存在文(~がいる、あるという意味の文)を作る際は、状態動詞「rabăeņ-」を用い、対象となる人、モノは絶対格で表示します。
【例】
Oħine rabăeņ.
小学生がいます。
Cu sume ĭufaş ludav rabăeņ.
今はただ怒りがあります。
Do teboŭnev ŭescuxe rabăeņe.
全ての時代に私達は存在する。
oħin-e「小学生」
cu+奪格「~の時刻に」 sum-ø「今」 ĭufaş-ø「怒り」
do+奪格「~の時間に」 teboŭn-e「時代」ŭescux-「全ての」
対象物に数量を表す修飾語が付く場合、「rabăeņ-」の代わりに「vans-」を動詞として使うことがあります(使わないこともあります)。
【例】
Oħine ĭeŭ vanas.
何人かの小学生がいます。
Ħeņix boņ na caŗev vansa.
12発の核弾頭がここにありました。
ĭeŭ-「いくつかの」
ħeņix-ø「核弾頭」 noņ-「12個の」 na+奪格「~の場所に」 caŗ-e「ここ、あそこ」
○所有文
存在文に属格+分離接頭辞ranの句を置くことで、所有文(~に~がある、~が~を持っているという意味の文)を作ることができます。
【例】
Ran ăeja latna ţa rabăeņ.
彼らには祖国が無い。
Ran naģoca jusumĭav ufŭenu zoxabenu vanas.
彼女の羽根には16個の宝石が付いている。
ăej-e「彼」 latn-a「祖国」 ţa「~しない」
ço「彼の、彼女の」 naģoc-i「羽根」 ufŭen-u「宝石」 zoxaben-「16個の」