沈~11 血清鉄~33
2003年 8月 4日 ZTT~6.1 CRP~0.1 RF~24 血沈~8 血清鉄~19
2003年 9月 8日 ZTT~4.8 CRP~0.1 RF~12 血沈~6 血清鉄~15
2003年10月 6日 ZTT~3.8 CRP~0.1 RF~6 血沈~6 血清鉄~22
2003年11月10日 ZTT~3.2 CRP~0.1 RF~7 血沈~7 血清鉄~11
最初から数値が低く、しかもその数値が、見る見るうちに下がってきて、既に3ヶ月目で、正常値になっています。これってすごくないですか?血清鉄が低いのが、気にはなりますが・・・でもこれも、鉄剤を出して貰いましたので、もうすぐ治ると思います。もちろん胃も痛くなければ、気分も悪くならない薬です。あとは、手のこわばりが、少し残っているだけとなりました。
前に、松本漢方クリニックの待合室で、同じリウマチの人に聞いたのですが、「他の病院に行ったら、下がるどころか、どんどん上がってくるよ。数値が下がることなんて、考えられなかった。」と、やっぱり、松本漢方クリニックのことを絶賛していました。そうなのです。いくら最初に数値が低くても、他の病院に行っていたら、この数値はどんどん上がっていったに違いありません。松本漢方クリニックに出会っていなかったら、今のこの元気な私の姿はないのです。
治療を始めて、5ヶ月が過ぎてみてわかった事は、“松本漢方クリニックを信頼して、治療してきて、本当によかった”ということです。それにもう1つすごいのは、別の病気まで治ってしまうことです。
まず、生理痛が無くなったこと。太腿からふくらはぎまで、鈍痛がしていたのが、嘘のようになくなりました。便通もよくなりました。副作用どころか、胃痛も何もなく、たまにあった偏頭痛さえも、治ってしまいました。(偏頭痛に効いたのは、黄色い顆粒状の漢方だと思いますが。)何と、他の病気も治るという、おまけつきなのです。
とにかく、重度の方は勿論ですが、私のように軽度の方も、是非、松本漢方クリニックでの治療をお薦め致します。お灸も、米粒の半分位の大きさなので、一時的には跡形が残ったとしても、一生残ることはないと思いますし、高額医療費にしても、今高額を払ってリウマチが治るのと、違う治療で、副作用によって寝たきりの生活(勿論、長い間の闘病生活での治療費はバカにはならない筈です。)をするのでは、どちらがいいか、一目瞭然だと思います。
それと、松本先生の理論と、患者さんの手記は、必ず熟読してから、治療に臨んで欲しいと思います。まず何より、大きな励みになりますし、治療をする上で、覚悟と信頼が出来ると思います。
もう師走になり、すぐにお正月です。まさか、来年のお正月が、今までのように楽しく迎える事が出来るとは、思ってもみませんでした。“本当によかった~!松本漢方クリニックとの幸運な出会いがあって。”と思う日々です。
松本先生、織田先生をはじめ、松本漢方クリニックの皆様、本当に有難う御座いました。松本先生、どんな中傷にも負けないで下さいね。私たちリウマチ患者が見方です。そしてこれからも、宜しく御願いします。