「リウマチ手記」
44歳2010年1月28日
44歳2010年1月28日
2008年4月、原因不明の高熱が1週間ぐらい続きました。これまで私は、健康には自信があるほうで、病気になたことはあまりなく、熱が出てもすぐに治まるものと思っていました。ところがこのときの熱は、なかなか下がらず内科の病院で問診だけで風邪の薬を処方してもらいとりあえず熱は下がったので安心したのですが、実はこれがリウマチの始まりだったのではないかと思っています。
その後しばらくして、五十肩のような症状が出たり、右手に違和感が出てきました。病院へ行くほどの痛みではなかったのですが、なかなか元へは戻りませんでした。整形外科へ行く機会があり、X線で調べても異常はなく、そのときは単なる関節炎と診断されました。「但し、他の関節が痛むようならリウマチの可能性があるから血液検査をした方がいい」と、言われ「まさか、あるわけがない」と思っていたのです。そしてある朝、左手のこわばりがあったことから、6月に血液検査の結果、慢性関節リウマチと診断されました。
リウマチといっても、どんな病気であるかそのときはピンときませんでした。パソコンで調べてみると、医療関係、製薬会社関係のHPには不治の病・関節破壊・進行してしまうと寝たきりになるなどと書かれていました。早期に薬でリウマチの進行を抑えることが最善の処置ということでした。治らないということが納得できず根拠なく自分は治るのではないかという思いを持ちながらも、関節破壊の恐怖から始めは医者の指示に従ってリウマチ抑制剤を飲みました。痛みは我慢できるほどにはなりますが、ちっとも効いてる感じがしません。
今度は、リウマチを克服した人がいるかどうかパソコンで調べてみることにしてみました。鍼灸が有効なのを知り、薬を止める方向で鍼灸治療に週2日通うことと、ビタミンや酵素を補うためのサプリメントを摂ることを始めました。ちょうど、アザルフィジンからリウマトレックスに切り替えて、1ヶ月ほどたったころで、右足だけ酷く腫れあがりうっ血まで伴う副作用が出たので、思い切って医薬品をやめることができました。
2008年10月、CRP6.05、MMP243.2薬を服用していた最後の数値です。
薬は止めても体の状態が気になり、しばらく血液検査だけに病院へ一月ごとに通いました。正常には程遠かったのですが、薬を飲んでいたときよりも検査数値は良くなっていきました。でも、通っていた外科の院長は執拗に薬による治療を勧めてきました。患者を楽にする手段を他に知らなければ仕方のないことかもしれません。
2009年4月、CRP1.85手首のX線で関節破壊が進んでいるのがわかりました。何か方法はないかと思っていたところ、私のブログに訪問してくれた方から大阪の松本漢方クリニックを紹介していただきました。松本漢方クリニックのHPに書かれているリウマチの原因や治す理論は私にとって腑に落ちる内容でした。
ですが、毎日漢方を煎じたり、漢方のお風呂を準備したり、自分でお灸を据えるなど出来るか自信がありませんでした。不自由な生活から脱却するために何でも出来ることはしようと、松本漢方クリニックへ行くことを決めました。
2009年5月、CRP2.01、RF189、MMP3・87.3 血沈175 松本漢方クリニックで初めて診察を受けました。松本先生は「まず、リウマチになった原因を探ろう。」と、言ってくださいました。この言葉が、原因不明の難病と診断された者にとってどんなにありがたかったことかしれません。問診の中で仕事が大きな負担になっていることに気づき、迷いを吹っ切って退職して治療に専念することにしました。
2009年6月、CRP1.36、RF167、MMP3・79.7漢方を煎じる、漢方風呂の準備も慣れてきました。漢方風呂は説明書通りの準備はお風呂の機能上無理なので、ふたつきバケツに熱湯で蒸らして、それを湯船に入れて準備しました。
2009年7月、CRP0.88、RF64、MMP3・78.6血沈80あまり長い間薬を飲まなかったお陰か、リウマチ卒業生の皆さんの手記に書かれていたような、リバウンドはありませんでした。が、このころから、アトピーが全身に広がってきました。アトピーのかゆみは2ヶ月くらいで治まっていきました。
2009年9月、CRP0.23、RF37、MMP3・35.7血沈65副作用で腫れていた右足が楽になり、びっこを引かなくても歩けるようになり、階段もスムーズに降りれるようになりました。
2009年12月、CRP0.05、RF24、MMP3・44.1血沈15関節破壊のあった両手首の稼動域が広がり、顔を洗うのも楽になり、ペットボトルのふたも開けることが出来ました。
リウマチになって出来なくなったことが、また少しづつ出来るようになり、松本先生、松本漢方クリニックを紹介してくださったブログ仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。また、同じようにリウマチでお困りの方にここに治る方法があるとを知らせしていきたいと思っています。ありがとうございました。