投稿日: Aug 24, 2011 5:32:11 AM
『ドレミファソラシド』と一気に言えてしまいますがこれは一つ一つが音の名前です。しかもこれはイタリア語です。
日本語では何と言っていたのでしょうか?
『ハニホヘトイロハ』です。
英語では?
『CDEFGABC』
ドイツ語は?
『CDEFGAHC』読み方は『ツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ハー、ツェー』です。
あれあれAの次はBじゃないの?Hなの?と思いましたか?小文字のbがフラット記号(♭)に似ているので、ドイツ語ではシのフラットがB(べー)です。ややこしやー
今、フラットの話をしましたのでフラット付きの音をなんと言うかです。
普通のピアノや音楽のレッスンでは「シのフラット」とか言います。
本当のイタリア語ではフラットは『bemolle』(ベモッレ)と言うのでSi bemolle(シ ベモッレ)などと言います。
英語は「Bフラット」とか言います。
ドイツ語はちょっと知識が必要よ。ドイツ語で音を言う人はちょっと鼻高々です。覚えておいて損はない。
元の音にesを足します。いくつか例外もあるので書いてみますね。かっこは読み方よ。
Ces(チェス),Des(デス),Es(エス),Fes(フェス),Ges(ゲス),As(アス),B(べー)
Es,As,Bが例外です、Bは先ほど書きました。前二つは規則通りに書くとEesとかAesになっちゃって言いにくでしょ?
日本語もスゴイよ。
ハニホヘトイロのそれぞれの前に『変(ヘン)』が付きます。変ロとか言います。
ではでは、シャープは?
普通のレッスンではファシャープと言います。
本当のイタリア語ではシャープは『diesis』(ディエスィス)です。Fa diesis(ファ ディエスィス)と言います。
英語もFシャープ。
ドイツ語はisを付けます。
Cis(チス),Dis(ディス),Eis(エイス),Fis(フィス),Gis(ギス),Ais(アイス),His(ヒス)です。
日本語は嬰(エイ)という字を付けます。嬰へとか。
ところでなぜドレミファソラシなんでしょう?これはグレゴリオ聖歌という歌の始まりの音にそれぞれの言葉がついて板のですって。ただドの音についていた言葉はUtでした。なので、フランスではウットも使うこともあると言われていますが私は使っっている人とまだあったことがありません。
じゃーなぜ英語やドイツ語はAから始まらないの?日本語も「い」から始まらないの?
Aも「い」もラの音ですよね。
真ん中の「ラ」の音(一点Aと呼ばれています)は標準音と言われています。時報の音や、音叉の音もこの音です。
一説には赤ちゃんの産声がほぼ全員この音と言われています。
なのでラから始めて「いろはにほへと」ドから始めると「ハニホヘトイロ」となります。
ドレミファソラシとイロハ、BACは成り立ちが違うのです。
余談:昔の楽団員とかの隠語でたとえば5千円の事は「G(ゲー)千」とか言っていたようです。古き良き昭和の時代でした。