ピース語の音節は、1つの単母音と、その前後に存在する0個以上の子音によって構成されます。単語や文の音節数は内部に現れる母音の数によって決まり、文中、単語中の母音数と音節数は等しくなります。音節とモーラ(拍)は、特に区別されません。

 

出現する音節の構造は、以下の4種類のどれかに分類されます。

 

①母音のみ(V)

②頭子音+母音(CV)

③母音+末子音(VC)

④頭子音+母音+末母音(CVC)

 


・母音

日本語のように母音同士を隣接させることはできず、普通は必ず母音同士の間に子音があります。母音で終わる単語と母音で始まる単語が隣接したときは、後ろの単語の母音を発音しません(表記は変わりません)。

 

・子音

子音同士の連続は2つまで可能ですが、末子音を持つ音節(VC,CVC)と頭子音を持つ音節(CV,CVC)が前後に隣接した場合に限ります。隣り合った2つの子音は必ず別々の音節に属します。

 

・文全体

音節の構造上、文頭と文末に子音連続が現れることはありませんが、母音で始まる単語の頭母音を発音しないことで疑似的な重子音が発生することがあります。これは直前に子音で終わる単語が来れば解消されます。