「リウマチ手記」
M.K. 36歳2013年3月8日
M.K. 36歳2013年3月8日
私がこの病気を発症したのは、2011年4月でした。
最初は右肩が痛くなり、職場近くの整形外科医院へ行きましたが、レントゲンの結果は異状なし。重たいものを運んで、少し無理してしまったからだろうと思っていました。それからすぐに右肩の痛みが治まり、今度は左手首が痛くなりました。次第に今度は足首や肘など至る所に激痛が走るようになり、
仕事もままならなくなりました。再び今度は総合病院に行き、すぐに血液検査をしたところ、リウマチと診断されました。その頃の私は職場の責任者として店長の仕事を任されており、たまたま同時期にスタッフが次々辞めていってしまった事から、休みも上手く取れず、残業ばかりの生活。家にいても仕事の事ばかり考えてしまい、睡眠時間は1日2時間ほど。食事も不規則なものになっていました。病院でリウマチを診断されても仕事のスタイルを変える事が出来なかったため、病院でアザルフィジンと痛み止めを処方され、
治療を始めながら今まで通り仕事を続けていました。それから一週間後、顔・身体全体に蕁麻疹の様な湿疹が出てきました。
すぐに病院に行ったところ、薬が合わなかったのだろうと言われ、アザルフィジンを止め、リマチルを処方されました。
それでもまた一週間後、同じように湿疹が出て、再び病院に行ったところ、薬のアレルギー(PANアレルギーと言われました)だろうと診断されました。そして、まずはアレルギーが出ない薬で治療する事が大事だからという事で、今度はステロイドを処方されました。
私は今まで病気とは無縁だったため、あまり薬の知識はありませんでしたが、ステロイドは怖い・・という思いはありました。それを担当医に伝えた所、「ステロイドというのは、長く飲み続けるのは危険だが、2・3か月飲むだけなら支障はない。今日から飲み続け、どんどん量を減らして、2・3か月後にはステロイドを止める。そこからの治療計画は、それからまた考えましょう」と言われ、今のところ、薬のアレルギーを持つ私にはステロイドという手しかない、との事だったので、結局納得できないままステロイドでの治療を始めました。
またそれと並行して、鍼灸治療にも通い始めました。
飲み始めてからはもちろん、リウマチの痛みはまるで無かったかの様な生活でしたが、ステロイドを飲み続ける生活は、何よりも精神的につらかったです。
ただ、薬の量は当初の予定通り順調に減らしていくことが出来、半年後には脱ステロイドとなりました。
しかし、痛みはまたすぐに訪れました。
親指や膝に筋肉痛のような痛みが走り、自分の中でも今迄のリウマチの痛みとは少し違う様な痛みを感じるようになったのです。
またすぐに病院に行くと、再び血液検査を。結果は「リウマチとは言えない」
「シェーグレン症候群の可能性もある」など、とても曖昧な説明の上、結局診断結果は、分類不能型自己免疫疾患というものでした。そして再びステロイドを処方されたのです。ただやはりステロイドを飲む事に抵抗があり、処方されたステロイドを飲まず、ただただ鍼灸治療に通い続けました。
でも症状は悪化する一方でした。膝は立っていられない程の激痛が走り、右の人差し指はペンを持つことも出来ない程の筋肉痛のような痛み。
筋肉痛の痛みは針治療でだいぶ緩和されましたが、膝の関節はあまりの激痛で、夜中に主人に抱えてもらいトイレに行ったり、関節からカクカクと音がなる様にもなっていました。こんなになってもステロイドは飲みたくない・・、とにかくインターネットで何か良い治療法はないものかと探していたら、ステロイドは一切使わないという松本漢方クリニックのサイトを見つけました。
サイトの中の患者さんの手記を読んで、すぐに主人にここに行ってみたいと伝え、主人に大阪まで車を運転してもらい、行動に移しました。
実際インターネットには胡散臭いサイトも多く、信用できなさそうな病院も多くある中、松本漢方クリニックの患者さんからの手記は、私が今まで苦しんできたプロセスそのものだったのです。
そして初めて先生にお会いした時、今までどこの病院でも絶対に言われなかった言葉、そして一番言われたかった言葉である、「絶対治してあげるからね」と言って頂いたのです。また同時にステロイドの本当の怖さを理解することができました。ちなみに筋肉痛は多発筋痛症の痛みで、血液検査のヘルペスの数値がとても高く今までにない検査結果に驚きました。
それからは主人に協力してもらい、漢方の煮だし、お灸、漢方風呂を地道に続けました。漢方治療を初めて1か月ぐらいは、足首の筋肉痛(足が2倍ぐらいに膨れ上がりました)や、左手首の痛みなどがあり、仕事をお休みする日もありましたが、2か月もすると右膝のカクカクと、朝の足裏の痛みぐらいしか痛みを感じなくなって、普通の生活が送れる様になってきました。
ちょうどその頃、両足首から足裏、それからお腹が異常にかゆくなり蕁麻疹の様に赤く浮き出てきました。特に両足の痒みは酷く、掻きすぎて所々膿んできたのです。治る為のアトピーの話は伺っていたので、やっとアトピーが出た!と逆に嬉しくなり、アレルギーの薬でだんだんその痒みも気にならなくなってきました。そして初診から半年度、血液検査の結果、リウマチの数値がしっかり正常値に戻っていたのです。先生からリウマチが治ったと言われた時は、とにかく嬉しくて涙が出てきたのを覚えています。
ただまだその時点では抗核抗体と血沈の数値が残っていました。
もちろん引き続き漢方を飲み続け、遂には抗核抗体も正常値に。
あとは血沈!正直今は、リウマチだった事がウソみたいに普通の生活が送れています。でも今でもあのリウマチの激痛・ステロイドの飲み続ける辛さは忘れることは出来ません。もしあの時、松本漢方クリニックを見つける事が出来ていなかったらと思うと、怖くて仕方ありません。
何度も何度も読み続けた、ホームページでの松本先生のコラムや、医院でのレポートも、最初はとても難しく思えたのですが、何度も読むうちに、自分の病気が何なのか、何と戦っているのかを理解する事が出来ました。
その上で、先生の診療を信じる事が出来、リウマチを完治する事ができたのです。本当にありがとうございました。
そして、リウマチになってからいっぱい心配をかけ、何かあるとすぐに飛んできてくれた両親、リウマチで迷惑かけてばかりの私に、一緒に頑張ろうといつも明るく支えてくれた主人に心から感謝したいと思います。
実はあまり文章を書くのは得意ではなく、読みずらい文面だったかもしれませんが、この手記が、今リウマチで苦しんでいる人たちが松本漢方クリニックに出会い、幸せな生活を取り戻せる手助けになればと思っています。