雨の文
文法確認に用いることを想定した文集。地名などの固有名詞は他のものに置き換えてもよいでしょう。必ずしもすべての文を訳す必要はありません。お好きなものだけを訳してください。雨という語彙がない言語では、雨を石とか木といった、その他のものに置き換えてください。
強雨、大雨、豪雨
土砂降り(滝のような雨)
土砂降り(矢のような雨)
小雨、弱い雨
霧雨
降水量、雨量
雨量計
雨季
雨が降っている。/ 雨が落ちてきている。 (雨が降ることそのものに焦点を当てている)
雨が降る。
雨が降っている。
雨が降りそうである。
雨が降り続けている。(継続)
雨が降り終わる。
雨が降り終わった。(単なる終了)
雨が降り終わった。(完了)
雨に打たれた。
明日は雨になるでしょう。
空が晴れているのに雨が降ってきた。
雨が降っているのを見ると、私はなぜだか漠然とした不安を覚える。
雨の音を聞きながら読書をするのは心地よい。
雨に仕事を邪魔された。(雨の音などが気になって仕事に集中できなかった。あるいは、雨に打たれたせいで仕事に必要な用具が濡れてしまった。など)
滝のように雨が降った。(副詞を用いた表現)
滝のような雨が降った。(形容詞を用いた表現)
小雨の中、二匹のカエルが跳んでいる。(「跳ぶ」は英語の jump。fly ではない)
大雨の中を三匹のカエルが跳びまくっている。
雨に濡れた。
東京では、雨が九日間も降り続けている。(「も」は強調)
平壌では、雨が三時間しか降らない。(「しか」は強調)
雷が鳴ると、雨が急に強くなった。
夏の日照りで乾いた畑を、雨が潤してくれた。(雨に対する感謝の気持ち)
まもなく、チェラプンジに大雨が降ります。不要な外出はお控えください。(チェラプンジ:インド北東の地名。ヒンディー語:चेरापूंजी, 英:Cherrapunji)
神は我々に雨を降らせてくださる。
天気予報では晴れだったから傘を持っていかなかった。なのに雨が降ってきたから、びしょ濡れになってしまった。
雨がやみますように。(祈願)
雨の止まんことを。(古風な祈願)
もう夏だというのに、雨ではなく雪が降り始めた。
時間が経つにつれて、雨がどんどん強くなっている。
アタカマ砂漠にはほとんど雨が降らない。(アタカマ砂漠:チリにある砂漠。西:Desierto de Atacama)
降る雨は美しいが、私に当たる雨はうっとうしい。(対比)
熱帯地方では一年中雨が降る。
砂漠では一年に何回かだけ雨が降る。
子どもたちが雨の中で楽しそうに遊んでいる。
昨日の倉敷の降水量は、一時間あたり50mmでした。(倉敷(くらしき):岡山の都市)
今日の東京の降水量は、一時間あたり30mm以上50mm以下です。(未来の事柄についての断定)
明日の東京の降水量は、一時間あたり40mm未満でしょう。(未来の事柄についての予測)
明後日の東京の降水量は、一時間あたり100mmを超えるでしょう。
ここ四日での大阪の降水量は、例年の北海道の、五月における降水量一ヶ月分に相当するといわれる。
突然の豪雨を予測することはできない。
雨垂れ石を穿つ。
雨雲は雨や雪をもたらす。(「雨雲」は乱層雲のこと)
傘を持って行ったと思っていたら、間違えて日傘を持ってきていた。
横殴りの雨が降っている。
雨の降る方向と垂直に傘を向ければ、かなり濡れにくい。
店を出たら雨が降っていたので、走って家に帰った。
たとえ五秒後に雨がザッと降り始めても、俺は断じてサッカーをやる。
昨日は雨だったが、今日は快晴だ。
激しい雨の後には、美しい虹が空に架かるだろう。
土砂降りのせいで息が苦しい。(「せい」は不満を表す)
家を出た途端に雨が降り始めた。
窓際で雨を眺めるのが好きだ。雨の音を聞いていると、まるで心が洗われるような気分になる。
洪水により、雨水マンホールから水が溢れ出している。
雨がうるさくて声が聞こえません! もっと大きな声で話してください!
那覇の年間降水量はロンドンの約三倍だ。
チェラプンジは世界で最も多くの雨が降る場所だ。(最上級)
世界において、チェラプンジほど多くの雨が降る場所はない。(No other place in the world receives as much rainfall as Cherrapunji.)
酸性雨が彫刻を溶かした。
雨が傘に当たって音を立てている。
雨水を飲むな。汚いぞ。
雨水は飲むことができない。(物理的に飲めない)
雨水を飲むことはできない。(精神的制約により飲めない)
道の凹んだところに、雨水が溜まっている。
雨の日はいつも家にいる。
遠足は雨天決行とする。
重金属をふんだんに含んでいる酸性雨が、ネオンサインに照らされて光っていたらしい、と彼は私に笑いながら語った。(「らしい」は伝聞)
都会の雨水を飲みすぎて腹を壊した。今でも腹からギュルギュルという嫌な音が鳴っている。
一定の速さで走る電車の車窓から雨を見た時、雨は鉛直方向と64度の角度をなして降っていた。このとき、電車の速さを求めよ(単位はキロメートル毎時)。ただし、雨は鉛直方向に降っており、雨粒の落下速度は12メートル毎秒で一定であるものとする。
ここに今降っている雨の強さは、昨日にあちらで降った雨の2倍くらい強く、一昨日にここで降った雨の3倍くらい弱く感じられる。