ラから順番にオクターブ上のラまで並べたものが短音階です。
全音、半音、全音、全音、半音、全音、全音となっています。(自然的短音階)
はじめの音から3番目の音の幅が全音+半音です。
長音階は全音+全音なので、短音階の方が幅が狭くなっています。なので、こちらが短音階という名前がついたのです、
これも長調と同じようにいろいろな音から短音階が作れます。
しかし、音階の7番目から8番目に移る音程が全音です。弾いてみるとしっくりきません。終わった感じがしません。
そこで音階の7番目の音を半音あげると、7番目、8番目が半音になり終わった感じがします。
これを和声的短音階と言います。
先ほど、7番目の音を半音上げたことによって、実は6番目、7番目の音程が全音+半音になってしまいました。(この幅を増2度という)
これはこれでチャーミングな音程ですが、歌いにくいということで、6番目も半音上げてしまう事にしました。
走することによって、全音、音半、全音、全音、全音、全音、半音と紫の半音以外すべて長音階と一緒になります。
下りてくるときは長音階か短音階かわからないので、下降形は臨時記号を外して下りて来ます。
これを旋律的短音階と言います。
このように、短音階には3つの種類があるのです。