形容詞を述語として使うときは形容詞に動詞化の接辞を付けます。

接辞の形は形容詞の変化型によって変わります。

第1変化型の形容詞(原型で接尾辞「-eŗ」が付くもの)は、接尾辞「-oň-」を付けると動詞化します。

【例】

bişuf-(bişufeŗ-ø)「恐ろしい○○」→bişufoň-「○○は恐ろしい」


第2変化型の形容詞(原型で接頭辞「am-」が付くもの)は、接頭辞「vo-」を付けると動詞化します。

【例】

ħeblebişs-(amħeblebişs-u)「盲目の○○」→voħeblebişs-「○○は盲目だ」


第3変化型の形容詞(原型で接頭辞「ĭif-」が付くもの)は、接頭辞「iz-」を付けると動詞化します。

【例】

rotňuŗzeŭ-(ĭifŗotňuŗzeŭ-i)「イスラーム化した○○」→izrotňuŗzeŭ-「○○はイスラーム化している」

第4変化型の形容詞(原型で接尾辞「-oņi」が付くもの)は、接尾辞「-uă-」を付けると動詞化します。

【例】

rod-(rodoņ-i)「10個の○○」→roduă-「○○は10個だ」


第5変化型の形容詞(原型で接尾辞「-ňo/-uňo」が付くもの)は、接尾辞「-al-」を付けると動詞化します。

【例】

vudepļax-(vudepļaxň-o)「座席付きの○○」→vudepļaxal-「○○は座席付きだ」


第6変化型の形容詞(原型で接中辞「-if-」が付くもの)は、接中辞「-ta-」を付けると動詞化します。

【例】

pipes-(pifipes-ø)「ピース語訳された○○」→pitapes-「○○はピース語訳されている」


動詞化した形容詞を用いた文は普通「○○は~い」「○○は~だ」と訳します。

語尾には普通の動詞と同じように人称語尾を付けます。

動詞化した形容詞は状態動詞扱いなので、アスペクトを表す接辞(進行相の「-iň-」など)を付けることはできません。