ライオンズクエストプログラムは
子どもたちの生きる力を育むプログラムです。
333-C地区ライオンズクエスト委員長
ライオンズクエストプログラム説明員
L橋爪雅子
ほんの数十年前の子供たちは家におじいちゃんやおばあちゃんがいて、そこから昔ながらの知恵を学んだり、近所の怖いオジサンが『これはしてはいけない事だ』と教えてくれて、よその子でも叱ってくれたり、お山の大将が遊びのルールを教えてくれたりしていました。
また、地域で学校を支える意識が今よりも強く、(言いにくいのですが)先生方に対しても今よりももっともっと尊敬の念が強かったように感じます。その証拠が問題になっている『モンスターペアレント』です。
今の子供たちは身動きが取れない状況です。
『みんなと仲良くしよう』『いじめはいけない』などなど、わかっているのですがどうしたらみんなと仲良くなれるか、いじめをなくすにはどうしたらよいかが分からないのです。
子どもだけでなく大人にも言えることですが、インターネットなどによる情報過多も拍車をかけているように思われます。
「昔はよかった」と嘆いているばかりでは問題解決になりません。
核家族や地域社会のつながりが希薄になってしまった今は学校で『生きていく力』『上手くやっていく知恵』を教えて行くのが一番の近道だと思います。
ライフスキルは困難にぶち当たった時に自分の力で問題解決できる能力を養うプログラムです。
そして、問題が大きくならないようにする予防のプログラムでもあります。
ライオンズクエストの大きな柱は
『居心地の良いクラス作り』と『本当の自信をつける事』です。
『居心地の良いクラス作り』をすることで、いじめのないお互いを尊重し合うクラスになりますが、そのことによって学習意欲もわいてきて学力向上にもつながります。
先生方も教えやすい環境になります。
『本当の自信』をつけることにより、生徒たちが自分自身を好きになり、大事にします。
ご存じのように、問題行動をする人間は自分を大事にできない人間です。
せっかく学校で自信をつける教育をしても保護者やまわりの大人が自信を無くさせる言動をしたら台無しです。
そのために『保護者用テキスト』もあります。
問題を抱える保護者の対策としても有効です。
ライオンズクエストはたくさんの授業がありますが、これをすべてやらなくてはならないのではなく、たくさんのメニューの中からニーズに合ったものを取り出せるという事です。
今、学校では『00教育』と言うものをしなければなりません。
これが大変厄介です。
資料をどこから選べばいいのか、企画書をどのように作成すればよいのか云々・・・
ライオンズクエストはほとんどの内容を含んでおります。
たとえば『薬物乱用防止教育』など。
言い換えれば一回導入すればその後はとても便利に役立つプログラムです。
「アクティブラーニング」まさにライオンズクエストはアクティブラーニングそのものです。
また、2020年に変わる大学受験の対策としても有効です。
そして、道徳が教科になった今、教材探しに頭を悩ましている先生方の強い味方でもあります。
ここからは導入の流れです。
ライオンズクエストに興味を持って下さったら
1、体験会を開催する: 実際にどんな内容の場行をするのか体験してみましょう
2、学校内で検討する(何名かの先生が興味を持って下さった場合は3へ、多数の先生が興味を持って下さったら4へ)
3、興味を持って下さった先生方が公募型ワークショップに参加する
4、多数の先生が興味を持って下さったので、校内にてワークショップを開催する
先生方が授業を行うためにはワークショップ参加が必須条件です。
これは質の高い授業をするために欠かせないものです。(実はこれが導入を鈍らせる原因なのです)
はじめのハードルは高いのですが、それを越えていただけましたら、導入した全国の学校のように、良い結果が期待できます。
ライオンズクエスト導入のもろもろの費用はライオンズクラブが負担いたします。
導入後も実施のための費用を負担いたします。何でも相談して下さい。
これはライオンズクラブは青少年の健全育成のためにお金を出し合っているからです。
子どもは日本の宝です。その子供たちが自分らしく、キラキラ輝く未来を見つめることが出来ることが私たち、ライオンズメンバーの願いだからです。
千葉県ではピアサポートを使っている学校が多く、なかなか他県のように普及が進みません。
ピアサポートで上手くいっている学校に「ライオンズクエストに乗り換えて欲しい」とは申しません。
どんな優れたプログラムにも賞味期限があります。
もし、「上手くいかない」と感じた時にご相談下さいませ。
使い勝手の良いプログラムだと、導入している学校の先生方はおっしゃって下さっています。
どうぞ、ライオンズクエストに興味を持ってみて下さいませ。