「リウマチ治療中間報告」
40歳2005年9月10日
40歳2005年9月10日
「何か変?」そう感じたのは、夕食の支度をしている時、材料を床に落し、拾おうと、かがんだ時、膝が硬い、スムーズに曲がらない、伸ばすと痛い、そんな身体の異変がすべての始まりでした。
今考えると、以前に2度程、朝、薬指、小指とこわばった事がありましたが、知らぬ間に治っていたので、あまり気にとめていませんでした。
そして膝の痛みに変化のない状態が2年程続いた、平成17年の春。筋肉痛の治りがいつもろい遅く感じ、夏になると膝の痛みが日に日に増し、秋に入る頃には鎖骨の辺が痺れだし、夜、床について、1時間半もすると痺れで目が覚め、又寝ては目が覚めの繰り返しで、その痺れも腕、首、挙句に顔迄広がりはじめました。そして気になり、3件病院に行きましたが、リウマチという言葉が出てくるものの、血液検査で抗核抗体だけが「80」で、あとの数値に異常が見られないのでリウマチではないとの事。結果、痺れは胸部出口症候群で、リハビリか手術での治療、痛みには痛み止めを注射、あとは自己免疫力を高める為、
サプリメントを投与されました。
それからの2ヶ月は、まるで階段を転げ落ちる様に、手のこわばり、手のひらの痛み、関節の痛み、足の痺れ、寝汗、空咳、左胸の痛み、筋肉痛、微熱と日に日に症状はひどくなり、これに伴う、なんとも言えない身体のだるさ、倦怠感は最悪なものでした。
この頃「これは絶対にリウマチ」そう思っていた私は、但々、パソコンでリウマチ・治療・病院と、検索する毎日を送り、不自由になっていく体を想像し、又、ある覚悟をする為、いずれ履く事ができなくなるヒールをひとつづつ捨てていく事にしました。今迄の生き方と違う生き方をする為の気持ちの切り替えです。くよくよ考えていても同じ。なる様にしかならない。治らない病気なのだからあきらめる。必死で自分にそう言い聞かせていました。とにかく悲しい辛いの言葉より、情けないという言葉が先に立ちました。しかし、色々と思いながらも心のどこかでまだ諦め切れず、パソコンで色々と調べる日々が続きました。そしてそんなある日、忘れもしない10月18日、突然目の前に希望の光が舞い降りたのです。画面に「リウマチは治る」の文字。時間を忘れ、食い入る様に読み耽りました。
そして「いける、治るかもしれない」そう思いました。松本漢方クリニックにはすぐ行きたかったのですが、仕事が一番忙しくなる時期な上、主人と2人の仕事。
一段落してからと思っていましたが、身体の方はもう限界。これでは倒れてしまう、そう思いやっと11月8日、松本漢方クリニックに行く事ができました。そして
松本先生にお会いし、「バリバリのリウマチや!大丈夫や、治したる!」の力強い言葉と握手をして頂き、うれしさと安堵感で心がいっぱいになりました。それから待ち時間に沢山の手記を読み、改めて私の選択は間違いないと確信しました。
以下は症状の経過を報告させて頂きます。
3日目より: なんとも言えなかった体のだるさ、倦怠感がなくなる。
漢方を飲み食事をすると汗がでる。
微熱、痛みつづく。
便は1回のみですが下痢気味。
鎖骨の痺れなくなる。
5日目より: やっとお灸ができる様になり、かなり痛みが軽減される事を知り、仕事の合間、寝る迄の空いた時間はお灸でうめる。
10日目より :薬湯に1時間近く入るが、背中だけが冷たく感じ、風呂上りは足に鎖を繋がれている様に重い。
左足首とかかとの腫れ、痺れ、膝の痛み増す。
1ヶ月目 :夜2、3時間おきに目が覚め、喉が渇く。
手首、肩も痛くなる。お箸を持つのも痛く、字を書くのもやっと。(2月中旬頃、事件発生!持病のメニエール発症。夏からリウマチの事で頭が一杯で忘れていました。4年ほど前からメニエールになり、いつも耳鼻科で点滴と薬〔メリスン・リーゼ〕で治療していました。そしてふと、点滴をするとすぐ治る事と、点滴の色が淡いピンク色だった事を思い出し、パソコンで調べると、なんとその点滴がステロイドである事が分かり、すぐさま通院していた病院に確認しました。すると1回の点滴で20~100gのステロイドが入っているがそこでは20gとの事。もちろん私はその言葉を信用していません。恐らく今迄に15回は受けていると思います。そしてその旨を松本先生に伝えると、「大丈夫や治したる!」と新たに力強い言葉を頂き、この時はもう恐い物はない、何でも来いという感じでした。そして黄色い粉薬を送って頂き服用すると、たった1日でめまいが治まりびっくりしました。病院によってこんなにも違いがあるとは、ほんとに天と地ほどの違いです。)
2ヶ月目 :寝汗が止まる。微熱がなくなる。
とにかく痛みはお灸で軽減されるので、一にお灸、二にお灸です。頚椎、膝の裏、手の届かない所は主人にしてもらいました。
3ヶ月目: 痛みは体中を順番に巡っていく様です。
お灸の数は200~500コ
抗核抗体が「80」から「40↑」になる。
4ヶ月目 :お灸の数は1000コに増える。仕事前に肩、足裏、足首、仕事の合間に膝、肘、手首とする。
~ 全体の薄皮を剥がす様に痛みが少なくなっている様に思う。
お灸をした後の痒み増す。
7ヶ月目: ある日転んで膝をうつが、そこにお灸をしても大丈夫だという事を松本先生に教えて頂く。
8ヶ月目: 痛みはかなり減る。
あまり痒くならなくなる。
お灸をしてすぐではないが、入浴をすると痒みが増すとの事。
もっともっとアトピーでておいで。
9ヶ月目: 全体の痛みがかなりなくなる。
足首の腫れが引いてくる。痺れは足指先のみ。
ピンポイントで痛みがわかるでの、そこに集中的にお灸をする。
10ヶ月目: ずっとしていた舌のヒリヒリ(ヘルペスの一種だそうです)がなくなる。
~ 普通にしてたら痛みは感じません。左足首の若干の腫れ。
左足指先の痺れが少し残る。
12ヶ月目: 下痢が止まる。
この頃からお灸の数もかなり減り、その代わりリンパの流れが良くなる様
足首の内側から太ももにかけてねじる様にマッサージしたり、足首を回したり足の指を開いたり閉じたりと指の体操をしました。
あと、右膝裏の辺が張った感じがするので、痛点を指圧すると次の日には
治っていました。
そして現在、お陰様で年末には2年分の大掃除もできる程、以前の様に元気に仕事、家事をこなしております。痛みは何かした拍子に「あれ?」と思う程度で、あとはまだほんの少し左足首が腫れているのと、ほんの少し足指先の痺れが残っています。とにかく平成17年11月~平成18年12月迄、風邪ひとつひく事もなく、メニエール、生理痛までもが治りました。
一年ちょっとの治療の中で一番大変だったのはお灸ですが、お灸はすればする程痛みは軽減されます。でも指や手やすべてが痛いので、ほんとに大変な事です。とにかく私は今だけを考えました。今何をするか、お灸をするだけです。余計な事は考えない、そしていつかそれも必ず終わるのです。
あと役に立った事がいくつかありましたので、お伝え致します。
かかとの痺れ、頚椎の痛みで寝れない時はビーズクッションを置くと楽になりました。
冬場に限らず冷えは禁物です。とにかく体は冷やさない事。
寝る時に肩だけの毛布(ヒザ掛け、ショール等を使用)をおくるみの様にする。
使いきった漢方は菜園のまわりに撒く(根元は避ける)と虫除けに。
又、ネコのフン除けにもなりました。(母の話)
最後になりましたが、私をここまで良くして下さり、地獄から天国に導いて下さり、いつも「治したる」と力強く握手をして下さった松本先生、そして、治療中色々な話をして、いつも気持ちを和ませて下さった織田先生、いつもやさしく採血をして下さった看護士さん、いつも気持ちよく応待して下さった
スタッフの方々。
ほんとうに心より感謝申し上げます。
ほんとうに ほんとうに ありがとうございました。
又、今後共、宜しくお願い致します。