今日のアフターダイビングは何を食べる?(その4、最終章)
橋爪準一(57W)
私達はこのようにダイナミックなポイントが大好きです。ダイビングをする前日に現地入りをしますが、必ずダイビングショップに挨拶を兼ねて打合せに行きます。妻は色白でどう見てもダイビングをしそうには見えません。おまけに荷物は全部私に持たせてかなり非力に見えるようです。ショップの人は心の中で「ああ、お荷物が来た。明日のダイビングは面倒だな。」と思っているようです。きっと彼女の事を「小さなお魚大好き!かわいいお魚大好き!」というダイバーに見えるのでしょう。「明日は浅瀬の静かなところでいいや。」と思うようです。
ダイビングの当日、一応私達にどのようなポイントで潜りたいのかを聞きます。妻はすぐに「がんがん流れていて、大物がたくさん見られるところ。」と答えます。
それならばと流れが強いところに連れて行ってくれますが、次も次もとがんがん流れがあるハードなポイントをリクエストするため、ガイドや一緒に潜る他のお客さんが音を上げます。彼女は常々「色白で体育会系のダイバーを目指す。」と言っています。ダイナミックなポイントだからこそ流れが速く、海の大物の生き物に会えるのです。
この投稿の題名は「今日のアフターダイビングは何を食べる?」でしたが、なかなか食べ物の話しが出てきませんでしたね。
海の中は絶えず抵抗があり、呼吸によって中性浮力をとり、沈んだり浮上したり水深をコントロールして潜ります。このためかなりの体力を消耗します。(通常のダイビングでもそうなのですが、我々のダイビングは超ハードなのでなおさらです。)
またタンクの中の乾いた空気を吸うため喉はカラカラに渇きます。そこで、ダイビング後の食事は究極の幸せです。沖縄で潜るときはケラマという離島で潜ることがほとんどですが、この離島には、民宿以外食事のできる店はほとんどありません。陸地で捕れるものは、ケラマ鹿にマングースとハブしかないので(もちろんそれが魅力ですが)、我々は本島の那覇に泊まります。那覇には、ステーキから沖縄料理まで何でもあるので、夜な夜なおいしいといわれる店に繰り出します。
ダイビングを始めたころは、那覇のステーキハウスやピザハウスに行って、アメリカナイズされた雰囲気を楽しんでいました。たとえばアメリカ領事館の跡地にあった「PIZZA HOUSE(ピザハウス)」と鉄板焼きステーキ&伊勢えびの「キャプテンズイン」やステーキレストラン「SAM’S」などに行っていました。
沖縄に行く回数も増えて、ステーキやピザなどに飽きてくると沖縄料理や琉球料理の店に行くようになります。
ダイビングショップの“おきなわトロピコ”から程近い久茂地川沿いの居酒屋野郎「りょう次」は、値段も手ごろで居心地の良い店です。沖縄の食材を使った料理と泡盛、オリオンビールを楽しめる店です。
居酒屋野郎「りょう次」
「花鳥風月」は、琉球料理を中心として懐石風の料理をいただけます。店はどことなく中国チックな料理屋です。駿河亭は小料理屋で魚介の刺身や煮つけなど魚介類がおいしくいただけます。おきなわトロピコのインストラクターの紹介で行った琉球居酒屋「苗(ナエ)」では、「かつお飯」が有名で、丼をおいしく頂きました。
琉球居酒屋「苗(ナエ)」壁から天井まで名刺が一杯貼ってあります
おいしい「かつお飯」