ガラル地方
概要
様々な地方がある中で、現存する唯一の王政国家。
島の上にあるため、どこか閉鎖的で国外の情報には疎い。
都市と田舎の差が激しく、技術は都市部周辺にしか普及していない。
代わりに太古の魔術や錬金術の研究が進んでおり、それを利用したオーバーテクノロジーの開発も進んでいるとか。
ガラル粒子と呼ばれる独自エネルギーが存在し、この地方に起きるダイマックスや願い星のメカニズムに深く関係しているとか。
専門用語
ダイマックス
戦闘中、一時的に自身の能力が大幅に強化されるガラル特有の現象。
特徴として武器の巨大化や変形、技の規模の拡大など、個人差は大きいがいずれにせよ『技の規模が大きくなる』事が特徴。
ガラル地方特有のエネルギー、ガラル粒子が関係していると考えられ、触媒として『願い星』が必要不可欠。
なくてもダイマックスは使えるが大体制御しきれず暴走する。
願い星
ダイマックスの発動、ガラル粒子の制御に必要不可欠な物質。
基本的には濃い紫色に赤い罅の様な模様が入った宝石の形状。
国王が生成した純正の願い星と鉱山などから取れる願い星の二種類あり、純正願い星は騎士団や魔術協会にのみ与えられる。
鉱山産の願い星は基本エネルギーとして利用されるが、一応個人で買い取ったり貰ったりする事も出来る。騎士団や魔術協会関係者でないのに願い星を持っている人物は大体このパターン。黒夜(ブラックナイト)
かつてガラル地方を襲った厄災。太陽を覆い隠す渦が現れ、ダイマックスが暴走する大厄災。
【聖剣の戦神】と【聖盾の守護神】の奮闘、そしてある人間により封じられたとされている。その人間が革命前のガラル王家の始祖。
その正体はキャメロットが人々の「こんな世を変えたい」という希死念慮に影響を受けてオーバーロードしたもの。
ガラル粒子がオーバーロードすれば、再度起こる可能性がある“現象”。
類似の現象として、かつてヒスイ地方という地で起きた【神威病】があるが文献が少ないため詳細は不明。
ワイルドエリア
ガラル地方の中央に鎮座する区域。
ガラル粒子が発生しやすく、異常気象や野生ポケモンのダイマックスの暴走が頻発する要するに危険地帯。
ただし土地が豊かで自然のきのみが多く出来るため、遥か昔は此処にも幾つか村があった様子。が、今では事故も多く死者が絶えないため住む者はごくわずか。美味しいきのみ目当てに訪れる猛者もいるらしい
鎧島
ガラル本土の東にある島。
鎧道場を中心に、数百人程の人々が集落を作って暮らしている。
ガラル粒子の放出が激しく、それにより突然変異したキノコや蜜が採れ、食べるとキョダイマックスの力を引き出す、制御を可能にすると言われており時折魔術協会が研究にやって来る。冠雪原
ガラル南部に広がる雪原。
かつて訪れた厄災【黒夜】の際に逃げてきた難民と、彼らを助けるためやってきた多くの精霊が守護する地として栄えてきた。
特に『精霊姫』と呼ばれる豊穣の女神により加護を受けており農耕で栄えていたが、現在は信仰が廃れたため加護が薄れ、暮らす人も少なくなってしまった。
【Character】
誓剣騎士団
ガラル王国に新たに誕生した、民と王の間に立つ中立組織。
クラレントが願った「自分やロンの様に王政の闇に苦しめられる人が減るように」という意志の元、国王の隠し子クラレントと元騎士団長ロンが発足した。本部は王立騎士団エンジンシティ支部の一角。
王政を監視及び必要に応じて調査を行い、また民衆の声や意見を届ける役割。何もない時は自治組織としてワイルドエリアの巡回やスラムの治安改善、また国王・王子から受けた依頼をこなしている。
魔術協会や王立騎士団、(個人的に仲が良い)マリーク探偵事務所と連携を取ることも多い。
王家
ガラル王国は現存する唯一の王政国家である。
約20年前に起きた【ペンドラゴン革命】により元々の王家は倒れ、国王は処刑、王妃や親族は王都を追放された。
そして新たな国のトップとなったのが革命の英雄・キャメロットだった。
国王と大臣でガラルの政治を動かしている。
政治や外交と同時に、ダイマックスを可能にする触媒『願い星』の管理も行っている。
王朝関係者の承認を得て初めて『願い星 』を手にし、ダイマックスの力を扱えるようになる。
現在はクラレントの存在、ロンや騎士団長への不当な処罰が公になった事で揺らぎ始めた信頼を取り戻すべく努力している。
王立騎士団
ガラル王家に仕える騎士達の集団。
団長はアグラヴィン、副団長はケイ。
各町に支部があるが、本部は王都シュートシティ。各支部の訓練場は騎士達の訓練がない時は運動場として一般解放している。
王族の護衛や付き添い以外では自衛隊のようなものであり、警察でも対処しきれない有事の際のみ動く。
普段はワイルドエリアのパトロールや救助、下級騎士は訓練をして過ごしている。
昇進すると王家から直々に『願い星』を与えられ、ダイマックス(キョダイマックス)が使えるようになる。
誓剣騎士団には元騎士団のロンやフェルノートがいる事もありよく交流をしている。
最近は元騎士団長たるロンが外部講師としてやって来て騎士達を完膚なきまでにボコボコにして叩き直しているとか。
魔術協会
古代のオーバーテクノロジーである魔術や錬金術、ガラル粒子について研究・実験を行う機関。ガラル地方最高峰の大学としての役目も果たしている。
本部はナックル街にある。
魔術や錬金術を都市開発、医療など様々な分野に応用する研究がメインであり、ガラルの産業の要を背負っていると言っても過言ではない。
学部は魔術・錬金術・歴史学・機械工学・医学の5つ。幾つかの分野を掛け持ちして研究している者もいる。
所属している人々は魔術師や錬金術師と呼ばれているが、実質学者と大差ない。
アンブローズの様に既に事業と連携して研究を進めていたり、独自に工房を築いて研究している魔術師も多い。
マリーク探偵事務所
2年ほど前、いつの間にかエンジン街に設立された探偵事務所。
所長の養子達含め7人の社員で構成されている。
事件の捜査はもちろん、失せ物探しから仕事の手伝いまで何でも依頼を受ける何でも屋。時々武器やら何やらの調達に少しグレーなルートを使っている辺り多少危ない依頼も可能な様子。
魔術協会や誓剣騎士団、様々な企業とも知り合っている圧倒的な伝手の広さ、独自の情報網を駆使して仕事は確実にこなす。
ルートは不明だが『願い星』を所持しており、所長とその息子はキョダイマックスを使いこなす。
その正体は2年前壊滅したとされるカントーのマフィア『シトリックファミリー』の幹部達。
数多の証拠を消して探偵として功績をあげた上で、国際警察と司法取引を行い彼らを知る捜査官の監視を受ける事を交換条件に特赦された。
仲間全員でいる事を優先するためもう法は犯さないと言っているが、必要とあらばどんな手も厭わない。
ガラルの人々
???
叛逆軍
キャメロットの王政に異を唱え、自由と平等の元に国を転覆せんと目論む4人。
リーダーはキャメロットの革命によりワイルドエリアに追放された王女の息子・アンブローズ。
失われた子供時代を取り立てるため、奪った事に気付かずに笑っている愚かな王に復讐するため、彼らは密かに牙を研ぐ。