私は年に数校、(2016年は7校)薬物乱用防止教室の講師として小中高校にお邪魔しております。
その時にライオンズクエストの内容も組み込んで授業をしております。
小中学校では薬物乱用の恐ろしさを伝えるDVDを15分間見てもらった後、タバコについて講義をします。
その後、下記の「タバコを吸う事についての事実」を生徒に一つずつ読み上げさせます。
タバコを吸う事についての事実
1 タバコを吸うと、歯や指が黄色くなり、皮ふにシワができ、口臭(こうしゅう)の原因になる。タバコを吸う人の髪(かみ)や衣服は、いやな煙(けむり)の臭い(におい)がする。
2、 タバコの煙(けむり)に含まれるタールは、肺(はい)にへばりつき、呼吸をしにくくさせる。
3、 タバコを吸う人は、のどをいため、たんがたまるので、すっきりさせるためによく咳(せき)をしている。
4、 タバコを吸う人は疲れやすく、すぐに息が切れ、激しい運動をすることが困難(こんなん)になる。
5、 タバコを吸う事は、心臓(しんぞう)の病気や肺の病気の原因になる。これらの病気はしばしば死につながる。
6、 タバコを吸う人のほとんどは依存症(いぞんしょう)という病気。一度、依存症になると、吸いたくても吸えない時、イライラし気分が悪くなる。
7、 タバコを吸っている人のほとんどは、やめたいと思っている。しかし、依存症(いぞんしょう)になっていると、やめることが簡単ではない。
8、 タバコの煙(けむり)は、せきをさせたり、目をかゆくさせたり、頭痛(ずつう)を引き起こしたりして、吸わない人も困らせる。また、タバコを吸う人といっしょに生活 する子どもは、かぜ、耳のいたみ、ぜんそくを持つ可能性が高いと言われている。
9、 タバコを吸わない人でも、他の人のタバコの煙(けむり)を吸うと病気になる可能性がある。
10、 タバコを買ったり吸ったりすることは20歳未満の若者にとって違法。
11、 タバコを吸っている人のほとんどが20歳未満からタバコを吸っている。20歳までにタバコを吸わなければタバコと縁(えん)のない生活をおくれる可能性が大きい。
12、 家の火事の多くは、寝たばこ(ふとんやベッドの中でタバコを吸い、そのままねむってしまう)による不注意が原因。また、多くの森林火災も不注意に投げ捨てられたたばこが原因。
13、 毎日のタバコ代も積み重なると数百万円になる。また、病気にかかりやすくなるため、治療費(ちりょうひ)も高額になる。
その後にタバコについてのワークシートを使って書き込ませます。
時間のないときは2番のみをやらせるとよいでしょう。
タバコについてのワークシート
1、「タバコを吸う事についての事実」を読んで、わかったことを、下の表に書きこみましょう
体への影響:(例:タバコを吸うと肺の病気になる)
心への影響:(例:吸いたくて やめられなくなる)
他の人への影響:(例:タバコの煙は他の人の目や肺をしげきする)
その他の影響:(例:見た目が悪くなるのでモテなくなる)
2、今日、勉強したことから、あなたがタバコをこれからも吸わない理由を自分の言葉で書きましょう。最後に「私はタバコを吸わない。」で文章を締めましょう。
(例:タバコを吸うとちょっと運動しても息苦しくなるという事だ。私はいつまでも趣味のスポーツを楽しく続けたいので、私はタバコを吸わない。)