「リウマチ手記」
36歳2012年3月5日
36歳2012年3月5日
私は結婚して10年8才、6才の娘を持つ主婦です。
病気になるまでの性格を今思うと、完璧主義で何でもきちきちしないと気がすまない几帳面でまじめ。その為子育てや家事、仕事すべてにストレスを感じながら過ごしていました。周りの目を気にして、物事を考える為何でも深く考えてしまい結果答えが出ず環境のせいにして、周りの人が幸せそうに見えて自分はいつになったら幸せに暮らせるのか?と思っていました。
そうやって毎日毎日を忙しく悪循環のまま過ごしていました。仕事は長女4才、次女2才の時に子育てがひと段落して復帰しました。 2年働き子供をもちながらの仕事の大変さも経験し、長女が小学校になる年に念願のマイホームを購入したのをきっかけに人間関係で、もやもや悩んでる事もあって引越し先でまた探そうと平成22年3月に退職しました。
子供も6才、4才になりある程度手もかからなくなり、仕事をしたこともあって家事や子育てに手を抜く事も出来る様になって自信もつき精神的にも少し強くなり、やっとホッとした様な気分でした。自分の為の時間も出来、友達と出かけたりジムに行ったりと楽しくすごしそろそろ仕事しようかなと思っていたその時でした・・・平成22年7月23日私の体に異変が起こった日。
両膝が少しだるい様な感じから始まりました・・・。その時はジムに行きエアロなど運動をしていたのでちょっとハッスルしすぎたかなぁ~と思っていたので明日には治ると普通におもっていました。だけど次の日も両膝がおかしい、その次の日はそれに加え手首や肘と増えていき痛みも感じるようになってきました。平成22年7月29日一週間後これはおかしいと思い、整形外科を受診しました。レントゲンはとくに異常なしとの事でホッとしていたら、先生から「親族にリウマチの人いますか?」と聞かれ???やりとりをした結果、どうやらリウマチの可能性がある・・・えっっ!!リウマチ???聞いたことあるけどおばあちゃんがなるやつちゃうん??まだ若いし・・・と思い聞いたら
「今はリウマチの患者さんが増えていてこの年ならかかるのは結構普通の事」らしく、若年性もあるとのこと。「もしリウマチだったらどうするのか?」と聞いたら「今は昔と違って良い薬もあるし、はやく治療を始めたらずいぶん良くなるよ」「もし治療となれば気を付ける事はないですか?」と聞いたら
「風邪をひかない事かなぁ」「何で??どういう事ですか??」と聞いたら
「リウマチの薬をのんだら臓器に負担がかかって弱るから肺炎になりやすくなる」
その時に今まで大丈夫やと言い聞かせていた自分に自信がなくなり、大変な病気になったんだと思いました。とはいえ血液検査の結果は一週間後だったので、痛み止めと胃薬をもらって帰りました。原因も病名もはっきりしないまま不安に耐えるだけの一週間はとにかく長かったのを覚えています。
平成22年8月4日一週間後結果は、CRP 0.13 と少し炎症反応があるくらいでRF 1 で特に異常はありませんでした。この時点で症状がでてから2週間経過していて、痛みも徐々に増して行き膝には水がたまりだし、肘が真っ直ぐ伸びなくなって足首、手首、など部位も増えていきました。朝体のこわばりもあり。大きい病院に行くことをすすめられましたが予約すると2週間後でまたはっきりしないまま不安と痛みに耐えることになりました・・・
この頃から確実に痛みを感じる事となり、夜中が特に痛くてある晩は、何処が痛いのか、何がどう痛いのかもわからない、関節だけの痛みではなく何か筋という筋?筋肉?わけのわからない痛みが全身を襲い寝返りもできず、息をして肺を動かすだけで激痛が走り1mmも動けなくなってしまった。
必死の思いで枕元にある携帯を手に取りボタンを押し、1階にいる旦那に電話をしました・・・この日一度だけ痛み止めを飲みました。
立ち座りなども苦痛になり動くのもいやで最低限の家事以外は殆んど寝ていました。その間にリウマチの薬が抗がん剤と同じ様なものだと知り、とにかく薬は飲みたくないと思っていました。平成22年8月18日そして2週間が経ち、旦那付き添いで大阪労災病院にいく日・・・まず問診、触診、血液検査にレントゲンを痛いところ全部とられ、その日のうちに聞ける血液検査の結果を2時間ほど待ち、結果異常なしレントゲンも異常なしその他の結果はまた予約で2週間後・・・。だけど何もせずにただ痛みに耐えてる事がいやで「漢方とかないんですか?」と聞いたら「取り扱ってないからないです」と言われ 終了・・・
朝一からいって会計が終わったのは、昼を過ぎていました。はぁ~~疲れる~痛い~~余計ひどなりそ~~早く家に帰って寝たいとかなり気落ちしていました。その帰りに旦那に「高槻に良さそうな病院見つけたから行ってみよう」といわれました。でも私はまた待たされて、レントゲンとって、検査して高いお金払って同じことするだけやからいややと弱気なことを言っいてたら「とりあえず行くだけ行ってみよう」と説得されそのまま松本漢方クリニックへ行くことになりました。その道中、携帯で手記を一つ読みました、うその様な本当の様な不思議な内容でした・・・アトピーにクラススイッチしてリウマチが治ってアトピーを治すと完治・・・とにかくよくわからないけど信じるもないけど、子供の様に病院に連れて行かれている感じでした。着いてみるとで昭和な感じと漢方の香りがするところで入った瞬間、こら治るわと何か直感で思い、気分が良く漢方の香りもリラックスでき待ち時間も苦ではありませんでした。
鍼もお灸も初めての事でしたが、今まで痛みに耐えるだけの日々だったのに、少しでも何か体に良い事をしていることがまた気分を良くしてくれました。
先生に初めてお会いした感じは先生ぽくないなと思いました。
何個か質問されやりとりをした後、「ばりばりのリウマチや」「絶対治してあげる」「この世に怖い病気はない」と言って握手して下さった時、今までの不安が飛んで行き涙が溢れてきました。とにかくその時はうそでも、その言葉が精神的救いになり何よりの薬になりました。その夜から戦いがはじまりました・・・早速薬を煎じる事にしましたが、何せ全身あらゆるところが痛かったので、手、手首、指、肘、肩、膝、足首、足の付け根、首、あご・・・・・・・あげるときりがない力が全く入らず、水の入ってない鍋すら持つことが困難でした。煎じ風呂もお風呂では給湯温度60度までしか上がらないのでコンロで煎じお風呂場まで持って行かなければならなかったので、しばらく旦那に手伝ってもらっていました。(その後ある方の手記で、5リットルのポットで薬を1時間蒸らしお風呂に流すというのを読んで早速ポットを購入しました。)
それぞれを初めて体験しての変化といえば、煎じ薬を飲んですぐ下痢になり、トイレも近くなり、夜中さらに体が痛いのに何度もトイレに行くのが苦痛でした。煎じ風呂は痛みがその時だけ消えたのにはビックリしました。
そんな感じで2.3日経つと関節の痛み異常に筋肉の痛み?が増してきて体はだるく何のやる気もでなくなりまさにロボットのような動きで一つ一つの動作が困難で痛みと格闘しながらの生活、服の着脱、物を持つ、子供の髪もくくれない、包丁も持てないので料理もできない、膝が曲げれないので地べたに座るのが大変、階段の上り下り、肩が上がらないので自分の顔・頭が触れない、等等食欲もなく、顎も痛かったのでゼリー状の栄養補助食品の様なものを食べていました。平成22年8月25日2回目の松本漢方クリニック(この日から次女のアトピーも松本漢方クリニックで治療開始)肘膝にさらに水がたまりだす。膝はまさにソフトボールの様にまん丸で原型がわからなくなっていた。
首のうしろの筋、肩こり、肩甲骨、背中痛、がひどい(ヘルペスによるものだといわれる)頑張って煎じ風呂に入るも1時間が限界で、体を拭いたり洗ったりは旦那にしてもらい、ほんと介護状態でした。平成22年8月26日
とうとう何も出来ない程の全身の痛みで、手がパンパンに腫れもぎ取られる様な痛みに声も出せないまさに生き地獄、ただひたすら寝て痛みに耐える・・・
旦那は心配のあまり「痛み止め飲んだら?」「ほんまにあの病院で大丈夫なんかな?」「しらんやん、あんたが連れていったんやろ」と思わず言ってしまいその時はすごく腹が立ちました。私は先生の言う通りしてるだけやし信じてやるしかないと思いつつも、疑ってないと言えば嘘になるいつ終わるかわからないこの状態が苦痛で、なんで私が苛立ち、とにかく耐えるのみの日々。
平成22年9月9月に入ってから痛みがましになる事があったので、少しは動ける昼間にやっとお灸をすることができました。
旦那も仕事があるので、昼間に出来ることはして食事は宅配のものを利用し、お風呂は当時6才の長女に洗ってもらって、服も着せてもらい、何とか日々生活していました。平成22年10月朝晩のこわばりや痛みはまだまだつらいけど徐々に体調も良くなってきて、朝のこわばりは、昼になるにつれましになっていく感じ・・・夜は7時頃になると痛みがましてくる。肩こりや首こり背中痛、ヘルペスの痛みあり。耳鳴り。末にはある程度の生活には支障なく過ごせる様になっていた。平成22年12月寒さからかまた調子がわるくなる・・・
特に肘・膝が痛む。肩こりや首こり背中痛ヘルペスの痛みあり。疲れやすい。 耳鳴り。近所の整骨院にも通い、松本漢方クリニック以外で針治療をするようになった。
平成23年1月背中がかゆくなる。特に肘・膝が痛む。肘は伸びないまま。
膝はいまだに水がたまり腫れている。走れない。和式トイレに行けない。
しゃがめない。肩こりや首こり背中痛ヘルペスの痛みあり。疲れやすい。
痛みは相変わらずだが生活には支障なし。平成23年2月たまにかゆみ、たまに鼻炎。背中かゆい。特に肘・膝が痛む。肘は伸びないまま。肘の伸びが悪くて伸ばすと引っ張られる感じで肘下の筋が痛い。先生に相談するとそれもヘルペスのせいだと言われ、今まであまりヘルペスの薬は飲んでなかったので飲んでみる。膝はいまだに水がたまり腫れている。走れない。和式トイレに行けない。しゃがめない。肩こりや首こり背中痛ヘルペスの痛みあり。疲れやすい。
痛みは相変わらずだが生活には支障なし。平成23年7月(この頃から次女のアトピーがひどくなってくる。)暖かくなるにつれて、痛みもましになり。子供を後ろに乗せて自転車にも乗れるようになり、出かけたり普通に生活ができる。肘・膝は相変わらずだけど、ヘルペスの薬で肘の違和感はなくなった。でも伸びない。太ももに直径10センチくらいの赤い円ができ腫れた、先生に相談したら感染症を起こしているとの事。抗生物質をのんで1週間もしたら治っていった。(3回くらい繰り返す)膝は支えると何とか和式トイレに行ける様になった。早歩きもできる。平成23年10月膝の腫れがひいて小走りも出来るようになって、肩こりや背中痛ヘルペスの痛みもましになる。
肘は伸びないまま。多少朝のこわばりなどあるが、ホルモンのバランスで痛む時と平気な時が分かれる様になる。私は排卵日のあたりと生理前が痛くなるけど全然耐えれるので生活の一部になっている。この頃から次女のアトピーがひどくなりこちらの治療に専念することになる・・・平成24年2月膝は10月から殆んど腫れることなく過ごせた。肘はのびないまま。多少のこわばりや指が腫れる事もあるがあまり気にならない。なんと今年は雪山へ行き少しボードを滑る事ができました。
まだまだ完治とはいかないかもしれないですが、リウマチになった事で気づいたことがたくさんあり、病は気からと言うことわざは当たっていて、健康は自分で手に入れるもので当たり前じゃないのやなって・・・
病気をきっかけに、自分が無理をしていた事、今の自分がどんなに幸せな日々を過ごしているかということを知らされ今では感謝しているくらいです。
無理をしないという事に関して、今はずぼらすぎて家族が迷惑しているかも・・・(笑)今は悩みもありません。次女のアトピーの治療と私のリウマチの治療でいろんな、リバウンドで初めは戸惑い不安もありましたが、今ではちょっとやそっとの事で慌てる事がなくなり、病気を恐れる事なく対処できるようになりました。漢方を飲んで治療してから、風邪もひかなくなり、便秘も、冷え性も、長年悩んでいた生理不順も治りました。これからの人生をリウマチと付き合いながらゆっくり楽しく過ごしていきたいと思います。
最後になりましたが、松本先生
私の治療に関わって下さったみなさん私の家族、心配してくれた友達本当にありがとうございました!!
そして先生これからも娘共々よろしくおねがいします!!