●「リウマチ治療」46歳2003年10月18日
●「リウマチ手記」匿名希望47歳2003年10月20日
●「リュウマチ治療において」45歳2003年10月21日
●「リウマチ手記」42歳2003年11月15日
●「リウマチ治療記録」40歳2004年1月11日
●「リウマチ手記」45歳2004年2月24日
●「リウマチ(途中経過)」49歳2004年3月28日
●「私のリウマチ克服体験」Ｈ．Ａ．49歳2004年5月7日
●「松本漢方クリニックと出会って」41歳2004年5月29日
●「リウマチ手記─感謝！感謝！です」49歳2004年6月30日
46歳2003年10月18日
平成14年2月頃から、朝起きて歩き出すときに、足の甲が痛むようになりました。靴が合わないのかと思い、靴を替えてみましたが、治りません。腫れているので、しもやけかとも思いましたが、赤くもないし痒くもありません。そのうちに痛みがずっと続くようになりました。
4月に入り、人間ドッグを受けた時にそのことを話すと、「整形で診てもらって下さい。」と言われましたが、そのままにしていました。4月の終わり頃から、急に膝が腫れ、痛くて曲がらなくなったり、手首が痛くて、力が入らなくなりました。どうしてなのか原因がわからないまま、整骨院へ通っていました。
そんな様子を見て、母が「Ｋさんも昔、足の甲が痛いと言っていたから、リウマチかもしれない。病院へ行って、診てもらったら。」と言うので、5月の末に総合病院ヘ行きました。結果は「リウマチの抗体はあるけれど、炎症反応など、その他の値は高くないし、診断基準を満たさないので、リウマチと診断できない。」ということでした。「リウマチの薬は出せないので、痛くなったら飲むように。」と、痛み止めを頂きました。
近所のＫさんは、20年以上も前から、リウマチの薬を飲んでいて、その副作用で内臓を悪くして、今は人工透析をし、骨粗しょう症もあり、寝たり起きたりの生活をしているそうです。どうして私がリウマチになるのだろう、どうしたら治るのだろうと、図書館に行って、リウマチのことを調べました。すると、「現代医学では、治すことができない病気」と書かれていて、絶望的な気持ちになりました。それでも何とか治す方法はないものかと、健康の本で調べ、、6月の半ば頃から、キャッツクロウという健康食品を飲み始めました。
時々、手、指、膝、足首は痛みましたが、8月の半ばになると、足の甲の痛みだけは取れました。効いているのか否か、わからない薬ですが、何もしないでいる方がずっと不安なので、飲み続けました。
11月になり寒くなってくると、指、手首、膝と頻繁に痛むようになり、整骨院通いが続きました。12月の半ば、夜中に肩の激痛で目が覚めました。あまりの痛さに、それまで体に良くないからと飲まないでいた痛み止めを、飲んでしまいました。暮で忙しかったので、痛み止めを飲みながら、何とか乗りきりました。
けれど、こんなに良く効く薬を、飲み続けていいのかなと心配になり、インターネットで調べていて見つけたのが、松本漢方クリニックでした。「凄い！『リウマチを治してくれるお医者さんがいる！』直ぐに行って、治してもらおう！」と思いました。けれど、主人と母にそのことを話すと、そんな遠くへ行かなくていいとか、ペテン師かもしれないから止めた方がいいと言われ、迷っていました。
長野は、毎朝のように雪が降り、雪かきをすると、指や手首が痛くなります。片手では、包丁を使うことも、お茶碗を洗うことも、洗濯物を干すことも、うまく出来ません。痛くて困っているのは、私なのです。自分で納得できる治療を受けたいと思い、ついに平成15年1月29日に、松本漢方クリニックへ行きました。
血液検査と、鍼治療とお灸のやり方を教えて頂き、2週間分の漢方薬を頂いてきました。煎じ薬は体が温まり、早く治るように、毎日、3番煎じまで飲みました。お風呂の漢方も、とても温まり、家族皆で入り、この冬は、誰も風邪をひきませんでした。また、お灸が良く効くことにも、驚きました。痛いところにお灸をすると、翌朝には、もう治ってしまいます。あまり良く効くので、肩が凝ったと言う母にも、何回かやってあげました。鍼治療は、毎週通いました。体のだるさが取れ、調子良くなります。煎じ薬を飲むようになってからは、激痛が起こらなくなり、だんだん良くなっているようで、明るい気持ちになれました。
４月６日、２回目の診察に行き、「まだ少し、足の甲が痛い。」と言うと、「お灸が足りない。」と、叱られました。家に帰り、さっそく足の甲に、ごま塩のようにお灸をすると、すぐに痛みは無くなりました。『どこも痛くない！』元の体に戻ったようで、嬉しくなりました。
そして、５月の末には、蓼科山に登ってみましたが、どこも痛くなりませんでした。
６月８日、３回目の診察に行きました。血液検査の結果、抗体の値が、相変わらず４０と聞き、本当に治るのかなと心配になりました。アトピーも、以前に、お灸の痕が少し痒くなったことはあったけれど、未だに出てきていません。
けれど７月には、八方尾根,八ケ岳の硫黄岳、８月は北アルプスの燕岳、９月は唐松岳へと、登ることが出来ました。また、大好きな山登りが出来るようになり、本当に嬉しいです。農作業でも、草刈り機で草を刈ったり、20キロの籾（もみ）の袋を持っても、どこも痛くなりません。去年のことを思ったら夢のようです。
これからも、松本先生の「治してあげるから。」という言葉を信じて、頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
47歳2003年10月20日
１０ヶ月前 (２００２年１１月)
「リウマチです。今すぐに、どうこうと言うことはありませんが、１５年から２０年で、体が動かなくなる病気です。」
これは近所の内科医が、淡々と語った言葉です。
１０ヵ月後（２００３年８月）
「全部正常になってるでえ！！手記、書いてやあ！！ノーベル賞もらって下さいて、書いてもええでえ！！あとの人の為に頼むでえ！！」
血液検査の結果を、松本先生が、電話で笑いながら、こてこての大阪弁で語った言葉です。
この天と地の違い…
今年のお正月、私が泣いていたのが嘘の様です。
こんなに早く良くなって、うれしい限りです。感謝の気持ちでいっぱいです。
松本先生、織田先生はじめ、松本漢方クリニックスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
２００２年の１０月中旬頃、家具の移動をした次の日。突然、両肩と腕が痛くて、寝返りすらうてなくなりました。主人、子供達に、布団を掛けてもらわなければならないくらいでした。ちょっとでも動かすと、電気が走るような激痛が、３日ほど続きました。しかし、その時は、まだひどい筋肉痛くらいにしか、思っていませんでした。それから日を置いて、いろいろな症状が出始めました。ふくらはぎがこむら返りになったり、歯科医で治療後あごが痛くなり、食事をするのも思いきり物が噛めなかったり、寝ていても、骨がくずれていく様な、ポキポキとイヤな音がしたりしました。
そして１１月後半、足の指が、キューピー人形のように、プクプクと腫れ出しました。「これは変だ、おかしい。」と自覚し、内科で血液検査をしたのです。結果はＣＲＰ＋－で、リウマチ初期ということでした。内科医が、淡々と冷たく、リウマチについて説明してくれました。リウマチは現在では原因が分からず、完治しない病気だと…。
いつか動けなくなって、寝たきりになる。家族皆に迷惑をかけながら、痛みに耐えて生きていかなければならない…絶望的で、目の前が真っ暗でした。
しかし、泣いてばかりしていられない。なんとかしなければ…。書店に行き、たくさんのリウマチの本を読みました。本に載っていた事は「リウマチかな、と思ったら、早期にリウマチ学会の登録医に行き、最新治療すること。新薬がどんどん開発されていて、２０１０年には、すごくいい薬が出る。」事などでした。そして、関節が変形してきた時のため、着脱しやすい服、食事しやすい道具などが紹介してありました。読み終えたら、不安が前よりも、もっともっと大きくなり、精神的に落ち込む一方でした。
とりあえず、近くのリウマチ登録医院に行きました。１２月で、待合室は混んでいました。杖をついて歩いている人や、首を固定する医療器具をつけた人など、たくさんの患者さんが待っていました。
「ちょっと…待って…！どうして最新治療しているはずなのに、こんなに重症な人がいるの？！」不信感が募るばかりでした。
この日は問診だけで、薬を飲むのは来年１月からということになり、シップ薬だけもらって帰りました。
運命の出逢いは、１月４日の夜でした。
この日、我が家でインターネットが使えるようになり、私はさっそく、全国のリウマチの病院について検索しました。最初は、自宅の近くの医院ばかり調べていったのですが、何となくランダムに、あっちこっちポンポンと押していったのです。
“松本漢方クリニック”
このページに、松本先生の“革命的リウマチの根本治療”の論文が載ってあり、私は釘付けになって、何時間も繰り返し読みました。先生の論文の中に「アレルギー性鼻炎やアトピー治療で、悪徳医師に、有名なステロイド剤を投与された後、免疫を抑制することで、リウマチを引き起こす可能性がある。」と、書かれていました。まさに、私がその通りだったのです。２年ほど前から、体に湿疹が出来、皮膚科で、セレスタミンを数週間分出されました。又、耳がキーンと痛くなり、声がこもって聞こえづらくなった時、耳鼻科でも、このセレスタミンを処方されたのです。「あれ？またこの薬なのか。」確かにこれを飲むと皮膚もきれいになり、耳も治りました。しかし、これによって、私の体は大変なことになってしまいました。リウマチになってしまったのです。セレスタミンは、ステロイド剤だったのです。先生の論文どおり、セレスタミンで免疫を抑制したことによって、リウマチを引き起こしてしまったのです。
１月１１日、私は千葉から、大阪の松本漢方クリニックに行きました。今も忘れませんが、リウマチのせいで足を痛めていたため、松本漢方クリニックの階段が、一歩一歩しか上がれなかったのです。
ドアを開けると、漢方のにおいがしました。私には、嫌なにおいじゃなく、気持ちを落ち着かせてくれるにおいでした。松本先生は、お医者様のイメージとはかけはなれた、喫茶店のマスターのような印象でした。「インターネット見て、千葉からきてくれたんか。リウマチは、絶対治したるでえ。」と握手をして、暖かく励ましてくれました。そして先生は「リウマチとアトピーの根本治療を、よく読んどいてやあ」と続けられました。私が「穴があくほど、読んできました。」と答えると、「ほんなら、千葉に帰ったら、パソコンに穴あいてるでぇ～。大変やなぁ！！」と大笑いされました。私も、来た時の暗い気持ちが、いつの間にかどこかへ消え、明るい気持ちで笑っていました。これは松本マジックです。先生と話すと、体も心も、良くなるような気がします。そして織田先生に鍼灸をして頂きながら、「早いうちに、松本漢方クリニックに来られて良かったね。運がいいね。きっとすぐに良くなりはるわ。」と、いろいろ励まして下さり、本当に嬉しかったです。
家に帰ってすぐに、煎じ薬、お灸、漢方風呂をやりました。煎じ薬は、三番まで煎じて飲み、お灸は、腫れた所や痛い所に１００個、多いときは２００個くらいやりました。漢方風呂はとても体が温まり、冬だというのに、顔から汗がポタポタと落ちてきました。最初は、20分位でもつらかったのですが、慣れてくると、３０～４０分ゆっくり入れるようになりました。
私の場合、西洋医学の治療を一切しないで松本漢方クリニックに出逢えた事が、今考えると、とてもラッキーな事でした。というのも、リバウンドと思われるものが、軽く済んだからです。他のリウマチ患者さんの手記を読んで分かったのですが…。
私のリバウンドと思えるものは、煎じ薬を飲んですぐに、次の日くらいから出ました。足の裏全体が、痛くなったのです。その痛さは、火の上を裸足で踏んでいる様な、とても辛いものでした。足の裏の痛みは、４～５日で、症状がやわらぎました。その他、下痢と微熱と体のだるさが、１ヶ月くらい続いたと思います。そして、足のお灸の跡が、すぐにかゆくなり、思いっきり掻いていました。掻けば掻くほど、足が楽になっていく様な気がしました。
松本漢方クリニックでの治療を始めて1カ月後位から、知らず知らずに、階段の上り下りを普通にしていたことや、重いものを持っても、後で腕の関節や手首が痛くなることが、少なくなってきました。１ｃｍ大きめサイズの靴がカパカパになり、足首の骨格がスッキリとしてきて、靴のサイズも元通りに戻りました。この頃から体が楽になり、家事も普通にできるようになってきました。と同時に、お灸をするのが段々つらくなり、さぼりがちになりました。関節が痛くて腫れていないと、お灸って出来ないものです。「体って正直なんだなぁ。」と、つくづく思いました。煎じ薬とお風呂は、まじめに毎日続けました。
私は千葉県在住ですので、松本漢方クリニックへ行ったのは、今までにわずか３回ですが、漢方の薬がなくなると、電話で松本先生がその都度、体の調子や痛みの具合を聞いて下さいました。風邪を引いて耳の調子がおかしい時は、抗生物質や風邪の薬も一緒に送って頂いたりして、本当に助かりました。最初の頃は、免疫力が弱かったせいか、本当に風邪ばかり引いて辛かったのですが、最近気付いたのですが、風邪もあまり引かなくなってきました。これも漢方薬のお陰だと思います。あのリウマチの、何ともたとえられない激痛も消え、ゾウさんの足もカモシカの足（？）の様になり、朝方の手のこわばりも、いつの間にか消えていました。まだ、少し足の指の違和感が残っているので、松本先生にもうしばらくお世話になりたいと思います。こんなに早くにリウマチが良くなって、嬉しい限りです。
最後に、先生にお願いがあるのですが、私の場合、たまたまインターネットで松本先生の事を知ることができ、本当にラッキーだと思います。まだ知らない人達が、近所の整形外科やリウマチ専門医院から、杖をついた人達が出てくるのを見かけると、心から叫びたくなるのです。「早く松本漢方クリニックのことを、知ってください！！」と…。そのために、全国の書店に、松本先生の本を出版して欲しいのです。他の医者で治せないリウマチで苦しんでいる人達を、一日も速く救ってあげて下さい。よろしくお願いします。そして、ノーベル賞をとって頂きたいと思います。手記を書くのが遅くなり、申し訳ありませんでした。本当にありがとうございました。
45歳2003年10月21日
まず最初に、インターネットで、松本漢方クリニックに出会えた事に、感謝したいと思います。
私がリュウマチではないかと疑問を持ち始めたのは、去年の５月頃だったでしょうか。両手のこわばり、両腕両足のだるさ、ちくちくした痛みが1ヶ月ほど続き、「もしや、リュウマチではないか」と不安になり、インターネットで検索してみたのです。
そこでは、松本漢方クリニックのホームペーシの圧倒的な情報量に、目を見張りました。「アトピー理論」「リウマチ理論」に加え、患者さんの闘病生活から完治までの手記など、感動するばかりでした。私は、自然療法や漢方薬などに関心がありましたので、リュウマチの治療にあたっては、「是非、漢方治療で」と思っていました。松本漢方クリニックは、その点において、私の理想とする病院でした。
早速、うきうきした気分で病院に向かい、ほっとして帰途についた日の事が、昨日の事のようによみがえります。
治療に関しては、先生のご指示どおりにすすめ、3日目には激痛を伴いましたが（3日間）、これも好転反応だと理解できましたので、不安は全くありませんでした。1ヶ月後には、数値も下がり、順調にいくものと信じていました。
ただ、数値的には下がるものの、症状にはそれほど変化はなく、痛みも継続していました。時々体がかゆくなったり、お灸の後が赤く腫れてきたり、リウマチからアトピー症状への変化のきざしが現れてきた頃から、嬉しくなってきたのを覚えています。
治療2ヵ月後も、体のだるさは継続し、立ち仕事は苦痛でした。ところが3ヶ月目に入ると、突然両腕に湿疹が現れ、かゆみが10日ほど続いたのと前後するように、両腕のだるさやしびれがやわらぎ、体が軽くなってきたのです。
先生から、「改善されている。」との診察を受け、あとは気長に続けることで、リュウマチから開放されるとのこと。この時期に、中間報告として手記をすすめられたのですが、家庭の事情で忙しくて、つい忘れてしまっておりました。治療も10ヶ月ぐらいたって、痛みもなくなってきましたので、すっかりご無沙汰してしまっていたのです。
最近になって、また痺れが出てきたので、また治療を再開です。先生には、「まだ完治していないのに、自分の判断で、止めてはだめ。」とお叱りを受け、反省する次第です。
完治するまで、松本先生、スタッフの皆様、よろしくお願い致します。
平成16年５月半ばより、膠原病の発症と完治までの手記をおくります。
「松本先生を信じて よかった!!」46歳2004年7月28日
リウマチの治療をはじめて2年が過ぎ、中間報告として、完治しつつあることを手記にしてから、予想もしない出来事がおこりました。「漢方を飲んでいれば、それで大丈夫。」と高をくくっていた私に、ある日とんでもない症状が現れたのです。その経緯と結果の報告をさせていただきます。
平成16年5月19日（水） 朝、目をさますと、右膝が赤くはれ、痛みを伴う症状がありました。不思議に思い、「まぁ、虫さされだろう。」と、びわエキスを塗って放置していたところ、あくる日になると、3倍ほどに腫れあがっていました。「これは、尋常ではないな。」と、近所の整形外科で診察してもらったのですが、外科の先生の診断は頼りなげで、原因がわからない様子でした。レントゲンを撮り、骨には異常がないことだけ確認し、炎症止めと痛み止めの薬を処方される。夜になると、両足に赤い斑点があらわれ、「やっぱりおかしいなぁ。」と不安が募り、「松本先生に、この症状を見て頂こう。」と思い、薬を飲まずに様子を見ることにしました。
5月21日（金） 松本先生は一目見て、「あぁ、感染してるなぁ・・、熱あるやろ・・・。何か思い当たるふしはないか？」と聞かれたので、「二週間前に、階段からおちて、右膝と右足首を痛めたこと、それと、５月12日に、扁桃腺をはらしていたこと」を伝えました。検温すると３７，3度の熱があり、その場で抗生物質を飲み、帰途につく。
5月22日（土） あっというまに、両足に紅班が増え、どんどん大きくひろがり、痛む度合いも増してくる。「死ぬほど痛かったら、近くの病院に行くんやで。」と、先生に電話で励まして頂く。
5月23日（日） あまりの激痛に耐え切れず、救急車で救急病院へ搬送してもらい、応急処置として、水分補給の点滴と痛み止めの薬を飲む。
5月24日（月） 搬送先の整形外科と皮膚科で診断を受ける。整形外科では、外部からのばい菌による感染の疑いのため、点滴（抗生物質）の投与と、痛み止めの座薬投与を受ける。リウマチ関連の疑いから、免疫内科へ行くよう指示される。皮膚科では、「結節性紅班ではないか」ということで、ﾖｳ化ｶﾘｳﾑがんを処方される。「これで効果が出なければ、皮膚採取して、検査をし、最終治療法としては、ｽﾃﾛｲﾄﾞ治療になる」ことを告げられる。膠原病、もしくはｽﾃｨｰﾙ病の疑いがありとのこと。松本先生との電話では、「今回の症状の原因として、扁桃腺の腫れの処理がうまく行かず、ﾖｳ連菌が体内に入り込み、膝に感染して炎症をおこしたのではないか」とのこと。ｽﾃﾛｲﾄﾞ治療の恐さを詳しく教えて頂き、現代治療の恐ろしさも説いて頂く。「今後の治療方針として、私は漢方で治したいことと、先生の指示に従うこと」を告げ、総合病院での予約診察をすべてキャンセルし、実家で治療に専念することにした。「かゆみが出てきたら、治るからね・・・。」との励ましの言葉を信じて。
5月26日（火） 両足の激痛の中にも、右足にかゆみがあらわれ、不安な中に、少しの安堵が交差する。この日から、少しづつ腫れが引き始め、右膝が少し曲がるようになる。
5月28日（金） 「赤く腫れてるまわりに、お灸をするように。」とのこと。「えーー！こんなところにお灸なんて・・・」とびくびくしながらも、先生を信じてがんばる。あくる日、少し痛みがましになっていたのには、びっくり！28日以降から、お灸が日課となる。
5月29日（土） 両足の腫れがひき、左足にもかゆみが出始める。
5月31日（月） 両足全体にかゆみが増し、希望が持てるようになる。
6月 １日（火） 両足の痛みが取れ始めると同時に、体全体が重くて、だるい症状に変化し、喉の腫れに痛みを感じ始める。夜中、ひどい寝汗で眠れず。
6月 2日（水） 両足は、昨日より軽い。体全体は重くて、鉛が入ってるような感じ。喉の腫れと、頭痛がひどくなる。10歩ほど歩けるようになる。
6月 3日（木） 首から胸にかけて、強いかゆみが出る。
6月 5日（土） 足の腫れはほとんどひき、赤みもなく、痛みもない。漢方薬とお灸で治癒できたことに、感謝の気持ちでいっぱい。歩行も楽に出来るようになる。一方、まだ頭痛はひどく、のどの腫れが痛む。体全体がだるくて重いのは、膠原病の特徴だということで、「先がおもいやられるなぁ。」とがっかり・・・。
６月 6日（水） 胸の辺りに圧迫感があり、息苦しい。微熱も一向にひかず、また不安が募る。
６月10日（木） 両足にﾘｭｰﾏﾁのだるさが出る。足、胸、腕にかゆみが出る。この日より、あまり症状はかわらず、微熱と全身のだるさが、３０日まで続く。
６月20日（日） 何とか気力をふりしぼって、松本病院に行く。先生の生の声を聞いて、元気をもらって帰る。（心の中で、先生に手をあわせてたんだけど・・・。）
７月 1日（木） 長く続いた微熱がとれ、普段どおりの生活にもどることが出来るようになった。
今回の病気を通して、「自分の体の中に、爆弾をかかえている」ということの意味が、よくわかりました。大きなｽﾄﾚｽを抱えていたり、不規則な生活が、即、ひきがねとなることを身をもって体験し、今まで以上に健康に対する意識を高めなくてはと、肝に銘じました。先生には、毎日のように電話で励まして頂き、私の不安に対しては、理解出来るまで何度も説明をして下さり、その時々の症状にあった薬を調合して下さいました。患者の側にたって治療される姿勢に、あらためて、信頼のおける先生だと確信し、私自身も、もっと自分の体の中におこる現象を勉強しなくては、と反省させられました。今後も、リューマチが完治するまで、気を引き締めて、漢方で治療を継続していきたいと思います。
本当にありがとうございました。こころより感謝致します。
42歳2003年11月15日
平成１３年７月に、手の指の関節が痛いのが気になりました。その頃、内科にかかっていたので、リウマチかと思い、その旨を伝え、血液検査をしました。結果は、「リウマチの“け”はある」との事で、「痛いときに塗りなさい。」と、クリームを処方されました。
痛みはとれず、１０月になり、リウマチ科のある整形外科に行き、血液検査をしたら、プラス１でした。「プラス１だと、病名でリウマチですとは言えないから、痛み止めの内服薬で、様子を見ましょう。」とボルタレンを処方され、朝晩、１錠づつ飲みました。また「痛いときに、クリームをつけなさい。」と、クリームも頂きました。
手の指の痛みは、あったりなかったり痛みが移動したりで、症状はあまり良くならず、一ヶ月後の２回目の検査では、まだプラス１でした。引き続き、ボルタレンを内服しました。年末になり、３回目の血液検査で、プラス２になってしまったので、内服薬が、痛み止めのボルタレンから、リウマチ治療薬のリマチルに変わりました。しかし私は、自分がリウマチなのに、何故か“このリマチルを飲んではいけない”と思い、飲まずにいました。
薬を飲まないから整形外科に行くのを止め、整骨院で、手をもんでもらったりしていました。周りからも、リウマチにはあれがいい、これがいい、と情報が入り、ラクトやしょうがなどを飲んでみました。そんな時、インターネットで「リウマチ治療」とキーワードを打ち込み、色々見ていたら、松本漢方クリニックを知りました。手記を読み、先生の理論を読み、検索した他の治療法と比較しました。他のところでは、手記でも痛みが和らいだと書いてあったところが多く、“痛みが取れても、根が治らなくてはだめだ“と思い、松本先生の理論や手記を、また読みました。理論は難しかったですが、“松本漢方クリニックなら治る“と思い、その週の日曜日から、通院し始めました。
平成１４年に通い始め、松本先生は、“イメージより、よく話される方だなぁ“と思いました。今までの経緯を話しました所、「リウマチですね。リマチルを飲まなかったのは、素晴らしい。必ず治してあげるね。」と言われ、握手をして、診察は終わりました。採血、そして鍼治療をしました。鍼は初めてだったので、とても緊張しました。織田先生が、気を使って話しかけて下さったので、痛いとは思いませんでした。お灸もして、家でこれから毎日、もぐさを米粒の様にして、痛いところの周りをする様に、教えてもらいました。
松本漢方クリニックで処方された漢方薬は、始めのうちは、「ウェー」と言って飲んでいましたが、今では、平気で飲んでいます。お灸の方も熱くて、お灸をしながら、“どうして私ばかり”と愚痴を言ってしていましたが、今では、お灸の痕や水ぶくれが出来ても、平気に出来ます。
治療効果の方は、ＣＲＰはマイナスになりました。ＲＦが、４２８から順調に下がりましたが、５回目に上がってしまい、少しショックでしたが、また順調に下がってます。今は、２７０台です。指も、朝のこわばりや少し痛むこともありますが、スカッと全然痛くない時もあります。
考えてみれば、今まで風邪を引いたと思えば、すぐに風邪薬を飲むようなことを続け、何かあれば、薬をすぐに飲んでいたからかなと思っています。松本漢方クリニックに行ってからは、市販の薬は、出来るだけ飲まないようにしています。
そして診察の度に、「痒みはどうですか？」と聞かれますが、痒みが出て喜んでいても、二週間から三週間で退いてしまい、痒みは長続きしません。先生も、治りが遅く感じておかしいと思い、「過去に、何かされましたか？」と聞かれました。「１５年前に、不妊治療で、排卵誘発剤の注射をしていました。」と私が言うと、「それや。人間の体は、微妙だからね。」と言われ、治りが遅い理由がわかりました。
インターネットで松本漢方クリニックを見つけたときは、すぐに治ってしまう気になっていたのですが、今まで安易に薬に頼っていた事などで、治る期間は違うんだなと思います。そして治すのは、自分自身です。松本先生の「必ず治るよ。」という言葉を信じ、先生の治療法 漢方＋鍼＋灸 をこれからもしていきます。先生、スタッフの皆様、これからもよろしくお願いします。
最後になりましたが、鍼灸師の織田先生、いつもお世話になり、治療中は、明るく色々なお話をして頂いて、有難うございます。とても嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
40歳2004年1月11日
２００３年 ２月
体がだるく、咳が止まらない。アレルギー性気管支炎と、診断される。ジルテック（抗アレルギー剤 喘息発作予防剤）と、メジコン錠（鎮咳剤 咳止め）を出される。体のだるさは、この２，３年、続いている。
２００３年 ３月
右膝に痛みを感じるが、会社のリストラなどで、気にしている余裕はない。
２００３年 ４月
４/１２ 痛みがひかない為、N整形外科受診。膝に、水が溜まっているとのこと（すぐに抜くほどではないが）。レントゲン異常なし。血液検査で、リウマチ反応なし。シップを貼り、様子をみる。２月より飲んでいる、アレルギー性気管支炎の薬（ジルテック１０とメジコン錠）も、出してもらう。
この頃から、左足指のまわりも、腫れてくる。
２００３年 ５月
症状は、良くならない。咳は出なくなったので、気管支炎の薬は中止する。勤務地が遠方で、毎日残業のため、休職する。
２００３年 ６月
６/３ スムーズに歩けなくなり、H整形外科（リウマチ科）で、膝の水を抜く。血液検査でリウマチ反応なしなので、リウマチではないとのこと。痛み止めの薬（パイペラック・sefratase セフラターゼ 消炎酵素剤）を出される。
６/６ H整形外科で、再度、膝の水を抜く。痛み止めの薬（ステロイド）を追加される。このとき、ステロイドとの説明はなかった。ステロイドは１０日間飲む。しばらくは、電気治療をするとのこと。
薬を飲んでも、症状は良くならない。右膝は、以前の痛いという様な感じではなく、きついサポーターを巻いている様な感じ（こわばり）になっている。
６/２６ 電気治療に効果がなく、M病院受診。問診から、ほぼリウマチとのこと。血液検査でリウマチ反応はなし。レントゲンは特に異常はないが、膝の骨が減ってきているとのこと。痛み止め（ボルタレン）を出される。リウマチの本には、治らないと書いてあり、これからどうするべきかを考え始める。
インターネットで、リウマチ科の病院を探す。ステロイドは副作用がきついと、本に載っていたので、漢方薬を扱う病院のホームページを見る。
２００３年７月
７/２
M病院 免疫調整剤（リマチル）を出される。免疫を弱めると、他の病気になるのではと、素朴な疑問が浮かぶ。その後、MRI検査を受けるが、異常なし。
７/２３
リマチルの副作用（むくみ、湿疹、口内炎）が出た為、服用中止。痛みはあるので、ボルタレンは継続。
７/２９
Kクリニック受診。ボルタレンを服用していることを告げ、漢方薬をお願いしたところ、大防風湯（顆粒状）を出される。薬剤師に、ボルタレンも服用しているが、問題はないかどうか訊ねたが、漢方薬は食前で、ボルタレンは食後なのでかまわない、とのこと。
その日から約２週間、両脚がむくんでだるく、立つときは、何かにつかまらないと立てない。左足指のまわりは熱を持って腫れ上がり、スニーカーも履けない。漢方薬の本で調べると、「漢方薬と、痛み止めの薬を一緒に飲んではいけない。」と書いてあるため、ボルタレンを中止する。その後、脚のむくみは、すこし退く。
以前に、HPを見た松本漢方クリニックのことを思い出し、松本先生の理論をプリントアウトし、読む。
２００３年８月 松本漢方クリニックにて治療開始
８/２２
松本漢方クリニック受診 膝の水を抜いたときに、ステロイドを入れられているはずとのこと。松本先生の理論には、絶対ステロイドは使わないようにと書いてあったので、ショックを受ける。仕方がないので、リバウンドを覚悟する。最後に“治りますよ”と握手。診察後、鍼治療。鍼は初めてだったので、不安があったが、織田先生のお話で、気分がほぐれる。その後、織田先生より、お灸の仕方を教わる。
帰宅後、体がだるくなり、手に力が入らない。翌日、漢方入浴剤を入れる袋を作る。漢方薬を煎じる用意をする。お灸をするための線香と、もぐさを買い、準備をする。
８/２９ ２２日の血液検査結果、 血沈50 IgG 2080 ZTT 12.4
松本先生より、プロテインを一日１０杯飲むように言われ、薬局でプロテインを購入。２番・３番煎じの漢方薬に入れて、飲む。
その後、週に１回鍼に通う。鍼治療を受けた日と、その後２，３日は、関節も含め、体がだるい。漢方薬は、独特のにおいがするが、なんとか飲める。飲んだあとは、体が温まる。漢方入浴では、お湯に３０分以上浸かり、汗をかく。体が温まり、すぐ寝られるようになる。
お灸は、最初、２０個ぐらいから始める。膝のお灸の後、右膝がだるくなる。左足指のまわりは、熱によって、痛みが吸い取られていく様。ゴマ塩のようなかさぶたは、漢方入浴と、赤い軟膏が効いているのか、ぽろぽろと取れていく。毎日、松本先生の理論と、患者さんの手記を読む。
２００３年９月
９/１９ 血液検査 血沈20 IｇG1891 ZTT13.8
血沈が、半分以下になっているので驚く。松本漢方クリニックで受診する前より、病状がましになってきていると思っていたが、数値として、こんなにはっきり出ているとは…と喜ぶ。
９月になり、涼しいせいか、膝を含め、何となくすっきりしない日がある。お灸をさぼりがちなので、チェック用のノートを作り、体の調子などを、毎日メモすることにする。
２００３年１０月
さらに気温が下がり、雨の日はだるく、手もこわばってきたので、手にもお灸をする。以前痛かった左足指のまわりが、またジンジンとしだした。体全体がだるく、関節が滑らかに動かない日がある。
１０/１７ 血液検査 血沈22 IgG1884 ZTT13.0
血沈が少し上がっているだけなので、安心する。織田先生にも、表情が明るくなってきたと、言われた。
２００３年１１月
症状は前月と変わらず、寒い日や雨の日はすっきりしない、右脚は重く、体全体がだるいが、周りの人たちからは、元気にみえると言われるので、素直に喜ぶ。
１１/１４
血液検査 血沈20 IgG1850 ZTT11.4
血沈が上がっていないので、安心する。早くアトピーが出ることを願う
２００３年１２月
相変わらずすっきりしない日があるが、右ひざのこわばる範囲が、狭くなったような気がしている。寒くても、膝の調子がよい日が増えてきた。養生しているせいか、風邪はひかない。寒い日は、漢方入浴をしたいと思う。
１２/１５
血液検査 血沈20 ＩgＧ1862 ZTT8.7
ZTTが正常値内になっていて、嬉しい。
以上、発病～松本漢方クリニック初診から約４ヶ月、大きなリバウンドもなく、治ってきていると実感しています。松本先生の理論にある、漢方薬・鍼灸の効果（免疫を増進させる、血流をよくする、新陳代謝をよくする）がわかりました。繰り返し、小さな痛みやだるさがありますが、不安になったときは、松本先生の理論と患者さんの手記を、よく読むようにしています。
アトピーが出て、「自然後天的免疫寛容」になるまで、治療をやり遂げます。松本先生をはじめ、織田先生、医院のスタッフの方々、もうしばらく、宜しくお願いします。
４５歳２００４年２月２４日
私は、リウマチと診断されて７年です。最初は手の指に違和感を持って、近くの整形外科に通院していましたが、私の頭の中にはすでにリウマチという予感があり、リウマチ反応が出ても、大してショックではありませんでした。
それから4年程して、体の不自由や痛みが段々と増すにつれて、将来へ不安が募りました。長野市のリウマチの専門医がいる病院を紹介されて、改めて「リウマチは治らない」ことを告げられました。けれど、「最近は薬もどんどん良くなっているので、進行もかなり止める事ができる。この病院は、貴女の力になれるよう、努力を惜しみません。一緒に頑張りましょう。」と言われ、感激して涙が出ました。何の疑いも持たず、先生の指示通り、薬を飲み始めました。薬が効いている間は痛みもなく、自分がリウマチであることを忘れるほどでした。
しかし、ステロイドを処方された翌月には、ピタリと生理は止まり、不安になったので、婦人科を訪ねると「ステロイドだね。戻すために。薬を・・・」と言われ。さすがに問題がないのならと。飲まない事にしました。段々と不調が募り、繊維筋痛症、十二指腸潰瘍、頭痛、不眠、ドライアイ、「薬だけで、お腹が一杯になりそうだね。」と友人に言われる程、薬の量は増えていきました。そして、薬は徐々に効かなくなっていました。
今日は肩が痛くて動かせない。また、ある日は足の付け根が痛くて動かせない、などなど・・・段々とそんな日が増え、2002年の夏、肩は上がらない、膝も曲がらない、薬を飲むと寒気がする様になってきました。診断の時も、腫れて痛い箇所や動かない関節、そんなことを並べたてている事が多くなり、三人の子供がいる私にとって、仕事はおろか、家事も出来ない日が続く焦りや不安は、医師への不信感へと変わり、あんなに絶対だった信頼は、完全に冷めていました。
「薬は出来るだけ飲みたくはない。けれど、この辛さは耐えられない。しかも、飲んでも治らない。私は、病院に行っている限りは、良くなれないのではないか。」という思いになり、代替医療を考えるようになりました。
そんな時、自分の治癒力を高めるため、血液をきれいにするという療法に出会いました。血液診断の結果、赤血球も白血球も正常に機能していないらしく、プラーク等で汚れているという血液の画像を見せられました。それからは、体にとりこまれると害のある食品添加物・農薬・化学肥料を極力避けた、玄米・有機野菜中心の生活に切り替えました。体の歪みは、骨格をも歪め、筋肉や血管を萎縮させてしまうので、整体でしなやかな体を作り、血流を良くすると、体の中で自然治癒力が高まる。しかも、薬は、白血球の機能を鈍らせるとのことで、何の迷いもなく、すぐ飲む事を止めてしまいました。
私は、この療法を治ると信じて通い続けていました。けれど、薬を止めていたのに加え、家から電車を乗り継いで往復３時間あまりもかけ、毎日通うのは体力的にも精神的にも限界が見えていました。耐え難い痛みも体の不自由もピークになり、半年後には、車の運転も出来ない、ボタンやファスナーもつかめない、パンツの上げ下げも、手を挙げることも出来なくなりました。一人では、お風呂に入っても、体が洗えない、頭に手が届かない、湯船に沈めない、上がれない、寝る時は、ベットに転がるようにして、布団も自分では掛けられない、寝返りも出来ずに、腕は胸の前に置いたままで、どなたかの体験談にあった“まるでファラオのよう”でした。起きる時も、主人に枕ごと起こしてもらい、着替えも、私は座っているだけ。一日中ソファに座ったまま、何を見るでもなく、目を開けているだけで、廃人のように過ごしていました。
この頃の痛みは尋常ではなく、私はもう、極限状態でした。死ぬことさえ考えはじめ、療法も休みがちになり、一人では動けない状態でした。気持ちが滅入り、寝たきりへの不安・なんら回復のない療法への失望感から、うつ病のようになり、私はまた病院に行き、薬を飲もうかと思い始めました。けれど、相変わらず私の中には、病院への不信感がありました。すぐに治らなくても、わずかでも改善があればよかったと思うのですが、変化は一向に現れませんでした。しかし、心のどこかには、まだ治る事へのこだわりがありました。
それで、フィリピンまで、ヒーラーさんに会いに行ってみました。マニラには松本漢方クリニックへ行く三ヶ月前に行きました。難病を治すというヒーラーがいるということで、その治療を受けるためのツアーに紹介されて、私も参加しました。初めは、「こんなことを信じるなんて出来ないから、ツアーには行かない。」と言っていたのですが、数々の体験談を聞くうちに、「もしかして…」と言う気持ちになりました。それに、「もし駄目でも、バカンスに行ったと思えば…」という気持ちもありました。
一週間程の滞在中の間に、一日二回の治療を受けました。ベッドに寝て、「ここが悪い、あるいは痛い」という患部に、塗らしたコットンを置いておくと、先生がそこを触ります。そうすると、痛みもなく出血もないのに、レバーの様なものが出てきます。感覚で触られているのはわかるのですが、寝ているため、どういう状態なのかは確認出来ませんでした。順番を待つ間、人が治療を受けているのを見ていましたが、体に触り、手を動かしているくらいにしか見えませんでした。今思えば、写真やビデオを撮ったりしておくべきだったと思います。初めて、治療を受ける人は、やはり気になるようですが、先生は、ノースリーブに素手で、次から次へ治療するので、「何かトリックがあるのでは？」という点については、「トリックは、無理だ」と思いました。現代の医療を考えれば、あまりに野蛮で、「おいおい」と思いましたし、「うそ臭い」とも思いましたが、治療を受けている間や後の、みんなの晴れ晴れとした様子に、そんな思いも薄れてしまいました。治療のない時間には、参加は自由で、病気に勝つための心掛けや、食事の注意等の話がありました。最後の日には、先生との面談があり、各自一人一人に合った食事の注意を受けました。
私には効果の程は良くわかりませんでしたが、ツアーの参加者はみな、病気に対して真摯に向き合い、治そうと懸命に頑張っている人ばかりだったので、そんな前向きな人との出会いは、「絶対に諦めず、リウマチを治してみせる」という思いを抱かせてくれました。
しかし、私がこんな状態なので、近所で良くない噂がたったり、いろんな人から様々な療法や宗教に誘われました。けれど、そのどれも治りはせず、増していく耐え難い苦痛と、度重なる絶望感、家族からの冷ややかな態度、なににもまして出費の額が膨らんでいきました。
そんな中、長女が大学に入学し、パソコンで連絡を取るようになりました。そんなある日、漠然とインターネットでリウマチに関するページを見ていて、偶然見つけたのが松本漢方クリニックだったのです。けれど、最初は信じる事が出来ませんでした。「ステロイドも使ってみた、民間療法も、色々試してみた。もう止めよう。世の中の病人のなかで、私は一番我儘なんだ。もう諦めよう。」という気持ちもありましたが、私の治ることへのこだわりは消えていませんでした。そんな思いで、「松本先生の理論を、読むだけ読んでみよう。」と思い、目を通してみましたが、私の体力では、読むのさえ一苦労でした。３日かけて、やっと２回ほど読んだのですが、難しくて、解ったような解らないような。体験談も一通り拾い読みしてみると、私の心に深くしみてくるものがありました。
私はもう、半ば投げやりに、「ここまで悪くなっているのだから、大差ない。ゴールデンウィークが終わったら、病院に行こう。行って、薬をもらおう。楽になろう。」と思っていた、そのゴールデンウィークの終わりに、松本病院を見つけたのです。諦めかけていた私に、また一筋の光が見えたようでした。「行ってみよう。これが最後、行くだけ行ってみて、結果がどうでも、これが最後の我儘にしよう。寝たきりでも、車椅子でも受け入れよう。」と覚悟しました。
決まったら、即実行。でも、前記のような状態なので、一人では行けません。主人は反対しませんでしたが、冷ややかでした。今までの様々な療法にも反対はされませんでしたが、快くは思っていなかったと思います。「俺は医者に行った方がいいと思うよ。」とは、言われていましたし、我家にとっては、大変な金額を注ぎ込んできたのですから、当然だと思います。「主人がダメなら、子供だ。」と、高校生の次女に「今夜、大阪に行くけど、付いて行ってくれる？」と頼みました。次女は快諾してくれましたので、夜行バスを予約しました。運のいいことに、ちょうど２人分空いていました。
かくして松本漢方クリニックにたどり着いたのですが、初診から、田中知事の事で言葉が足りないばかりに叱責をうけ、「帰れ!」「診てやらない!」を連呼され、呆然。本当に帰ろうかと思いましたが、ここまで我儘を言って来たのに、帰るわけにもいかず、泣けてしまいました。あの時、私の本音として、「リウマチを治しに来たのに、田中知事は関係ないのに、何でこんなに言われなきゃいけないのだろう。」と思いました。娘が、後で「大阪の人が、長野県のことを、あんなに考えているなんてすごいよねぇ。」と言っていて、「それもそうだ。」と思いましたが、その時、私は本当に切羽詰っていたのだと思います。小学校の万博以来の大阪は、熱い血を感じました。みんな私の２倍速で生きているような。
それから、煎じ薬は欠かさず、外出の時も必ず持って行きます。お灸も欠かさず、手首も足も肩も首も、娘の手を借りて続けてきました。この頃は、数も減って楽です。夏には、お灸の後が手首にあると、何かの病気か小さな根性焼きのように思われはしないかと、気を使ったりしましたが、今では、勲章のような誇らしい気さえします。お風呂も、２時間は独占しています。前記の整体療法の時から、薬は止めていたので、リバウンドもなく、アトピーは１ヶ月半程で出始めました。あまりの嬉しさに、忙しい松本先生なのに、報告するため℡してしまいました。松本先生の「必ず治したるから」と言って下さる言葉が、本当に心強くて、支えでした。何の心配もなくここまで来られたのは、先生の自信溢れる言葉や態度であったことは否めないと思います。(ちょっと怖いけど。)
落ちてしまった体重も、徐々に元に戻りつつありますが、先生から言われたプロテインの量が多くて苦戦しました。今は貧血と不眠だけです。貧血は、今治療中ですし、不眠は、「リウマチが治ったら、漢方で治してあげる」と言われました。
家族の協力と理解なしには、今日の私はありません。一時は死ぬことすら考えた程であったのが、１年足らずで、検査の数値は正常になりました。まだ９ヶ月。大阪には４回しか行っていません。主人も「俺は、もうダメだと思ってた。奇跡だよ。」と言いますが、これは奇跡ではなく、理論の実践の結果です。私は体験談を読んで、不安を除き、励ましを受けていましたが、今度は、その私が、次の方のためにと、体験談を書いています。
まだ少し膝と手首が痛み、曲がりが不自由ですので、引き続きお世話になります。けれど、今では、先生に完治と言われるまで、後何回大阪に行けるか、楽しみにさえなっています。
私たちの周りには、たくさんの選択肢があります。自分にとって一番の選択をされるために拙い文ですが、次の方の一助になれたら幸いです。有難うございました。
49歳２００４年３月２８日
２００４年３月２８日
平成15年4月、首が寝違えたようになりました。前には動くのですが、左右、後と動かしにくくなり、始めのうちはマッサージで治っていたのですが、繰り返し同じようになるので、何となく今までとは違う、何だろう、と不安になっていました。同じ頃、体は疲れやすく、時々左上腕部が熱くなるような痛みと腫れがあり、肩の痛みもありました。それから一ヶ月ぐらいすると、起床時に手がこわばるようになり、リウマチではないかと思い始め、総合病院の整形外科を受診しました。
「リウマチで、最初、首に症状がでるということはない。」という話でしたが、とりあえず、血液検査とレントゲン撮影をしました。CRPはマイナスでしたが、RFが異常に高く、1640でした。関節の腫れがないことや、痛みが軽い為、三ヶ月後に、また検査を受けるようにと指示されただけで、何も治療は受けませんでした。
ステロイドや坑リウマチ薬は飲みたくないという思いがあったので、漢方で治療をされているところはないかと、インターネットで検索しました。それまでは、リウマチは自己免疫疾患で、完治しないと思っていたので、松本先生の「リウマチも、アトピーと同じアレルギー疾患であり、自然後天的免疫寛容を起こして完治する。」という根本治療法を読んで、ここで治療をお願いしようと、心に決めました。
そして6月下旬、松本漢方クリニックを受診しました。今までの経過について簡単に聞かれた後、「どうしてここに来たのですか？」と尋ねられたので、「ステロイドを飲みたくないので」と答えると、先生は「必ず治してあげます。」と言って下さいました。一般の病院で行われている治療は対処療法だけで、病気の進行を止めることが出来ないばかりか、免疫抑制剤による副作用で苦しまざるを得ないということは、リウマチの人を見ていて実感していたので、松本先生の言葉に、今までの不安な気持ちが消えていくのがわかりました。その日から煎じ薬、鍼灸、漢方の入浴、プロティンの服用をはじめました。
初診時の検査結果
RF:1790 血: 41 IgG:1314 IgA:416 IgM:268 IgE:457 抗核抗体:320
この頃は首が動かしにくいことが 主な症状でした。首が動かないので、無理な姿勢をとることになり、体中凝っていました。
一ヵ月後、RF:1940
花粉症で、何回か抗アレルギー剤を飲んだことがある為、リバウンドを起こしていると、説明を受けました。この頃は痛みが動いているようで、今日は膝、次の日はかかと、という具合で、相変わらず首は動かしにくい状態でした。漢方薬を飲み始めて三ヵ月後、RFが劇的に下がり、症状も楽になってきました。それからは数値が改善されるのと平行して、痛みもなくなり、一番つらかった首が、元のように動くようになりました。
私の場合、RFの値が高かったことについて、「甲状腺の問題はなかったですか？」「痛み止めをよく飲んでいませんか？」「婦人科にかかったことは?」全部私には該当していました。小学生の時、甲状腺機能亢進症と言われ、しばらく薬を飲んでいました。鎮痛剤は、生理のたびに飲んでいました。30歳の頃、排卵誘発剤を使ったこともあり、これらのことが関係しているということでした。また二人目の子供を出産後、花粉症になったのですが、ここ１、２年は花粉症が出ませんでした。
平成16年2月(治療開始八ヶ月)
RF:293 IgG:1130 IgA:320 IgM:123 IgE:250 抗核抗体:40未満 血沈:35
初診時1790あったRFが６分の1にまで下がり、 普段はリウマチであることを忘れています。そして今年は、花粉症が出てきました。
松本先生に出会い、免疫を抑制しないことが一番大切だということを、身をもって体験しまた。先生から、病気に対する考え方を、いろいろと教えて頂きました。治療はこれからも続きますが、どうぞ宜しくお願い致します。
Ｈ．Ａ．４９歳2004年5月7日
1995年11月末、痛風を患い、最寄の病院の整形外科と内科で治療を継続していました。二ヶ月に一度の血液検査で、尿酸値の低下を確認。その後もザイロリック（通風治療剤）の助けも借りて、尿酸値の安定を図っていました。しかし数年経った頃、尿酸値が平準であるにもかかわらず、関節に違和感を覚え、使い痛みともなんとも理解できない、こわばった状況が頻発するようになりました。
血液検査のメニューを追加して頂くと、RFが900という値、リウマチの可能性が非常に高いことが分かったのです。諸条件、諸症状がある基準を満たさないと、確実にリウマチだと診断出来ないということらしいですが、とりあえず、ソフトな抗リウマチ剤から始めましょう、一生完治しない病気だから・・・、薬の合う、合わないがあるから・・・、と色々始めだしたのです。しかし痛みのインターバルが早くなり、つれて痛みの度合いも高くなってきました。
2003年5月頃から、常に左手がこわばった状態がつづき、同年10月末には、ゴルフクラブを持つことすら出来なくなりました。母親も、確か40才代半ばからリウマチと診断され、晩年は、破壊された関節で、見るかげもありませんでした。
インターネットで、情報をあさりました。有名大学のリウマチ専門医、ｏｏ友の会、それら殆どが、悲観的にならざるを得ない道筋です。解明不可能な病気に対して、前向きに意識を向上させて、割り切って生活に順応する意識改革は大事な態度なのですが・・・。
その中で目にとまったのです。「リウマチが治ったのです！」「リウマチは治るのです！」「信じられない嬉しさです！」「松本先生、スタッフの皆さん有難う！」・・・。これら、インターネットの検索でヒットした、リウマチ患者の手記の関連サイト「松本漢方クリニックのホームページ」。正直言って、（ゴメンナサイ！）眉唾っぽく感じ、すがらなくてはならぬ我が身をさておいて、カラクリを探るような気持ちで「松本漢方クリニックのＨＰ」の一字一句を拾い上げました。
第一印象、「めっちゃアウトサイダーなお医者さんやなぁ～！」でした。次に、リウマチ、アトピーのメカニズムの詳説。当方医学的な基礎知識が皆無であるため、確認することも反駁することもお手上げですが、人間の自然治癒力、自浄作用能力に敬意を表すれば、論理展開は可能と判断しました（生意気言ってスミマセン！）。更に、診療の曜日、時間帯の設定。全ての患者の利便性を納めたものです。以上の事柄から、単なるガンコでヘン骨なアウトサイダーでなく、実践に基づく経験的確証が、今の医学界で認知を受けない、或いは意識的に阻害されているのかも知れない、といったような理不尽さを叫んでいる、少数派ではあるものの、松本漢方クリニックの診療実績は、単に少数派として看過してはいけない現実そのものであると言わねばなりません。
松本漢方クリニックのＨＰを読み終えたころには、疑念の殆どは払拭され、「もしかして、治してくれるかも？」という期待感に包まれていました。勝手なものです。
そして初診の日、医院に入り、一望して確認しました。漢方の臭い、大勢の患者に大勢の白衣をつけたスタッフ、壁紙とシートなどの備品の劣化度合いが一致しており、こぼれ落ちるように立てかけられた、患者による手記のファイル。それらは、医院の信頼性を物語る、磨き込まれた様相でした。
それから半年、苦い苦い漢方の煎じ薬、気分がなごむ漢方湯の薬、熱さと怖さからサボってしまいましたがお灸。それらのお陰で、スッカリ痛みが消失。ゴルフも再開、朝のこわばりも通常の範疇となり、階段は、交互に足を運べるようになりました。
松本先生が唱える「後天的免疫寛容」。当世の流行物で、チャ髪やピアスに単に興味を示し「反応」する子供達を、大人の固定概念で単に厳しく「抑制」することにより、益々子供達の「興味関連抗体」が反発増産され、いたちごっこの戦いが、永遠に終わらないのかも知れません。先天的でなく、後天的に身に付けた趣味趣向は、自然で正しい「反応」を抑制しないかぎり、充実の域に達し、満足感の後、より大人の世界の正しい免疫反応へと、価値観が進化してゆくのかも知れません。
私の場合、リウマチ症状が極めて軽い方で、免疫抑制剤を未使用の状態で松本漢方クリニックの治療をうけたので、早期に良い結果が実現したものと思われます。しかし、いくらソフトな抗リウマチ剤とは言え、あのまま継続服用していると、益々症状が進展し、ステロイドにバージョンアップされ、関節がボロボロになって行く方向であったと思われます。
いろいろ勝手気ままに書き綴りましたが、リウマチを治して頂いた感謝の気持ちと、たとえ少数派であっても、信念をもって世の中に立ち向かう、言うなれば、自己の職務と責任をまっとうする「闘魂」みたいなものを感じ取らせて頂きました。有難うございました。
４１歳２００４年５月２９日
私がリウマチという病気を発症したのは、忘れもしません、平成１４年１月２日、実家に帰っていて、夜になって雪が降ってきたので、日中乾ききらずに軒下に干していた洗濯物を取り込んでいる時でした。何もした覚えが無いのに、右の手首が痛むのです。
突き指をしたようなその痛みは、数日続きました。お正月で、病院が休みということもあり、家に帰ってから、近所の整形外科へ行くと、「リウマチかもしれないので、レントゲンと血液検査をしましょう。」と言われました。しかし、レントゲンでは異常は無く、数日後に検査結果を聞きに行くと、ＲＦ検査は１＋、ＣＲＰは陰性でした。「ＲＦは陽性なので、リウマチの因子はありますが、炎症反応は出ていないので、今後の経過と、血液検査の数値を診ていきましょう。リウマチは、医学的に解明されていない病気で、目安として、6項目中4項目以上当てはまれば、リウマチの可能性が高いことになります。痛みと数値を見て、治療していくことになります。」と表を見せてもらいました。その結果、その時点では、私に当てはまる項目は1項目だったので、薬はステロイドではなく、対処療法の痛み止めの薬として、消炎鎮痛剤（ロキソニン）と、炎症を抑える薬（消炎酵素剤・ターゼン）、胃薬（セルベックス）を処方され、様子をみることになりました。
それから3週間ほどした1月29日、今度は右足の付け根が痛く、朝2回から階段を下りるのにも難儀したのです。何せ、足を曲げると痛いのです。主人が「おんぶして、降ろしてあげる。」と言ってくれるのですが、とんでもない、足を触られただけで飛び上がるような痛みがあり、一人で、ジワジワを時間をかけて下りました。その日は平日で、一人我慢していると、ご近所の人が訪ねて来られて、「困った時は、お互い様だから。」と言われ、病院に連れて行ってくれました。でも、治療は同じで、血液検査とレントゲンをして、一度目と同じ薬をもらって帰り、痛みが和らぐのを待つしかありませんでした。
足の痛みが和らいだ1週間後の2月4日、夕方より、右肩に違和感があり、次第に痛み、激痛へと変わっていったのです。ベッドに入って、色々と体を動かすのですが、どんな体位になっても楽にならず、目はどんどん冴えていき、最悪の状態。主人を起こして、救急車を呼んでもらおうかと、何度起こしかけたことでしょう。何とか朝になり、病院に駆け込みました。最初に行った病院が休診だったこともあり、違う整形外科に行ったので、今までの経緯を話して、とにかく「痛い！」と訴えたら、ブロック注射（キシロカイン）で鎮痛させてくれました。
その先生も、最初の先生と同じような説明をしてくれて、「リウマチは、膠原病の一種に入り、自己免疫抗体破壊症候群なるもので、何らかの影響で、正常な細胞を破壊してしまう為に起こる、関節痛を伴う病気です。今のところ、解明しきれていないので、場合によると、一生付き合わないといけない病気です。」と言われ、凄くショックを受けました。
それからは、以前のような激痛はなかったのですが、こわばりや、何とか我慢できる痛みはありました。総合病院も2件ほど行きましたが、検査結果や先生の言われることも、同じようなものでした。
そうして1年が過ぎた、平成15年2月6日、また私に、あの激痛が肩を襲い、ブロック注射のキシロカインで鎮痛させたのでした。そして5月まで、去年同様に、我慢出来ないほどではないが、指の関節や手首に痛みが続きました。
こんな状況の中、進歩のない治療に苛立ちを覚え、東洋医学や、インド医学のアーユールヴェダーなど、楽になる方法はないかと、本を読んだり、色々な人に話しを聞いたりしていました。そんなある日のこと、アトピーで松本漢方クリニックに通院していた人に、「リウマチも治す先生らしいので、一度インターネットを見て、良かったら、通院しては？」とアドレスを教えてくれたのです。この出会いが、私の疑問を払拭してくれました。ＨＰには、画面いっぱいに出てくる難しそうな理論や、自信がなければ書けない「私は、世界でたった一人の、アトピー・リウマチ・喘息を治す事の出来る医者です。」の文字。そのインパクトの強かったこと、驚きと希望と「大丈夫かな？」との不安を持って、高槻の松本先生の所へ行きました。
少し不安もあったので、最初は、主人について行ってもらいました。土曜日ということもあり、病院の中は、多くの人と漢方薬の匂いでむせ返っていました。その日は、平成15年5月24日（土）でした。診察室に入ると、白衣も無く、めがねに普段着姿の松本先生が、忙しそうに、漢方茶を飲みながら、問診して下さいました。「他の病院では、回帰性リウマチと診断されました。」と、私が言うと、有無を言わさず、「バリバリのリウマチや。」と一喝されたあと、関西弁で色々話され、「よっしゃ！僕に任しとき！治したろ！」そして、握手。インパクトの強さは、また凄いものでした。その後、「今の政治が悪いから、医療・診療も最悪や！！」と話されるのを聞き、「何の講演会に来たんだったっけ・・・・・（冗談、笑い）」
その後、針治療があり、生まれて始めての体験だったので、少し恐かったのですが、「子供を産んだときの事を思えば、大丈夫か？」とまな板の上の鯉の気分で、診察台の上にあがりました。織田先生は、とてもハキハキした方で、優しく丁寧に接して下さり、「痛い所は、どこですか？今から鍼を刺しますが、痛かったら、言って下さいね。」と言ってもらって、少し安心しました。実際、治療が始まると、チクチクする程度で、大丈夫でした。
お薬は、煎じ薬と煎じ薬の入浴剤。体験談で、匂いと味がまずいとあったので、覚悟していたのですが、味覚・嗅覚音痴なのか、優れているのか、はたまたあまのじゃくなのか（？）、美味しく、香りよく頂いているので、あまり苦にはなりませんでした。
それから、2週間に1度の通院、数値も徐々にですが、お陰様で下がってきています。今年に入ってから、子供の受験や入院と忙しく、通院出来ずにいましたが、お薬を宅配で送って頂いて、本当に助かっています。
自分がリウマチになった事を、当初は悩んだり、落ち込んだりしたけれど、松本漢方クリニックの皆さんに出会って快復に向かっている今だから、人の痛みも分かってあげられるし、子供が粉砕骨折で入院した時も、治る怪我で良かったと、前向きに考える事が出来ました。まだ完治はしていませんが、人間、前向きに何事も諦めずに行動すれば、それなりに、いい結果が得られる気がしている、今日この頃です。
49歳2004年6月30日
松本先生には、心より感謝致しております。治療を受けて半年！痛みの無い生活に幸せを感じ、大好きなゴルフもエンジョイしています。
今から2年程前から、朝起きた時、足の裏に痛みを感じていたのですが、痛みは朝だけだったので、何も治療せずに生活していました。でも1年ほど前から痛みが増していき、整形外科で診察を受けました。「モートン病で、足が腫れているのだ。」と言われ、痛み止めを飲んでいました。薬を飲んでいても、痛みはだんだん増すばかり。手の甲が腫れて、肘の関節も痛み出し、これはおかしいと思い、12月の中頃、大学病院に行き、診察を受け、リュウマチと診断されました。
病名は聞いた事がありましたが、いろいろ調べる内に、「これからの私の人生は、どうなるのか」と絶望的な気持ちで、お正月迎えておりました。世の中で、リュウマチに良いと言われるものはないものかと、インターネットで探していたところ、松本漢方クリニックのホームページに出会う事が出来ました。「リュウマチは治ります！」と言う松本先生の言葉！「この病院だ！ここしかない！」早速1月6日、診察を受けに行きました。
松本先生の根本治療法もよく理解せず来院して、先生のお話される事がよく理解出来ず、先生に不愉快な思いをさせてしまった事を申し訳なく思っております。漢方煎じ薬を飲み、漢方のお風呂は1日2回入り、痛む所にはお灸をして、2週間くらい経った頃です。手の甲の関節から、何か取れて行くような感じがして、腫れが治まっていく事に驚きました。
しかし、松本先生は、「体は、昔の事まで覚えている。」と言われた通り、次から次と、色んな所に症状が出て来ました。私は昔から、肩こりからすぐ頭が痛くなり、薬では治まらない時は、近くの整形外科で、肩・首筋・肩甲骨などに注射しておりました。またリュウマチと言われた大学病院では、知らずに、足にステロイドの注射をされました。煎じ薬飲み始めて20日頃から、肩が外れたように痛み、それが治まった頃には、足の注射した所、肩・肩甲骨・首筋・頭と、次から次へと激痛が来ました。その度に針の治療を受け、不安な時は、皆さんの手記を読んで励みにし、耐えるのみでした。
2月の終わり頃です！肩甲骨の激痛が治まった頃、体のだるさが抜けていく事を実感したのです。しばらく味わったことの無い体の軽さに、うれしくて、うれしくて、感激！感激！でした。
背中に蕁麻疹も2回程出て、半年経った今、ポツポツと赤い湿疹が出てきています。後少しで、完治出来そうです。松本先生に出会えた事で、「私の人生が変わった！」と言っても過言では無いと思っております。ありがとうございました。