チャイコフスキーの歌曲(1869年)
ゲーテの『ヴィルヘルムマイスターの修業時代』の中のミニヨンの歌。
この『ヴィルヘルムマイスターの修業時代』はチャイコフスキーの愛読した作品であった。
原詩はベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ヴォルフなどの作曲によっても知られている。
メーイの訳詞は1857の作。
原題は『竪琴弾きの詩』。
いや、ただ憧れを知る人だけが(チャイコフスキー、ロシア語訳:メーイ)
いや、ただこの憧れを知っていた人だけがどれほど私が苦しんだか
どんなに私が苦しんでいるかをわかってくれるだろう。
私は遠くを見つめる…力なく 瞳はくもる・・・
ああ、私を愛しわかってくれた人は遠くに!
ああ、ただ憧れを知っていた人だけがどれほど苦しんだか
どんなに私が苦しんでいるかをわかってくれるだろう。(ゲーテ)