名詞文(「~は~だ」のような文)の述語となる動詞を繋辞(コピュラ)と呼びます。

ピース語では動詞「ĭeŗ-」を繋辞として用います。

名詞文の主語は絶対格、補語は具格+名詞分離辞「đin」で示します。補語は主語の後方に置きます。

 

【例】

Faşĭa đin ļuco ĭeŗem.

私は貴女です。


Şe ħuļoňăa đin ţeblaăņo şanladso ĭeŗ.

あの方は最も偉大な人工言語作者です。


faşĭ-a「私」  ļuc-ø「貴女」

ħuļoňă-a「お方」  ţeblaăņ-o「人工言語作者」  şanlads-「最も偉大な」


動詞「ĭeŗ」はときどき省略されることがあります。名詞分離辞「đin」が付いていて動詞が無い文があれば、それは繋辞文であることが多いです。



○繋辞の否定

繋辞を否定するとき(「~ではない」というとき)は繋辞「ĭeŗ-」と否定の動形容詞「ţa」をくっ付けた専用の複合語「ĭeţaŗ-」を使います。


【例】

Ăeje đin râgeluļoṿ haşetoṿ ĭeţaŗ.

彼は本当の信仰者ではない。


ăej-e「彼」  râgeluļ-o「信仰者」  haşet-「本当の」