「AとB」「AまたはB」と言うときは等位分離辞を用います。
等位分離辞は文ではなく特定の名詞に付くもので、2つの名詞を挟むようにして配置します。
並列(AとB)は分離辞「zo」+属格で表し、選択(AまたはB)は「ĭot」+属格で表します。並列否定(AもBも~しない)は「ňib」+属格になります。
【例】
Ļisduňa zo Badica
ロシアとウクライナ
mohăaçri ţimtaăi ĭot ĭugobņaṿ apihoņagaṿ
卑しい生か名誉ある死か
Ļu Baŗtuļebri ňib Ceŗňesidħa tuvam.
私は新潟にも長野にも行ったことが無い。
Ļisduňa「ロシア」 Badic「ウクライナ」
mohăaçri「生」 ţimtaă-「卑しい」 ĭugobņa「死」 apihoņag-「名誉ある」
ļu「~に」 Baŗtuļebre「新潟」 Ceŗňesideħ「長野」 tuv-「行く」
並列の表現で関係の深い2語を並べるときは「nan」+属格を用いることがあります。
「Aは〇〇するがBはしない」は「meh」+属格、「Aは〇〇しないがBはする」は「ge」+属格で表せますが、普通の文章ではあまり使いません。