「アトピー 喘息 リウマチ 鼻炎 手記」
37歳2008年3月9日
37歳2008年3月9日
長男が通っていた幼稚園のママ友に「子供3人ともが喘息で、松本漢方クリニックに通いだしてから夜中に救急車を呼ぶ事もなくなり、治ってきている人がいる」と教えてもらったのがきっかけで松本先生の事を知りました。自分がアレルギーだと自覚した事はなかったのですが、大学生の頃から春頃に目を掻いていた覚えがあるので、すでに花粉症になっていたのかも知れません。整理初日には、
整理痛や頭痛もひどく、立っていられないほどでした。11年3月に5年勤めた仕事を退職し、長男を5月に出産しての初めての育児がはじまりました。なんとなく体調が悪いのは、慣れない子育てのせいと思っていましたが、12年3月に目の痒み、鼻水やくしゃみもひどくなり受診すると、杉とヒノキの花粉症と診断されました。病院では、これから毎年花粉が飛ぶ前の1ヶ月から花粉症を抑える薬を飲まないといけないと言われましたが、出された薬は1~2回飲んでほかしたように思います。
その4年ほど前から食の勉強会に参加したりして、現代の環境がいかに悪いか、大気汚染、化学農薬、食品添加物、有機野菜等の知識を一般の人よりも得ていたので、病院に行かずにすむ健康な体を作るのは、口から入る物が重要だと思い、水や食べ物にますますこだわるようになりました。その翌月4月、季節の変り目で風邪を引いたと思っていましたが、熱は下がっても酷い咳が止まりません。特に、夜寝ようと横になる時と明け方にひどくなり、完全に治まるまで丁度2ケ月かかりました。近所の病院を2,3件回りレントゲンを撮っても異常はなく風邪が長引いていると診断されました。
その後、風邪引いたり熱を出したりした後は、必ず咳が2ヶ月ほど続くことになりました。14年2月に次男を出産し2人の子育てに専念していましたが、主人がどうしても女の子が欲しいと常に言っていたのと、次男は意外にもおとなしくあまり手がかからなかったので、これならもう一人育てられると思い、
15年7月にかかりつけの産婦人科を訪ねました。ずっと体調が悪かったのでまずそれを何とかしたいと思っていました。就職してから、整理前の2~3には必ず、ひどい頭痛、肩こり、首こり、筋肉痛で動けなくなり、整理が始まると、治まるという症状に悩まされていました。月経前症候群(PMS)ということでツムラの当帰勺薬散を飲み始めることになりました。あと、常に疲れていたり、やる気もなく体が温まらない(平熱35,2度)、風邪をしょつちゅう引いたり、便秘もひどく、学生時代の友人に会うと「昔ははつらつとしていた」と言われ、もしかしてうつ病かもとも思っていましたが、血液検査の結果、橋本病と判
10月から駅前に甲状腺専門の内科にも通院する事になり、
チラージン50を毎日飲む事になりました。産婦人科の方は、出来れば出産は35歳までに終えたいと思っていたのと、卵子の状態が若い頃と違い、排卵しても毎回受精可能な大きさに育っていないということだったので、排卵誘発剤のクロミッドを服用する事になりました。そして排卵前後に6本注射を打ちました。(HCGとあと1種類名前を忘れました。排卵しやすくなり着床しやすくなる注射と説明されました)妊娠するまで1年間それらの排卵誘発剤をステロイドとは知らずに、積極的に取り入れてしまうことになりました。
16年11月、妊娠中で気をつけていたにもかかわらず風邪をひいてしまい、例の咳が始まりました。3人とも妊娠中はお腹が張りやすく、安定期の頃から張り止めを1 日に3~4錠飲んでいたうえに、咳で腹圧がかかると胎児に影響があると言われましたが、産婦人科で出された咳止めは全く効果がなく、風邪ではなく「咳喘息」かもしれないので症状が出たときに受診するようにと言われていた医大へ行くことになりました。今まで苦しんでいたのをやっと治してもらえると思っていたら、「とりあえずステロイドの吸入器を毎日吸って様子を見ましょう、でも喘息なのですぐには治らないし吸入しても咳はすぐ止まらない」と言われました。
薬は飲まない方針だったけれど、ステロイトドは使ってはいけないとは知らず、使わない方がいいぐらいの知識しかなかったし、薬を使うことが嫌なことより、胎児のために咳を止めなければいけないと、とりあえず言われたとおり毎日吸入しました。でも効果は特に感じず、日にちがたつと咳は治まってきていたので15日間ぐらいで勝手に吸入をやめ、また風邪を引いたら受診と言われ通院も止めました。17年4月、無事に生まれてきた三男は、生後47日目に小児科でアトピーと診断されました。それからまず子供が松本漢方クリニックでお世話になることになり、ベビーバスに入らなくなった7月から、子供たちと一緒に私も漢方のお風呂に毎日入ることになりました。8月にまた風邪後の咳が始まったので、子供共々先生にお世話になることにしました。
「咳喘息」がアレルギーだと知らず、医大に行くまではずっと風邪が長引いていると思っていたし、その医大では喘息なので治らないと言われ悩んでいましたが、これでやっと治してもらえると希望をもてるようになりました。血液検査の結果IgEは37でしたが、スギ16.6、ヒノキ3.26の花粉症でした。幸い夏だったので、お茶代わりに煎じ薬は3番まで飲んでいました。今となっては温かいのを飲めるようになりましたが、初めの頃は吐きそうで飲めなかったので、氷を入れて冷やして飲んでいました。アルミの鍋より土鍋で焚いた方がまるやかになるとママ友に教えてもらい、さらに、1番煎じを飲んだ後、水を1口飲むと不味さもほとんど感じないのでこれらは今でも続けています。咳瑞息のほうは薬を飲み始めてから3日後には横になって夜寝られるようになり、1ヶ月ほどでほとんど治まりました。根本から治したいと,思ってはいましたが、咳が止まると意気消沈しそのうち勝手に通院を止めてしまいました。この頃は6才の長男も突然アトピーになり、三男と共に漢方のお風呂は1日おきに入り続けていました。
長男の入学で慌ただしい19年4月が過ぎ、5月の連休が終わった直後から、左手の肘の内側から汁が出だし、微熱が続き、ブツブツが左手と左足に、顔首の右半分と右腕は火傷のように真っ赤になり、お腹から右足にはブツプツとザラザラのアトピーが1ヶ月ほどで広がっていきました。目の回りの皮膚の柔らかいところや耳も皮が剥がれていき、7月の終わりには治まってきましたが、一時はどうなることかと不安でいっぱいでした。10月から11月は風邪が長引き、咳が治まるのに1 ヶ月ほどかかり大変でしたが。
ようやく落ち着いたと思った12月、今度は左目の下が痒くなり、あっという間に500円ほどの大きさに広がり、汁でグジュグジュ、またアトピーになってしまいました。三男は季節を問わず、ひどいときは1ヶ月間の半分ほど熱や下痢、風邪を引いたり病気ばかりでものすごく手がかかり、そのうえ普段の家事や長男次男の送迎や付き添いもあり、秋から冬は家族間で風邪の伝染し合いをしたりで怒涛の毎日でした。少々の顔のアトピーにかまっていられず、顔中に広がっていったわけではないので消毒と赤い塗り薬でごまかしていました。19年2月中頃から、鼻づまり、微熱、喉痛、目のかゆみでまた花粉症も始まりました。洗濯物や布団を外に干せないのでイライラはしつつも、アトピーが広がったり、咳喘息で苦しいのより、花粉はまだましだったので特に花粉症の煎じ薬は飲んでいませんでしたが、19年ぶりに高校の同窓会が9月に開催されることになったので、見た目気持ち悪いし、顔の500円大のアトピーをなんとかしようと、またアトピーの煎じ薬を飲み始めました。毎日少しずつでしたが、ぐじゆぐじゆがかさかさに変わり、範囲も小さくなっていったので、朝起きて鏡で顔を見るのが楽しみになっていました。
完全に皮膚が戻るまでもう少し、と思っていた6月の終わり頃から、体がだるいのが続き微熱が2週間下がりません。いつも何かしら季節の変わり目は体調を崩すので、またかと思っていましたが、7月中旬のある朝、足がむくんでパンパンになっていて、翌日はさらにひどくなっており、手首と足首の関節が痛み始め、しゃがんだときには膝がバキッとすごい音で鳴りました。指の関節が痛くてブレーキを握れないので自転車に乗れなくなり、膝が痛くて家の階段も下りられなくなりました。インターネットで調べると関節リュウマチは不治の病で、症状が治まっている状態をステロイドでいかに長く保っていくかという治療をするが、15年ほどかけて少しずつ動けなくなり、寝たきりになったり、人工関節の手術をするというようなことが書いてありました。最新の免疫抑制剤で寛解の状態を保てるみたいなことも書いてありましたが、免疫は高めるもので抑制してはいけないのですよね。関節リウマチの薬は副作用がひどいとも載っていました。
3人の子供たちの世話があるので、動けなくなるのは困ります。微熱が続いたり、とにかく関節が対称で痛いという症状があてはまったので診察にかけこみました。検査結果、血沈17、CRP 0.39,IgE 10.1でやはりリウマチと言われ、お風呂は2日に1回、毎週鍼とお灸を受けることになりました。鍼はものすごく痛くて怖いと思っていましたが、髪の毛より細い鍼だと聞いて、痛みもほとんどなく、打ってもらった後は体が軽くなったようで、腰がいつもミシミシと痛んでいたのも鍼の後2日間ほどは感じず楽になったようでした。1週間ほどして生理が始まりましたが、毎月悩まされたPMSの症状も全くでなかったので、1回打ってもらっただけなのに鍼パワーにとてもびっくりしました。お灸は関節の痛いところに寝る前に1回していました。慣れない頃は時間もかかったし、熱く苦痛でしたが痛みはすぐに引いていきました。お灸は手軽にできるし効果抜群ですが、熱いのだけは未だに慣れません。
微熱がまたで出し長い間しんどいと思っていたら、9月の血液検査で単純へルペスの値が128(基準2以下)あり、ヘルベス性慢性疲労症候群とわかりました。風邪を引いたりしたこともあり症状が治まるまで1ヶ月半ほどかかりました。10月末には手首の違和感はなんとなくあったものの、血沈5となっていたので、お風呂は3日に1回、鍼も2週間に1回からもうしなくていいことになり、回復してきたととてもうれしく思いました。しかし12月中旬に感染性胃腸炎にかかり、やはり年末は咳喘息で苦しんでいました。
20年の年が明けてすぐ、子供たちがインフルエンザ、咽頭結膜炎、感染性胃腸炎と次々病気にかかり、手首の違和感はまだ続いていましたが通院できずにいたら、1月末の血液検査でCRP 0.16、IgE 14..1となっており、やはり完全に治っておらず、また鍼灸をしなければならなくなりました。2月下旬に風邪を引いたので今は咳が2週間続いており、喘息の煎じ薬をまた飲んでいます。今回は咳がまだ治まらず、夜寝られない状態が続いています。出産後次々に病気になり、リウマチになったときにはこの先どうなるのかととても不安でした。知り合いにリウマチの人もいなくて、誰にも病気の相談ができなかったので、今までに書かれた手記をたくさん読ませていただきました。参考になることもたくさんありとても励まされました。家族の協力が必要と言っても、主人は当てにならず長男がいろいろ手伝ってくれました。リウマチ、咳喘息、アトピー、花粉症、橋本病、それぞれつらい病気で毎日大変ですが、でもなんとか治るよう頑張りたいと思っていますのでこれからもよろしくお願いします。