4年ぶりのイタリア旅行 2023年6月15日~7月6日 ボローニャ ジェノヴァ ミラノ
1,6月15日(木)16日(金)
旅の前日はキボールでのピースフェアで『雅の会』の4組(スイレン VIVA チェリーズ アンサンブル虹)と私の演奏を終わらせ、やっと旅モードに。
出発の当日は少し長い間留守にするのでおうちの中をお掃除しました。
有彩が頻繁にきてくれるので心強い。
羽田22時50分発 JAL047ヘルシンキ行き
かなり早く羽田に着いてしまったので、第三ターミナル散策。 でも全く面白くない。
サクララウンジで5時間ぐらい時間をつぶしました。
今回はJALのプレミアムエコノミー
前回はアリタリアのプレミアムエコノミーで全くプレミアム感がなかったのですが今回は広くてきれい。
シャンパンと焼酎はプレミアムエコノミー限定サービス。
もちろんシャンパンを頼みました。
お食事
私の食べたハンバーグの方がおいしかった
ロシアの上を通れないので北極の上を通ってます
機内の映画はテナーサックスを吹いている若者がピアノとドラムの仲間とともにジャズを極めようとするアニメを見ました。面白かった。ブルー ジャイアントっていう映画
ヘルシンキに着く2時間ぐらい前に朝食が出ました
ガパオライスだって
(写真)
アサリの味がきいていておいしかった。
やっとヘルシンキに到着!!!
初めて見るFinnair
ヘルシンキではトランジットの時間は1時間25分
ゆったりなのかなって思っていたら
荷物検査やEUに入国するための審査で結構時間がかかりました。
荷物検査のところにあった熊ちゃん そっくりな立ち姿の準ちゃん
スペルにIがあるキヨスク
トナカイの毛皮?売っている?
ミラノ行きの機内は満員でした。
フィンランド語ってまるっきりわからない。
わからない言葉が機内を飛び交っていました。
フィンランドの人たちってものすごく早口。
もっとゆっくり話してくれないと英語も聞き取れないよ。
座席の背に謎のもの
何に使うか不明です
何かを挟むものかなあ?それにしては弱いです
日本を出発して
えーと
ヘルシンキまで13時間45分
トランジット1時間25分
ヘルシンキからミラノまで3時間5分
やっとミラノマルペンサ空港に着きました
うえー!ずっと直行便でロシアの上を通ってきていたので(12時間で行かれたのです)長かった!
ヘルシンキでEUの入国審査を済ませているので空港からはすぐに出られました。
空港エクスプレス(そんな名前かな?)の自販機はややこしい.前回もトラブったのですぐに諦めて窓口で買いました。
ミラノ中央駅でも予定していた13時発のトレニタリアのチケットを買おうと自販機に挑みますが撃沈!
前回はイタロの自販機で買ったので、イタロでも挑みました。
トレニタリアより安い。
しかし撃沈。名前を入れたりしなければならないのです。あせって何度も打ち間違え。
窓口を探し回っていたらイタロのブースがありました、
そこにいたお兄ちゃんに
「イタロの切符をかいた」って言ったら「機械で」って言うので「機械は難しい」と訴えると地下にイタロの切符売り場があるからそこで買ってねって。「ここはチケットを売っていないんだ。」って教えてくれました。
予定より早い12時40分のナポリ行きに乗れて13時54分にボローニャに到着
300キロ
イタロはかっこいい!
安いし速いしイタロの人は親切だし、 私たち、イタロ好きです。
ボローニャ駅の地下5階に着くのでひたすら上ってゆく
駅前の時計
これは1980年8月2日のテロの時のまま、あの惨事を忘れないようにと、止まったままにしてある
ホテルは前回泊まったメルキューレ
駅前だから本当に楽ちん
フロントの人に
「暑いですね」と言うと
「すこしね」って
やっとはじめからイタリア語で話してくれた。英語を聞くと頭が停止してしまうのです。
215号室。
前回より部屋の備品が少なくなっている。コロナで大変だったのかなあ?料金は前回よりかなり高め。こちらは円安の影響かしら?疲れ果てたので行きつけのスーパーでビールや生ハム、レタス、トマト、パン
等を買ってお部屋でゆっくりしましりした。
2,6月17日(土)ボローニャ2日目
結構早く起きてしまった。
ダーリンに写真をこの記事に貼ってもらって(ぶつぶつ文句言いながら貼ってたわ)
8時前に朝食に行きました。
メルキューレの朝食は相変わらずおいしい。
(写真)
甘いパンは苦手なのでパス。
大量の生野菜。これが私の元気の素。
スクランブルエッグもベーコンもハム、ソーセージもおいしかった。
たんまり食べてこれからボローニャの街に繰り出します。
テラスに鳥がきていました。
パンくずがごちそうなのね。
そして街に繰り出す
4年前にたくさん歩いたので中心部へ行く道はわかっている
ホテルに近接している商業施設の中を通るとPorta Gallieraがある
ポルティコをどんどん歩いて
教会も見学しました
イタリアには必ずあるガリバルディの像
マッジョレ広場の市庁舎(コムナーレ宮)の前ではコーラスの演奏。
町を挙げてのコーラスの祭典みたいです。
コムナーレ宮の外壁にはレジスタンス運動の犠牲者2000人の写真があります。
噴水
もうすぐサン・ペテロニオ聖堂の前でフェスティバルがあるようです
そのあとインフォメーションでボローニャウエルカムカードプラス€40を買いました。
日本語の話せるダビデさんが対応してくれました。
インフォメーションセンターの中にはかっこいいバイクのブガッティが
そのあと市立中世博物館に行きました。
ここでもコーラスの発表が
ここは中世の騎士の博物館なので男声コーラスが中心なのかな?
たくさんの馬の置物がありました。
そして馬具も
いたいた!
ビットビエント似の馬!
又会えたね
トイレの表示があったので入っておこうと覗いたらシニョーラがこっちこっちと手招きをします
何かな?と行くと指さして
「トイレはあっち」って
私がキョトンとした顔をすると
「みんなが探している」って
そうなんですよ!イタリアの困ったところNO1はトイレ事情!
これさえクリアできれば何にも心配しないでイタリアを巡れる
中世博物館のあとはチェンバロに特化した博物館に行きました
なんて美しいんでしょう!
ここで練習をしている人もいました。
喉が渇いたのでスーパーでお水を買い、ホテルに戻ることにしました。
2時ちょっと前です。
日差しが鋭くて暑いです。
ホテルに帰る前に行きつけのスーパーで今晩の夕食と飲み物を買いました。
明日は街巡りバスにも乗ってみようかな?
お部屋でぼんやり中庭を見ていると、ホテルの人と庭師さんみたいなぽちゃぽちゃしたおじさん二人が可愛らしく話をしています。
仲良しの感じで良いな良いな
まだ日差しが強いけど、もう少ししたらお庭に出てビールでも注文しようっと
中庭に面しているテラスでビールをのんだ。
ピーナッツなどの塩気がやはりビールに合うね。
猫も遊びに来た。
悠々と私たちの前を通り過ぎて2階のテラスに上る階段の途中で止まる。
私が近づくと「にゃあ(そう簡単には懐かないわよ)」と逃げないで私に話しかける。
先ほどのぽちゃぽちゃしたおじさんが何やら機材の準備をしている。
そして
7時になったらカラフルなTシャツを着たおじさんたちが出てきた。
ここでもコーラス。
たっぷり1時間ノリノリで
振り付け付きで歌ってくれた。
とても楽しかった。
私の指導しているコーラスの皆さんもこんな風に楽しんでくれたらいいなあ。
ボローニャはいつも驚かせてくれる。
3,ボローニャ3日目 6月18日(月)
朝食会場に昨晩歌ってくれた人たちがいる。
あれ?ドイツ語で話しているぞ。
「今晩も歌いますか?」と聞いたらマッジョーレ広場の近くで歌うみたい。
そうか!
『VARIOUS VOICES 』(様々な声)のイベントでいろいろな国から来ているのね。
昨日のスコットランド風衣装の人たちはスコットランドからだったのかも。
合点がいきました。
ホテルを出て、本日はボローニャウエルカムカードに付いている市街巡りバスに乗ることにしました。
マッジョ-レ広場まで歩いて行く間に、ホテルの前でまたまたコーラスグループが!
これから街で歌うのね。
そして広場ではすでに歌っている。
LBGTの方々。
本当に『様々な声』なのね。
バス乗り場に行くと、サン・ルカ エクスプレスに乗る人たちが集まっている。
こちらは別の日に乗る予定。
白い機関車風バスがかわいい
さて、私たちが乗るバスが来ましたよ
SCOPRIBOLOGNAっていいます。
このバスは旧市街地だけでなくサン・ミケーレ イン ボスコまで行ってくれます。
前回の旅ではここまで行きませんでした。
素敵な住宅もたくさんありました。
ゆっくり、公園を歩いてみてもいいかな?
別の日にここで降りて、又バスに乗って帰ってきてみようかしら?
バスは2階の部分に乗車します。
2階からの眺めはこんな感じ
サン・ミケーレの丘からボローニャの旧市街が見えます。手前にはゴミの分別ボックス
マッジョーレ広場に戻ってきて少し休憩しようということで、前回も入ったワイン専門店でビールを頼みました。
小さい瓶を2本頼んだのだけど、カメリエーレが大きい1本を二人で飲んだ方がお得とアドヴァイスしてくれました。
温くならないようにワインクーラーにいれてくれた。
こういう心配りが嬉しい。
おつまみはポテトチップスとオリーブとサラミ
今日の予定はサント・ステファノ教会群に行く予定
方向感覚の素晴らしいダーリンが地図も見ないでどんどん進む
その路地は『グルメ路地』
生ハム、チーズ、野菜や果物などのお店がずらり
そこでみんなが大量の生ハムとチーズをおつまみに昼からワインを楽しんでいる。
食べている写真にしたかったけれど、いくら何でもそれを撮るのは失礼なのでおとなしめの写真にしました。
この気持ち悪い系かわいいキャラクターのお店もありました
そしてなぜか建物の壁には大きな魚
サント・ステファノ教会群に着きました
ところが昼休み時間に入ってしまい、見学できませんでした。
だったら、今日サン・ルカにいってしまおうと予定変更。
先ほどのバス乗り場でチェックイン
今回は赤い機関車型バスでした。
私たちは3両編成の一番後ろの車両の一番前に座りました。
前車両にはやはり『様々の声』の出演者が乗ってます。
みんな仲良しなので3人掛けの席に4人で座ったのでギューギュー詰め
サウス・ウエールズ ゲイ メンズ コーラスって書いてある
『様々な声』ね
先ほども通ったけどサン・ドメニコ教会の前を通りました。ここは井上ひさしさんが行きたくてたまらなかったところです。たぶんモッキンポット先生のモデルがドメニコ会だったのではと思われます
素敵な建物を見ながら丘に登っていきます。
サン・ルカが見えてきます。
ここで下車して中を見学しました。サンルカからの眺めです
サン・ルカはボローニャ市街からポルティコで雨に濡れずにずっとあるいて来られます。
ここがサン・ルカから街までのポルティコの起点(終点)
街まで4.9キロですって
雨の日のジョギングコースとして人気があるようです。
帰りのサン・ルカ エクスプレスを待っていたら、車でやってきた人が駐車します。
日本ではこんなに詰めてなんて絶対駐めない
帰りは白いトレインバスで帰ってきました。
その後はボローニャのシンボル、聖ペテロニオ聖堂を見学
そして駅に行き、ジェノヴァ移動のなどの切符を買いました。
暑い中、疲れ切ったのでホテルの中庭に面するベランダでビール2杯
昨日のネコちゃんや鳥がきました。
ネコは私たちをちらっと見ただけで、相変わらず無視です。
4,6月19日(月)サンマリノ共和国へ遠足
今日はイタリア半島の中の独立国、サンマリノ共和国へ行きます
サンマリノはグルマチア人の石工であった「マリノ」さんがカトリック教徒であったためにローマ皇帝ディオクレティアヌスの迫害を受け、それを逃れるためにティターノ山に登りここで伝道を続け彼のもとに集まってきた人々により形成された住民社会が起源とされています。
起源301年の建国時から中世を通じサンマリノは自由で民主的な政治体制のもとで独立を維持し第2次世界大戦の際も独立、民主、そして中立を守っていました。古来の伝統に忠実であり続けることが同時に時代の要請にますます敏感に応えることになっているとパンフレットに書いてありました。(ちなみに1861年にイタリア王国として統一され、1946年に現在の共和国になりました。第2次世界大戦中はどのような立場だったのか?)
1992年3月より国連に加盟
日本との外交関係は1956年より続いています。
タックスヘブンではないのですが税は大変少ないそうです.それは軍隊も持たず政府自体も小さいので国家予算も少なくて良いからだそうです。
サンマリノ神社もあります(2014年6月22日に創建)毎年6月末の週末にサンマリノ政府公認の「サンマリノ神社祭り」が開催されています。
人口は33854人(2022年)
面積は世田谷区ほど(62平方キロメートル)
サンマリノまでは列車とバスを乗り継いで行きます。
私にとってはかなりハードルが高い。
7時34分の快速のような列車に乗るために朝食はパスして7時にホテルを出て駅に向かいました。
2019年にボローニャに行ったとき頻繁に列車を使ったのでなんとなく不安は少ない
私はネコ型人間なので知らない所や新しい場所が苦手なのです。不安げな私。
隣のホームに列車が入ってきました
なんと日立製
自転車と一緒に乗れる車両もあります
(自転車の写真)
線路には不思議な植物が!わざと植えてあるのかしら?
そうこうしている間に私たちの乗る列車が入ってきました
これでリミニまで行きます
元気な準ちゃん、それに比べて不安そうな私
さあ!リミニに到着
実はリミニはイタリアでも治安の悪い3本指に入る地域のようなんです。
早くバスの所に行こう
駅前にあるバーガーキングをまずは見つけます
(バーガーキングの写真、次のメールの中)
その隣のタバッキエリアで乗車券を買いました
往復で一人€12
そこから100mほど右に行くとバス乗り場です
もう人が集まっています.時刻表を確認すると私たちが乗ろうとしていた9時25分発のバスがない!
そこにいたシニョーラが「サンマリノへのバス?9時のはもう出てしまったので次は10時25分」えええ!
時間が変わっていたのですね。
仕方がないので駅に戻りホームの椅子で時間をつぶしました。
トイレにも入りました。
リミニの駅のトイレは有料€1
ただいまの日本円に換算いたしますと150円
早く日本の円が強くなりますように
やっとバスに乗れました
バスの中は超満員
リミニの町中は信号機がありません
その代わりにランナバウトという方式です
グルグル回って方向を変えます
絶対私だったら躊躇して入れない
一生入れない
サンマリノ共和国へ入った証拠は横断歩道の色です
この色になったらサンマリノです
サンマリノに入国するのはパスポートは要りません
でも記念になるのでスタンプを押してもらいました
€5です
サンマリノには共通入場券があります
全ての場所に入れるのが€10
2カ所入れるのが€8です
案内所でのアドバイスで2カ所券でいいと教わりましたので、今回はこれを買いました
まずは姪たちにサンマリノ製のネックレスを買います
Marluというメーカーのが一番有名ですが、そのほかにもサンマリノでしか買えないものがあるとのこと。
お店に入るとここにはMarluはおいていないと店員さんが言います。
いろいろなメーカーのものを見せてくれますが今ひとつ気に入らない。
その様子を察して「Marluのがいいのですね。ではお店を教えてあげます。ついてきてください」って道案内をしてくれました。
自分のお店の利益にならないのになんて優しい。余裕があるのですね。
そこのお店で選びました
有彩と彩香にこれを選びました
そのあとは食事です
サンマリノの食べ物で有名なのはPianaだそうです
それを食べよう!
窓際の席に案内してもらいました
二人で自撮り
素敵なお店です
サンマリノ名物Piana
見かけよりとても重くて残してしまいました
お店からのサービスでレモンチェッロとピスタチオのリキュールです
とくにピスタチオのが美味しかったけど酔っ払ってはいけないので舐めるだけにしました。
お昼を食べたあとは街の散策です
まずはリベルタ広場に行きました
政庁Palazzo Pubblicoは議会があるときには見学できませんが本日はなかったようです。
リベルタ広場には自由の女神像があります
Palazzo Pubblicoの内部 1階
ここで議会が開かれるのですね
Palazzo Pubblicoの次はBasilica del Ssntoに行きました
そしていよいよメインの3つの塔です
まずは1番目の塔
Guaitaっていいます
そこまでの坂がきつい
途中で3回も休みました
写真ではわかりづらいでしょうが、結構な坂道なのです
やっとたどり着きました
深い井戸がありました 怖い
私は諦めましたがダーリンはこの塔に登りました。ダーリンは高いところが好きみたいです。
おや?
あんな所にいる
この塔の一番高いところまで登ったそうです
私は諦めました
第2の塔に行こうと思ったのですが、付属の博物館はただ今休館中とのことです
そして帰りのバスの時間も迫ってきたし、もう脚力に限界が来たので第2、第3の塔は諦めバスターミナルに戻ることにしました。
旧市街地からの眺めはこんなに素晴らしい
街並み
あひーるちゃんたちがたくさんいるお店もあります
坂道が多くて伊香保みたい
FUNIVIA(ロープウェイ)は麓の街とつないでます。
伊香保にも伊香保ロープウェイがあります
バスでリミニまで帰りました。このバスも満員
リミニに着くと自動販売機でボローニャまでの切符を買いました。
この列車は2時間以上かかりますがまあ、ゆっくり行こうということで。
しかし、掲示板を見ると『CAN』という表示が!
もしやと思って係の人に聞くとやはりこの列車は運行がキャンセルです。
どうしたらいいか聞くと窓口で切符の交換をしなさいって。
窓口、結構な列だわ。
ようやく快速列車のチケットに交換できました。
日本だったら総武線の黄色い電車も総武快速も同じ切符で乗れるのに。
一度本当に日本の鉄道システムを学んでほしい。
これとトイレ事情だけクリアしてくれたら真のパラダイスです。
快速電車は10分遅れ
表示されたホームで待っていると不審なアナウンスが!
どうやらホームの変更
みんな急いで階段を降りて上がって1番線に向かいます。
お年寄りの女性が大きな荷物をもって階段での移動をしなければならない様子を見て若い人が助けてます。いいなあ。やはり人に優しい。
しかし、システムを変えればもっと楽になるのにね。
列車がきたる気配
そうしたら
車の頭だけが運ばれてきました。
やっと列車に乗れました
車内ではかわいいわんちゃんがよい子にしています。
列車は最大13分遅れでしたがやる気を出して走ったのでボローニャには5分遅れで着きました。
問題が起きても結局は最後には上手くいくイタリア人です。
チンクエテッレの帰りの切符を買って、(早めに買ったので安かった二人で€14でした)
そしてスーパーでサンドイッチ、トマト、チェリーと水を買って帰りました。
疲れ切ってぐっすり眠れましたよ。
5,6月20日(火)
昨日までの強行軍でそろそろ疲れが出てきました。
今日はホテルでゆっくりします。
朝食を取りに会場へ
いつものお席です。
イタリアのトイレ事情が悪くていつもはコーヒーを控えてましたが今日はホテルにいるので、がぶがぶ飲むことにしました
コーヒーはこんなに充実しています
まずはcaffe lungo とamericanoの飲み比べ
caffe lungoはエスプレッソコーヒーでamericano
は日本で飲む普通のコーヒーですがかなり濃いです
日本のアメリカンコーヒーではありません
そしてcappucino とcaffe macchiato の飲み比べです
よく見るとlatte macchiatoもある
ミルクの量、泡立てているか否かです。
窓の外に鳥が来てくれました。
今まではカメラを向けると逃げて行ってしまったのですが、私たちになれたのか近寄ってきてくれました。うれしいなあ。
(写真)
こんな贅沢な時間の使い方もいいですね。
いったんお部屋に帰ってからホテルの中庭のベランダに座って明日からの予定を練り直しました
出発前はあそこに行こう!ここに行こう!と盛りだくさんの予定にしましたが、やはり疲れ果ててしまうので厳選することにしました。
(ペットボトルの写真)
この500ccのペットボトルにガス入りのお水を移し替えて持ち歩いているのだけれど、蓋を開ける度に「ポン!」と音がして私たちも周りもびっくりします。
このペットボトルは炭酸用にできてないからかも。
今後は水道水を入れて持ち歩こう。
イタリアの水道水は飲めないわけではないのです。
硬水なので合わない人はおなかが緩くなります。
私たちは大丈夫みたい。
壁の修理か塗装か、足場を組む作業をしています。
この黄色いチューブは何だろう?
ジャングルジムを登るように足場を登っていき、降りるときは一気にこのチューブを使って滑ってくるのかしら?
(同じような写真2枚目)
写真だとわかりづらいけどよーく見るとエレベーターで登っています。ジャングルジム方式ではなかったのね。
ダーリンが
「日本ではフルハーネスじゃないと作業できないんだ」
イタリアではどうなのかしら?
やはりフルハーネスだ!
お昼を過ぎたのでお部屋に戻って昼からビールです
つまみはトマトとチェリー
その後はガイドブックを読み直したりお昼寝をしたりして過ごしました。
夕方、ダーリンが行きつけのスーパーへ買い出しに行ってくれました。
ポテトチップス、やはり日本のカルビーの方が美味しい。
そもそも油が酸化しやすいのにこのパッケージじゃあダメでしょ!
これが美味しいのだ!生ハムとブリーチーズ
こんなに豪華な食事です。ワインもあるよ。
ダーリンはチーズも箸で食べる
ポテトチップスも箸で食べる
もう八時過ぎですが外はまだこんなに明るいです。
6,6月21日(水)
本日の予定は朝食後、サント・ステファノ教会群と『これは見なきゃいけませんよ!国際音楽博物館』に行ってきます。
そのあとはお土産などのショッピングです。
朝食はいつものお席
Latte macchiato
ミルクの量が圧倒的に多いのです。
食後はダーリンがエスプレッソコーヒーを持ってきました
たっぷりお砂糖を入れてかき混ぜないで
飲みきったあと底にのこったジャリジャリ砂糖をチビチビ食べるのが良いのです。
私がボローニャで一番好きな教会はサント・ステファノ教会群です。
7つの教会が合体したものです。
この女性、佐々木恵子ちゃんに似ている。
動物や鳥があるとつい写真を撮ってしまう。
サントステファノ教会群の後は国際音楽博物館に行って参りました。
前回も行ったのですが、ここでの私の興味はエンハーモニックチェンバロ
(
1636年マラン・メルセンヌより「平均律」が発表され今私たちが使っている1オクターブを平均に12コに分けたものですが、エンハーモニックはドのシャープとレのフラットは違う音として、こんなに複雑になってしまっているのです。
実際に聴いていないのでドのシャープとレのフラットがどのくらい違うのか不明です。
こんな面白い形の管楽器もおいてありました
(写真2枚)
ボローニャ歌劇場の模型
前回見学に行きました。そのときはリハーサルの最中でしたね。
ヘンデルの肖像画(左) ヴェルディの肖像画(右)~
食通で食べ過ぎて太ってしまったロッーシニのかわいい人形
特別展でロックの展示もありました
国際音楽博物館の後は
ボローニャのことが全てわかる博物館、ペーポリ宮殿の『ボローニャ歴史博物館』に行きました
歴史博物館に行く途中でもどこでも、道にテーブルを出しているのです。
私たちみたいにこんなにあくせく歩いてあちこちを巡るのではなく椅子に座って、ビール1杯で何時間も行き来する人たちをぼんやり見るのでしょうね。
入り口からすぐの所に素敵な絵
ボローニャは塔の街でこんなにもたくさんあったのです。
サントステファノが完成した経緯も展示
アンネッリの塔の内部模型
こんなに大変じゃ、登れない
実はボローニャウエルカムカードにはこの塔に登れる権利も入っているのですが
そのほかにもエストリアの時代から現代までのいろいろな展示がありました。
わからない単語がたくさんあって、グーグルの翻訳機でも対応できないものがたくさんありました。
私たちの写真も載せておきましょう
ボローニャ歴史博物館を出ると、こんな変なお店が
日本語訳がひどい
『極度乾燥(しなさい)』って(笑)
この建物、気になるのです。素敵!
ダーリンがオンボロスニーカーを持ってきてしまったので、サンマリノで靴底が剥がれてしまいました。
今日は黒靴を履いてます。
アンバランス!
スニーカーかサンダルを買おうと探したのですが、みんな€150位かそれ以上!
今、円安で€1≒\150なので\22500だとおおおお!
ベラボーです。
スニーカーにこんなにかけたくない。
半分、このアンバランススタイルでいけ!と諦めかけたところ、お店を発見しました。
安いじゃん!(でも、そうでもないよね、日本ではもっと安く買えます。)
€29.9
約4485円
試着したのだけどダーリンは日本では26.5か27センチメートル
を履いてます
表示だと42らしい
まず、それを履いたのですが入らない
対応してくれた店員さんが地下にある倉庫から43を持ってきてくれた
まだきつい
そしてもう一度倉庫から今度は44
やっと履けました
44だと28センチですよ
ヨーロッパの人の足は幅が狭いので日本人だと大きめを買わなければならないのですね。
その後、いつもの駅ナカスーパーで晩ご飯を買いました。
そして、ホテルの中庭でビールを2杯ずつ飲んで、お部屋に帰り夕食。
早めに寝ました。20時前です。
7,6月22日(木)
本日はリゴレットの舞台、マントヴァに行きます。
ちょっとやそっとのことでは動じないように見える私ですが、本当はとても心配性なんです。
旅で一番心配なのは移動です。
予定していた電車にちゃんと乗れるのだろうか?乗り継ぎは間に合うのだろうか?
特にイタリアでは列車の遅れは当たり前なのでとてもとても心配です。
朝食は6時半からできるのでそれを待って食事を済まし、8時33分発のピアチェンツァ行きに乗るので8時にホテルを出ました。
9時にモデナについて9時5分のマントヴァ行きに乗り継ぐ予定。
たった5分の乗り換え時間。
そうしたらピアチェンツァ行きが5分遅れっていうじゃありませんか!
この9時5分を逃すと次は12時台です。
しかし、『最後はなんとかなるよイタリア人』
5分遅れでボローニャ駅を出た列車は9時ちょいにモデナに着き、9時5分のマントヴァ行きに無事に乗れました。
ボローニャ中央駅を出るとすぐにサン・ルカが見えました
(写真)
モデナからマントヴァは本当にのどかなローカル線です
所要時間は1時間10分
(写真3枚)
無事にマントヴァに着き、サン・フランチェスコ教会の前を通ってエルベ広場に向かいます
サン・フランチェスコ教会
すぐ前はこのような風景
川が流れています。
湖から来ているのかしら?
マントヴァは3つの湖がある街なのです
エルベ広場に向かう途中、露店がたくさん出ています。
おおらかだな、実際にブラを当ててみての試着をしている
エルベ広場にあるサンタンドレア教会
中を覗くとあまりにも美しいのに驚愕!
ちょうどオルガンの演奏もしていました。
アンサンブル虹の人たちが歌った『遠い日の歌』の元歌パッヘルベルのカノンを演奏してくれています。
ずっと聴いていたかった。
オルガン。よく見ると白い服を着た人が弾いている
街にはアーケードもありますね
ドゥオーモ
そしてドゥカーレ宮殿へ
ここには絶対に見るべきと言われている『結婚の間』があります
まずはチケット買い、この階段を上っていきます
(写真)
結婚の間には燕ちゃんそっくりな子がいました
この天井画はまるで こちらも有名 ゴンザーガ家族が勢揃い
天使が覗いているみたい
5分しか見ていちゃいけないくらいの人気スポットですが、私たち以外誰もいませんでしたよ
ドゥカーレ宮殿の馬を集めてみました
先ほどの燕ちゃんから
お尻の穴までくっきり
こちらはトロイ戦争のシリーズ
右は木馬
こんなにリアルだったっけ?こちらもお尻の穴までくっきり
宮殿の中は本当に豪華
2階の窓からは中庭の広場が見えます。ここで、決闘とかしたのかな
廊下も豪華 ここ、好きです
王妃の寝室
扉って珍しい
表側(ドチラが表だかわからないけど、博物館の入り口があったから)
裏?
リゴレットの家 中庭にリゴレットの像があります
メッゾ湖
ここから街の端っこのテ離宮へ向かいます。足が棒のようになった。
この建物はマンテーニャの家。あの結婚の間の壁画を描いた人
やっとテ離宮につきましたが、建物まで遠い。庭のベンチで一休みしてから建物の中に入りました。
いた、いた!疲れも吹き飛ぶ 馬馬祭り
鷲もいる
ドゥカーレ宮殿よりももっともっと状態が良くて美しい。とても疲れたけれど見るべきところです
夾竹桃がきれい
やっと駅に到着しました。万歩計を見たら1万7千歩以上 14キロ歩いたってことのようです
列車が出るまで40分くらいあるので、駅のバールでお水を買い座りました。
あれ?金の招き猫がいます。
そろそろ時間なのでホームに行きます。なんだか渋川駅に似ている
やっと電車に乗ってやれやれ、今日は疲れましたね。早くホテルに帰ってピールで乾杯いたしましょう。
と思っていたら、駅と駅の間で列車が止まった
放送を聞くと「20分から30分かかる」って
何があったのか聞き取れなかったけど、まあ、モデナにつけばボローニャまですぐだし、モデナ ボローニャ間は列車がたくさんあるから心配ご無用
と思っていたら
またまた放送で、あと20分かかる
結局44分止まってやっと動きました。
そうしたらまたまた「カルピで列車が待っているからそこで列車を乗り換えなさい」って!
やっとモデナに着きました。
が、私たちの乗ろうとしている列車は3番線から出発で、5分遅れの表示。5分なんて遅れた内に入らない。と高をくくっていたら、今度は10分遅れの表示に
まあ、そんなもんかと思ったら、放送で「1番線にホームが変わる」って!
みんな大急ぎで階段を下って上って1番線へ。
やっと列車が来ました。
乗り込んでホッとすると、全く動く気配がない。
ものすごく小さな声で「3番線からの列車が先に発車します。」だと!!
もう一度ダッシュで3番線の列車に乗り込み、滑り込みセーフでした。
結局1番線の列車は50分遅れになったようでした。
どの列車も安全のためにカメラが搭載されています。
ちょうど私たちが移っているところです。
本当に疲れました。
日本にいると、こんなことないのだけれど。まあ、これも旅の思い出ですかね。
8,6月23日(金)
本日は昨日の疲れをとるためにゆっくりします。
朝食も遅めにとって、その後、パソコンを持って旅のおさらい。
そして清水みどりさんからのLINEにお返事。
ボローニャからLINEが届いたことに驚きですって!
そうだよね。リアルタイムに写真が届くのだから。
逆に昔の絵はがきの方が嬉しかったかもしれませんね。
今の私たちですよ!と送った写真
12時過ぎに街に出ました
いつもはホテルと同じの建物の中庭の商業施設を通って、Porta Galliera、この門の内側に出てしまうので、本日は外側からくぐってみました。
門の下には多分ローマ時代の遺跡?
モクレンかな?とても良い香り
門の全景です
道を渡った所にある公園の入り口の像とやはりローマ時代の遺跡(?)
とそこから見た風景
Porta Gallieraの道を挟んで隣に見える建物の中に私たちのホテルがあって、その中に我が商業施設だったり中庭だったりするのです。古い建物を上手く使ってますね。
公園の中、マーケット、8月なんとか広場の像
ボローニャは運河の街です。
しかしそのほとんどの水系が地下に走っています。
その一部が見られるところがあるのです。
この小さな小窓からそれが見えます
しかし!
水が干上がっています
小窓の隣のレストランはネコ印
賑わっています
(
小窓の反対側も水がほんの少しだけ
ネコ印のレストランにいるわんちゃん
(写真2枚)
小窓の右隣には『小窓』っていうレストランがあります。
こちらも賑わってますね
市庁舎に行きました。
市庁舎には今のボローニャのデーターの説明があります
千葉市もこうやって市民や市を訪れてくれる人たちにアピールすればいいのに
市庁舎は実は元々はコムナーレ宮です。教皇代理の施設として使用されていた場所です。内部には礼拝堂もあり、内部装飾や彫刻なども見事。ルネサンス式の建物です
外側は古いのに、中は新しい。
そして、中も残すべき所は残している
日本の各都市も一部でいいから、どんな場所でもいいから、
外観だけでもいまのままにしておけば、30年後、50年後、100年後にはただ古いだけではないとくべつなまちなみになるのにって思ってしまいました。
だって、今でさえ『昭和』が貴重なんですよ。
イタリアは本当に素晴らしいのは古い建物の有効利用
それだからみんなが世界中から集まる
日本はスクラップ アンド ビルドだからダメなのね
こんなに古い建物も一階は商店になっている
隣には町のシンボル、サン・ペテロニオ聖堂がある建物なのです。
噴水に今日は柵が!何ででしょう
そして『Guardia Di FINANZIA』
祭りの準備のようです
なんだ?
ファイナンスのガードって
海上も
ダイバーのマネキンもいるので海中も
3台のパトカー
フィアット アルファロメオ プジョー
このメーカーは知りませんね
帰りに小薗さんたちにお土産として買いたかったネクタイ。このお店、昼休み中でした。
明後日にでも買いに行こう
いつものスーパーには千葉のオリンピックで売っているパスタがありました
ホテルに帰って、中庭で生ビールを飲もうとしたら売り切れ
これもおいしかったけどね おつまみもね
あっつ、あの子だ!少し気を許してくれている感じ
歩きながら伸びをする、のめし猫
風が吹いてきました。
「木が対話しているみたい」ってロマンチックなことを言うので動画に収めようと思って「もう一度言って」って動画の撮影をすると
「三本の木がお互いに会話しているようです」ってとても解説的なことになってしまいました。
私たちのお仲人さんの宇都宮のおじさんにそっくり。
かわいい。
あけみちゃんに動画を送ってしまいました。
ホテルのロビーの座りにくそうな椅子に座った準ちゃん。でも、座りやすかったようです。
お部屋に帰ったら雨が降ってきました。
「植物たちが喜んでいる」ってダーリン
今日もゆっくり過ごしました。
9,6月24日(土)
本日はファエンツァに行きます。
マジョリカ焼きの代名詞ともなった、イタリア最大のマジョリカ焼きの製陶地です。
目玉は国際陶器博物館(Museo internazionale delle ceramiche in Faenza)が楽しみです。
朝ご飯はいつもはハムも卵も食べていたのですが、
少し重いので本日は果物と生野菜を中心に食べます。
スイカとイチゴとパイナップル。
イチゴはとても酸っぱいのでお砂糖をかけないと難しい。
私は柑橘類はどんなに酸っぱくても好きですが、イチゴはちょっとね
このフォーク、先が丸っこくて突き刺さらない。ホテルの人に一回自分で使ってみてほしい。
グラスだと割れるから取り替えるチャンスがあるだろうけど、カトラリーは壊れないからね。
スイカが本当に美味しくて、何度もお変わりに行って、そこにある分を全て食べきった。
本当はもっと食べたかった。日本人の醍醐味でお塩をかけて食べました。
駅で9時34分発のペーザロ行きの切符を買いました。
切符はこうやって印字して置かないと、車内で検札の時にベラボーな罰金を取られるのです。
外国から来た観光客だって「知らなかった」では済まされません。
ホームにある自販機、これをものすごい勢いでどんどんたたいているホームレス風のおじさんがいました。たたいてはおつりのでで来るところをチェックして、もしかしたらおつりが落ちてくるかもって。
しかし、今はカードが中心ですからね。
こうやって自販機は壊れていく。
ファエンツァの駅 駅としか書いてない
駅から博物館までの道は並木道
まるで国立の大学通りみたい
両側には大きなお屋敷が
本当に木陰が気持ちいい
博物館に着きました
日本、中国コーナーから始まります。
なんか可愛らしい
動物ものばかり撮してしまう。フェリーチェのお目々みたい
こちらはシャムですかね。でもポンポンちゃんや大ちゃんは丸顔でしたからちょっと違うね
この子、気に入った!ファエンツァの人は本当に商売っ気がない。こういったもののレプリカとか美術館で売っていれば買うのに。
実際にほしいのに。
いい色
トリケラトプスかと思ったら、ダーリンのいうとおりサイだわ。
このタイルも好き
馬のタイル、やはり気になる
前にいるおじさんとロバ、仲が良さそうで微笑ましい
2時間以上かけてじっくり博物館を見ました。
ファエンツァの街は土曜日だからか本当に静か
次はPalazzo Milzetti Museo Nazionale dell`eta inRomagnaです。ここは邸宅博物館。国立ですがカードは使えません。
音楽の間。天井画が笛を吹く人だからかしら?
ベッドルーム
小さな洗面台もあります
こちらは図書室
台所 こういった生活感のある所って興味があります。
家具とかもそのままにしておいてくれれば良かったに。
次は2階です
この階段を上って
素晴らしい大広間
こちらも何かのイベントに使われているのかしら?
ベッドルーム
思っていた以上に素晴らしい博物館でした
その後、劇場見学に行こうと思いましたが閉まっていました。
ドゥオーモ
時計台
ボッチ公園にいう途中、サン・フィリッポネッリ教会 雰囲気あるねえ。
ボッチ公園です。池があります。ここでゆっくり座りましょう
視線を感じたら、雄鶏がいました。見てますね。
これは七面鳥かしら?
鳩もまったりしています
池の畔の鳥たち。いいなあ。
ダーリンのところに小さな雄鶏がやってきました。
ダーリンに懐いてる
この子は一生懸命ミミズを探しているのかしら?
30分くらいゆっくりして、帰路へ。やはり並木道が気持ちいい
帰りの列車は3時20分発のボローニャ行きの予定でしたが、25分遅れ。
その後の28分発のピアチェンツア行きの列車が早く来たので、そちらに乗って帰りました。
ファエンツァでは建物を探していると、住人の方が「道に迷いましたか?どこに行きたいですか?」と聴いてくれます。
本当にのんびりして、親切で、静かな素敵な街でした。行って良かった。
ホテルに帰ってきてからお庭で生ビールを飲もうと注文したら、生は売り切れですって!
スーパーで買ったこのビールがすっきりしていて美味しいのです。
そして、このワインも。安くて美味しい。
2019年にボローニャに来たときに使っていたスーパーの袋。
スーツケースの中に入れっぱなしだったので取り出してみたらこんな風になっていた。
生分解性ポリ袋なんですね。優秀優秀。
10、6月25日(日)
ちょっと外に出るだけでも1万歩以上歩いている。
電車に乗って遠足にいくと軽く1万7千歩は超える。
さすがにダーリンは疲れたようだ。もちろん私も。
今日は日曜日だし、お買い物の目当てのお店も開いていないかもしれないし、ホテルでゆっくりすることにする。
朝食はやはり果物中心。パンやハム、卵もとってきたけれど、あまり食べたくない。ダーリンが私の分も食べてくれたので、パイナップルを取りに行く
やはり、とても美味しい!
こんなんに食べてしまった。でも、もっと食べられるのだけど、ダーリンからドクターストップがかかりました
今、中庭でゆっくりこの記事を書いています。
この遊具、カエルかな?カエル同盟のみんなに送ったら「カエルですね!」って
魚もある。11泊したのでこの中庭は思い出にありますね。
チェリーズの長谷川さんより「スーパーはどんな感じですか?」とリクエストがあったので写真を撮ってきました。
まずは入り口、日本と同じでカゴが置いてあります。
まずは野菜売り場。
私たちは毎回ここで葉っぱものとミニトマトとチェリーを買いました。さくらんぼなんて、日本では年に一回も食べないことさえあるのに、毎日大量に食べましたね。
お惣菜コーナー
マカロニサラダとライスサラダが美味しかったです。
あとは電子レンジで温めなければならない感じなので試していません。
イタリアではなぜかほうれん草を茹ですぎます。炒めているのかなあ?どちらにしてもふにゃふにゃすぎるので私は絶対に買いません。
このポテトチップ、安くて美味しい
トマトソースが充実してます。
カルチョフィ、日本で買うと高いのに。さすがが本場ですね
さて、お会計です。
ここからが問題。
ここでバーコードを読ませていきます。
バーコードを読ませたものはここに置きます。
まず、狭い!そしてここに置いたものは重さを量っているのでおいた後にちょっとでも持ち上げてしまうとエラーが出る。
だから、効率よくしようとあらかじめここにショッピングバッグを置いておくと、またもやエラー!まさだって、乗せた状態でゼロ払い、そこから乗せていくのだから問題ないはずでしょ?
しかし、何度やってもエラー!
感じの悪い女の店員がやってきて、私のかわいいショッピングバッグを放り投げるようにして「これがおいてあるからだめなのよ!」とものすごい剣幕。ああ、そうですか。
すべて、バーコードを通した後、お会計をカードでして、レシートが出てきて、全て済ませてから、この商品をショッピングバッグに入れます。
とても非効率。
だから、夕方は長蛇の列。そこに横入りの人がいたりして。
その横入りの人を店員が怒鳴ったりして。
まあ、大騒ぎです。
ダーリンがお世話になっているKZNさんやお客様のNSMRさんにネクタイをプレゼントしたい。
ネクタイを買ってくる、とお約束したので、本日、探しに行きました。
ホテルの近くの紳士服のお店のショーウインドウに素敵なネクタイがあったのですが、こちらはトルコの服のお店でした。
せっかくイタリアに来たのですから、イタリアのブランドでなくては!
Fusaroは1893年から続くナポリのブランドです。
ダーリンはネクタイにチーフを族を日本でも増やしたいので、ネクタイとチーフを買いました
これは自分用に
門田さんたちにはホテルの並びにある食材店でこのバルサミコ
関根にはこちら。
香水みたいね。
ダーリンが疲れたと言って、8時前に寝てしまいました。良く歩いているからね。そして気がかりだったネクタイも買えて良かった。
11,6月26日(月)
今日はいよいよボローニャの最終日。
明日はジェノバに移動です。
まずは明日、迷わないようにボローニャ駅に行って出発ホームの確認に行きます。
イタロは地下5階ホームに着くので、結構時間がかかるのです。
一つ上の地下4階に無料トイレがあるのです
このバールの裏と
もう一カ所。
日本だったら無料トイレなど当たり前ですが、イタリアでは本当にまれです
ここ!
トイレのチェックをした後
『世界入りにくい居酒屋inボローニャ』で紹介された
Trattoria da Vito に行ってみることにしました。
美食の街と言われながら、私たちったらずっとホテルの部屋でスーパーで買ってきた食材ばかり食べているのですから。
ホテルから歩いて40分
いつも旧市街ばかり通っているので、新市街地は初めて
車の量も多いし、近代的な建物ばかり
信号もたくさん
何だろう、この長い建物は?
そして旧市街への入り口の門へ。でもこの中に入らず、住宅地へ行きます。
まだまだ遠い
やっとたどり着きました。
12時から開店。ただ今11時55分。まだシャッタは閉まってます。
すでに人が待っている
鳩が止まらないようにトゲトゲ
このランプにもトゲトゲ
12時にお店が開きました。
狭そうなので、座れるか焦ってしまいました
続々と中に入る
お店の中は雰囲気がいい
ここから左手に別のお部屋があってテーブルがたくさん
ここに座りました
この子、がさつだけど、笑顔が可愛らしい。一生懸命働いている
メニュー
壁にも貼ってある
後ろは引率の先生と学生さんかな?英語をしゃべっているから、ボローニャに修学旅行かな?
こちらは家族連れみたい。イタリア人
2分の1リットルの赤ワインを頼みました。
お水はガス入り
これがイタリア料理には合うのです
ラザニアが来ました
準ちゃんは
タリアテッレ アル ラグー
ラザニアを切ってみました。とろーり
ここのトラットリアはお父さんがあまり働かなくて、この娘さんが頑張っているようです。
夜になるとお父さんがお店の入り口に座って、友達が来たら一緒に楽しむようです。
本当にせっせと働いてました。
感じも良かったし。
テーブルに置いてあった粉チーズ。
日本の喫茶店や食堂でもミートソースやナポリタンを頼むとこういった入れ物にたっぷりの粉チーズが出てきたよね
イタリアでは喫煙率が高いです。
道を歩きながらや駅のホームでも
でもこのお店は禁煙
本当はプリモだけでおなかいっぱいだったのですが、本当に感じの良いお店だったので、一皿だけの注文では悪くてデザートを頼みました
準ちゃんはパンナコッタ 上にカラメルソースがかかっています
私はいわばプリン
クレーメ カラメル こちらは美味しかったけど重かった
汗を拭きながら頑張っている!
この入り口に夜になるとお父さんが座って友達を待つのね
素晴らしいお店でした
帰りは少し遠回りだけれど、ボローニャとのしばしの別れと言うことで旧市街を回って帰りました。
私が気に入ったスイカも売っていました
長いのも丸いのも
有力な2つの家が競い合って建てた塔、でも、今は仲良く寄り添っているように見えます。
準ちゃんがスニーカーを29,9ユーロで買ったお店
炎天下の中なのにみんな外で食事をしています。
駅の中のお菓子屋さんによって、乗馬の仲間と関根の姪たちにかわいいお菓子を買ってホテルに戻りました。
これから荷作りです。
12,6月27日(火)
今日はジェノヴァへの移動日
6時半に朝食会場に行きました。
今回の朝食で一番気に入ったのはスイカ!
しかも日本人の醍醐味って感じで塩を付けて食べると本当に美味しいのです。
しかし、毎日出るわけではありません。最終日に出るかな?
有りました!
前回と比べて食べにくそうな切り方だけれど!
パイナップルも美味しいのでパイナップルとスイカを食べました。
ホテルの朝食は毎日同じもの。
ハムは少し種類が変わることもあるけれど。
そしてチーズ
固ゆで卵
日本の固ゆで卵より美味しい。
なんか、ピータンみたい
スクランブルエッグも美味しい
ベーコンは塩辛くてちょっと苦手でした。でも奥のソーセージは私としては珍しくほとんど毎日食べていました。
パンは甘いのが多かった。
甘くないものもありましたけれどね。
思い切ってこの甘いクロワッサンにハムを大量に挟んで食べたら、意外と美味しかった。
でも、最後の数日は甘くないパンに大量にハムを挟んで食べたらこちらも美味しかったですよ。
11泊した中で、サンマリノに行く日だけ朝食を抜かしましたが、後は美味しく頂きました。
朝食をたくさん食べて昼を抜かして、夜はスーパーで食品を調達してという毎日でした。
もう一度、部屋を確認してボローニャ中央駅に行きました。
イタリアの列車に乗るには時間に余裕を持っていなければなりません。しかし、この無駄な時間、何とかならないのかしら?
ボローニャ駅中央駅を9時15分のイタロに乗ってミラノ中央駅に10時15分に着く。
そうしたら11時10分のICでジェノヴァピアッツァプリンチペに12時44分に到着。
ミラノに着いてからジェノヴァまでの切符は買えばいいよね。と高をくくっていたら、なんとこの列車のチケットは売り切れなのです!
仕方なく1時間後の12時10分のIC に乗りました。
13時44分着。
列車が遅れることが多く、ICは座席指定なので、もし乗り遅れたら大変だと思い、ミラノに着いてから切符を買おうと用心しすぎた結果です。
まあ、これも旅の醍醐味。
日本では6月はまだ1学期。しかしイタリアでは3ヶ月もの長い夏休みはすでに始まっているのです。油断していました。
この列車はLa Spezia行きです。ここは明日、私たちがチンクエテッレに行く際にガイドの𠮷田美香さんと待ち合わせをするところで、チンクエテッレの入口の駅です。
ジェノヴァからたくさんの若者が乗り込んで来ました。(私たちが降りてから)
駅からホテルまでは1.5キロくらいです。重いトランクを炎天下、下り坂を引っ張ってホテルに到着しました。20分くらいかかりました。
途中、細くて物騒な道に入ってしまい、とても怖かったです。
ジェノバは裕福な人たちと貧しい移民の混在する街のようです。申し訳ないけれど、アフリカ系の人たちは少し怖いです。道に立って、ものを売ったりしています。
1泊素泊まり(朝食なし)7万円強
さすがに高いだけあって良いお部屋です。
ホテルの部屋の中でも高い部屋のようですね。枕が一人分3つです
お風呂も広い。(実は2回溺れそうになった)
私たちのホテル
NH Collection Genova Marina
水族館の隣です
明日のチンクエテッレへの列車が朝早いので、もう一度散策をかねて駅まで行ってみました。
時間ももう一度計る為に。(やはり20分くらいでした)
駅の近くにあるコロンブスの像。
ジェノヴァと言えばコロンブスですね。
こちらはジェノヴァ大学
こんな素敵な校舎や教室だったらやる気が出ますね。
本日はとても疲れたので、ホテルで食事をすることにしました。
飲み物ははじめから最後までプロセッコ。良い選択だった。
プリモ
私はアンチョビ、トマト、エビの塩味のスパゲッティ
ダーリンはテスタローリというリグーリア州の生パスタ(最古のパスタらしい)とってももちもちしていて美味しかった。
ジェノヴェーゼソースで。
セコンド
私は鯛と鰯のオーブン焼き。
レーズンが敷いてあるのが面白い
ダーリンはたこの唐揚げ。衣が軽くて美味しい
とても美味しかったです。さすがにホテルなので量も多すぎず、、そして徐々に沈んでいく夕日を見ながらジェノヴァの1日目は終わりました。
13,6月28日(水)
さあ!
本日はこのたびのメインイベント、チンクエテッレ行きです。
ガイドをアーモイタリアという旅行社に頼みました。
二人で300ユーロ。今、1ユーロ150円で計算すると4万5千円か。
交通費、船の代金、食事は含まれていないから、ちょっと高い気がするけれど、私たちだけでは効率よく回れない気がするので、頼みました。
チンクエテッレとその周辺の島々が世界遺産に登録されました。
是非とも行ってみたいところでした。
ジェノヴァ・ピアッツァ・プリンチペまでホテルから20分、7時20分発の列車に乗るために6時30分より前にホテルを出発。
イタリアではいろいろなトラブルがあるので時間にかなり余裕を持って行動しないと、本当に痛い目に遭います。
駅に行く途中、かなり朝早いのにバールなどは営業していたり、開店の準備をしています。
働き者です。
お昼休みを長く取るのは午後の日差しが痛い位なので、当たり前です。その代わり遅くまで開いてますね。
ジェノヴァ・ピアッツァ・プリンチペ駅
Freccia Rossa8551ローマ中央駅行きに乗ってLaSpeziaCentraleで降りました。
そこには伊香保のお兄さんのお嫁さんの清恵さんと、クレイン千葉の平澤インストラクターを合わせて2で割ったようなお顔のガイドさん、𠮷田美香さんが待っていてくれました。
知り合いと似ているので親しみやすい。
大阪出身で、今はポルトフィーノの近くにお住まいだそうです。
そして、とてもわかりやすいガイドとともに、効率よく案内してくださいました。
駅から徒歩にて船着き場へ
途中、ムッソリーニの時代に建てられた劇場がありました。
なんだか素っ気ない。
海へ向かう道
南国気分。
ただ、この木はブラジルから運んできたものです。でも気候が温暖なのですっかり地元の気分で育ってます。
船乗り場はすでに長い列です。
乗船チケットを買ってこの列に並びました。
ダーリンがLa Speziaで軍艦の施設を見たいと言ってました。
出港してからまもなく軍艦が見えました。
昔は活躍した軍港でしたが、今は飛行機の時代で上から丸見えなので、
主にメンテナンス中心のようです。
そして30分くらいでPorto Venere に着きました。ここはまだチンクエテッレではありません。
ここは昔、ピサ軍との戦いのために生まれた海洋王国ジェノヴァの要塞港。
ジェノヴァとピサは地理的に近いこともあって、1119年を皮切りに1290年までの170年にわたり長い戦いを続けた。
チンクエテッレはジェノヴァチームなので、海から入る際、東側からは見えにくく、西側からは見えやすくできている。
それはピサが東側にあり、見方のジェノヴァがにしにあるから。
私たちに船は東側からアプローチしているので、本当に港に入る直前まで集落の全容がわからない。それまた、いきなり集落が見えるので感動します。
家が海に向かって高く、隙間なく建てられているのは家自体が要塞になっているから。
敵が来たときには皆が上に登って的に熱湯や煮えたぎった油を浴びせかけた。
街の内側に入るために、ほんの数カ所の連絡通路しかない。
しかも街の内側には今は取り払われているが、扉がついていたので、敵をそこにおびき寄せて、閉じ込め、熱湯や煮えたぎった油を上から浴びせかける
そういう街です。
ピサとの戦いが終わってもLa Speziaの外港となり、ワインやオリーブの出荷港として活躍している。
ここから街に入ります。
ここはジェノヴァが要塞として買い取った街なのです。
ワインを計ってその量に応じて税金を取るためのハカリ
この地方の生パスタ、テスタローリ。昨日、ダーリンが食べた。
海側から街に入るための数少ない通路。
ここにおびき出して、出口を塞ぎ熱湯や煮えたぎった油を浴びせかけた所
この黒い大理石はとても貴重。
カルチエのお店やホワイトハウスでも使われている
要塞のように見えるけれど、こちらはサン・ピエトロ教会。
ジェノヴァが「いつもありがとう」ってお礼に建ててくれました。
しかし、元々はこの集落の名前の由来となったギリシャ神話のビーナスをまつる神殿があったところの土台を使って教会を作りました。
教会に行くまでの道にはアンモナイトの化石も!
岩肌がピンクの場所があります。そこから採取した岩で作っています。
元々海中だった証拠。
教会に行く途中に、やっとネコちゃんがいました。
ネットで調べたときに、この集落が一番ネコがいる!って書いてあったので、ネコに会いに来たのに。
しかも、このコはハープを弾いているおじさんの飼い猫でしょうね。
丸々としていてとてもかわいい。
教会の入り口
この4つのアーチが貴重
詩人バイロンは泳ぎがとても得意でこのグロットからLa Speziaまで泳いだとされている
。𠮷田さんのおすすめのジェノヴェーゼソースのお店。
1ビン買いました。ホテルの冷蔵庫に入れてあるので忘れないようにしないと!!!
こうやって大理石のミルでつぶして作るのですね。
ここから又船に乗り、いよいよチンクエテッレに行きます。
船は順番にチンクエテッレに泊ります。
まずはRio Maggiore
私たちは後で列車で来ます。
Rioとは川の意味。
鉄道ができてから街が2つの地域になりました。
旧市街はこちら側
鉄道の駅から広がった新市街地
駅の下にすぐ海、駅を出てすぐに海に行かれる。
チンクエテッレで唯一船で行かれないCorniglia
さあ、Vernazzaへ到着です。
豊かな港。
ここはチンクエテッレで一番豊かな集落。それはこの自然の港があるので、特産品のワインやオリーブなどを求めて証人たちがやって来たから
まずは食事です。
𠮷田さんのおすすめのお店、Bel Forteへ行きます。
ここにはこの素晴らしい笑顔のアンドレアさんがいます。
ワインは地元の小さな農家で作っているものをセレクト。グラスワインは協同組合のもので、数は少ないけれど他でも、日本でも飲める。ここでしか飲めないものはビンで頼むしかない。
𠮷田さんも少し飲むということなのでビンを頼みました。
面白い名前。「やっぱ、これでしょう!」って感じかな?
本当に楽しそうに仕事をしているアンドレア。
いろいろな帽子やかぶり物を通る度にクルクル取り替えてくる。
かぶり物が好きらしく、リピーターさんたちがお土産に持ってくるそうだ。
この女性がレストランのオーナーのミケーレさん。
アンドレアが歌ってる。
帰るときに私に何か歌えというので「さくら さくら 弥生の空は」って歌った。
苦手なのですけど、こんな風に歌うのは。
でも喜んでくれたようでした。だから、まあ、いいか。
レストランの名前は元々ここが要塞だったから。
オーナーのミケーレさんは働き者で皆から慕われている。
調理は若いシェフが一人で請け負っているそうです。帰りにちょっとだけ挨拶したけど、写真を取り損ねました。
お料理
まずは前菜、ムール貝。
実は以前ヴェネツィアで食べたムール貝が(ダーリンは気にならなかったって言うけど)臭くて、2回食べたけど2回とも臭くて、もしかしたらムール貝ってこんな味だったの!と食べられなくなりました。
フランスで食べたムール貝は美味しかった覚えがあるのだけれど。
でも、船に乗っているとき、ムール貝の養殖生け簀も見えたので、思い切って頼みました。
結果!
美味!!私とムール貝は仲良しに戻りました。
プリモ:
ダーリンと吉田さんはイカスミを練り込んだエビのパスタ。
吉田さんの一番のおすすめだそうです。
ちょっと味見させてもらったけど、確かに美味しかったです。
私は海の幸のスパゲッティ。これにもムール貝がたんまり。
仲良しになった私は大満足でした。
セコンド:
ダーリンはフリッタ。
こんなにおいしかったっけ?フリッタって。
昨日のホテルで食べたフリッタもこれも衣が軽くて美味しい。
粉は何を使っているのかしら?
ズッキーニも揚げてあってこれも美味しい。
しかし、量が多い。珍しくダーリンはちょっとだけ残してしまいました.もったいなかった.本当に美味しかったけど。
私は黒鯛のオーブン焼き
本当に美味しかった。
ただ、これ、1人前なのです。日本人の胃には太刀打ちできない。
もったいなかったけど、頑張ったけど、ちょっとだけ残してしまいました.付け合わせの野菜の方をね。
お店の中の様子
ゆっくり2時間ぐらいかけて食事を終えて街に出ました。
ワインでほろ酔い状態。歩くとさらに酔いが回る。
結構、ワインを飲んだ後の階段の上り下りは大変でしたねえ。
建物の入り口がアーチになっているのは、証人たちが、そのアーチの中に商品を入れておいたり、そこで店を開いていたから。
今はアーチの部分も建物として改修して使っている。
この集落の聖人はサンタ・マルゲリータ
彼女はドラゴンに飲み込まれたのだけれど、十字架を持っていたのでドラゴンのおなかを突き破って出てきたとの伝説がある。
お腹から出てきたというので、出産の守り神になっているそうです。
ドラゴンを踏みつけている。
サンタ・マルゲリータ教会は海に面して建っています。
昔からある部分と、その後に増築した部分、
昔の方が丁寧に作ってある。
それは教会建築を設計から内部まで請け負うプロ集団がいたから。
こちら、昔の部分
こちらが新しい部分
なんか、雑。素人が見よう見まねでやってみたので、こんな感じ。でも、何百年も持っているので、立派です。
一時期、ルネサンスがはやったとき、この教会の内部もルネサンス風に帰られたことがあったのですって。「でも、こんな田舎にキラキラしたルネサンス風は要らないね」と村の決定で、元に戻したそうです。
ただ、この部分だけはルネサンスのままです。
この十字架は80Kg以上あります。村のお祭りの時にはこれを屈強の男が持って村を練り歩くそうです。
やっといた!2匹目のネコ。
私が指を差し出すと「くん」と一回だけ嗅ぐ。普通のネコはどんなに素っ気なくても「くんくんくん」と三度行くのに。
あまりの暑さにバテバテだったのね。
ゆっくり食事をしたため、予定の列車を一本遅くして、列車にて2駅のManarolaへ行きます。
吉田さんに10ユーロ渡して切符を買ってもらいました。
駅はものすごい人!
チンクエテッレって日本ではまだあまり知られていませんが、ヨーロッパでは海水浴やトレッキングをかねて訪れる大人気スポットなんです。
旗を持ったガイドさんにつれられた大型団体客が所々に。Firenzeから大型バスでくるおおがた団体客ともなると40人ぐらいの団体さん。
吉田さんにお願いして良かった。
こんなに混雑していたら、きっと私たち、どこも回れなかったと思う。
あんなに美味しい食事もできなかったと思う。
駅のホーム。途中からトンネルのなかにもホームがある。
列車はものすごい数の人の乗り降りで時間がかかるためどんどん遅れていく
すると、どんどん駅に人が溜まる
やっと列車が来ました!
Vernazzaから2駅目、Manarolani着きました。
ここはチンクエテッレで2番目に小さな村です。
あれ?路上にお船が!
ここは崖の上にある集落なので、海が荒れると小さな船はひとたまりもないので毎回陸に揚げているそうです。
もちろん人力でなくクレーンで。
段々畑
このおじさんはこの村では一番の有名人。
クリスマスの時期に、自分の畑に世界で一番大きなキリスト生誕の様子を表したジオラマとイルミネーションをいつも作っている。
冬はチンクエテッレに行く船も海が荒れて運休で観光客も来なくなるけれど、このイルミネーションを見に冬のその時期も賑わうようになった。
残念ながら今年、この方は亡くなったけれど、このイルミネーションは村の人によって続けられる。
いわば町おこしですね。
こんな様子だそうです。
本当にものすごい人!人!人! 3枚目の写真の坂を上っていきました。
そこで撮った写真がこれ!
絵はがきのような写真
ここから列車でLevantoに行き、吉田さんとさようなら。
本当にありがとうございました。
私たちは列車を乗り換えてジェノヴァに帰ってきました。
お疲れ様のビール
おつまみも出してくれたのだけれど、お腹いっぱいで。
いけないのはわかっているけれど
「頂戴!頂戴!」の鳩に食べさせてしまいました。
なかなかおねだりが上手なもので。
疲れている
チンクエテッレ、
でも、本当に行って良かった!
14,6月29日(木)
今回のイタリア旅行の2番目の目的はジェノヴァ水族館です。
そして、そこのすぐ近くにある海の博物館と潜水艦内を見学できる施設はダーリンが行きたかったので本日はその2つを見ます。
ガイドブックの『地球の歩き方』の最新号に共通入場券があると書いてあったので、インフォメーションに行き訪ねたら「そのチケットは知らない」というので水族館の切符売り場で聞いたら「ここと海の博物館は別!」ってけんもほろろ。
本当にこういうときのイタリア人は感じが悪い。
「では大人2名」
とチケットを買い、入場。
入るとすぐに大きなスクリーンに海のことが紹介され、いよいよ中に入る。
まずはタツノオトシゴ。なんとなく展示の仕方が日本と違う。
ご飯を食べています。
となりにいた小さな男の子が「お腹が白い!」って
本当だ、知らなかった。
次はカサゴやウツボとかの水槽
見ているみんなのテンションが異常に高い。「ほら!みて!!」って。
やはり大きな水族館があまりないからテンションが上がるのね。
日本は大きな水族館が各地にあるのでちょっとやそっとではこんなに盛り上がらない。
どちらが幸せなのかと思ってしまう。
マナティー。こちらに近づく度に歓声が上がる。こちらまでテンションが上がる。
サメやエイのエリア。ノコギリザメもいる。左側がノコギリザメ。
水族館から見える桟橋。水族館は私たちのホテルのすぐ隣なのです。
マルコが走っていそう。
ペンギンの水槽。ペンギンが水に飛び込む度に歓声が上がる。ペンギンも飛び込みがいがあるね。
イルカがいます。ここではショーは無いようです。このイルカは青いボールを壁に当てたり投げたりして遊んでいます。150ユーロでいるかと戯れるイベントがあるようです。
デッキに出てビールを飲みながらのんびりしました。
日本ではあまりこんなにはゆっくりできないな。まあ、となりのほてるに宿泊しているからかもですが。
お土産売り場でこのようなバッグを買いました。弟のお嫁さんの栄子ちゃんにお土産!(最終的に日本に帰ってきたらこの小さな方のバッグは甥の大樹がどうしても欲しいって!大樹のものになりました。)
一休みのビールの後、再び見学。
次はおさわりコーナーです。このように浅い池があります。
魚はエイとかカサゴとかです。「おさわり、OKよ」って人間に近寄ってきます。
この男の子は触りたい、お姉ちゃんはちょっと怖い
おばあちゃまが支えてくれるのですけれど、なんていったって手がまだ短いのでなかなか触れません。
私の大好きなツバメウオ。なつかしい。
クマノミちゃんもいました。
ナポちゃんも(ナポレオンフィッシュ)
両性類も爬虫類もいました。リクガメの甲羅の上になぜおやつが乗っているの?
この魚、知らない子ですが、口が『あざとい女』みたいにアヒル口になっている。
このカメは保護されて水族館で育てられています。美味しそうにむしゃむしゃと葉っぱを食べている様子がとてもかわいい。
他には映画のニモに出てくる仲間たちが一緒の水槽にいて、子供たちが大喜びしていました。
千葉県人の私にとって鴨川シーワールドは自慢ですが、ここの水族館ではイルカはいますがショーはしません。
人間はこの大きな水槽をぼんやり眺めているだけです。
イルカの方が人間を見ているのかもしれません。
私たちもベンチに座ってかなり長い時間いるかを眺めていました。
グリーンイグアナもいます。
水面に目玉が写って、4つ目のワニになりました。
このワニもかわいい。なんだかおっとりしている。
結局、ジェノヴァ水族館に4時間いました。「日本の水族館を知っている人はきっとがっかりするよ」「ヨーロッパでは有数の水族館っているけれどたいしたことないよ」って口コミにはたくさん書いてありました。
私たちは行って良かった。
その理由は
混んでいないのでじっくり見られる
展示の仕方が日本と違う
イタリア人の沸点が低いので、私たちまでノリノリになれる。
水族館の次はダーリンの行きたかった『ガラータ海の博物館』です。
ジェノヴァといえばコロンブス。ここは航海や海に特化した博物館です。
ここには潜水艦もあります。
一階(日本でいうところの)から順に時代に沿って上の階に上がっていきます)
1階はピサとの海戦のこと 2階はコロンブスなど大航海時代
3階は船を作る技術 4階は移民のこと
5階は1970年代に起こった大型客船の沈没の資料
こちらは大航海時代、囚人たちが船を漕いでいた、その体験ができます。とても思い。しかも足は鎖で縛られていました。
大航海時代の船を作っている実物大模型。中には入れます。
この博物館は実際に再現されたものがふんだんにあります。移民船の中の様子とか。3段式ベッドが所狭しとあったり、このような過酷な環境で新天地を目指して人々が海を渡ったのかと思うと、胸が締め付けられます。
マルコもお母さんを探しに船に乗って南アメリカまで行ったのですね。
移民のコーナはとても心に響きました。
あまりにもつらくて写真に収められませんでしたが、見て良かったです。
全てを見終わって5階のテラスに出るとびっくりするようなパノラマ!
この景色を見るだけでもこの博物館に来る価値あり!
このピンクのアパート、
このようなところにマルコの一家が住んでいた気がします。
海の博物館を見た後は潜水艦内部視察です。
狭くて危険なためこのようなヘルメットをかぶります。
いやあ、本当に狭い。
ベッドも移民船以上に狭い。
この潜水艦はついこの間まで実際に潜っていたものです。
本日は私の希望もダーリンの希望も両方叶った日でした。
その後、お部屋に帰ってゆっくりしてから8時頃ホテルのレストランに行きました。
日本のレストランの8時といえば一番盛り上がっているときでしょうが、イタリアではまだ始まっていない幹事です。外もまだ明るいし。
屋外のテーブルには数組いましたが、屋内は私たちだけ。その後、すぐアメリカ人の女性2人が入ってきました。
メニューは一昨日と変わっている。
サラダ1皿、前菜をそれぞれ1皿ずつ、プリモをそれぞれ1皿ずつ頼みました。
シーザーサラダ
結構な量!まあ、イタリアではサラダも一品料理ですからパルメザンチーズも鶏の胸肉もとても美味しかった。
そして前菜
ダーリンはたこの唐揚げ。こちらも揚げ具合がとてもいい
私はサーモンのカルパッチョ
上に乗っているのはセロリアックていうお野菜。
しかし、このサーモンが私にとって以上に塩辛かった
もう食べられない。残すって言ったらダーリンが食べてくれた。
上に乗っている海苔みたいな黒いものはメニューによると『炭ライスクラウド』だって。そんなに美味しいものじゃない。なんとなく和食っぽい1品でした。(チョイス失敗)
プリモ
ダーリンはアサリとスズキのスパゲッティ。こちらもちょっと食べさせてもらったのだけれど、私にとって塩辛い。先ほどでは無いけれど。これがもっと塩気が無かったら超絶品だったのでしょうが。
リゾットはとても美味しかった。
マジョラム入りのエビのリゾット。マスカルポーネチーズとライムで味付け。
かなりの量だったのでダーリンにも助けてもらいました。
(
今回も飲み物ははじめから最後までプロセッコ。
これもナイスチョイス!
途中でイタリア人のグループが入ってきました。とても賑やか。
一人一人の声が良く響く。私も負けずに声を響かせて見たのだけれど、太刀打ちできない。
大盛り上がりで、楽しそう。
食後はテラスに出て夜景を楽しみました。
ジェノバも明日一日。あさってはミラノに移動です。
15,6月30日(金)
17日にイタリアについてからずっとお天気でした。ボローニャでは夜中だけ雨が降ったようでしたが
活動している間は全く雨が降りませんでした。
今日はジェノヴァの最終日。(ジェノヴァだったり、ジェノバだったりは気分次第です。後で読んで
びっくりしちゃうだろうな。)
私たちの部屋から見える風景
こちら側は昨日行った水族館が見えます。(2枚目)
今日はジェノヴァの最終日、街を少し歩いてみることにしました。
一日中雨の予報なので、まだぽつりぽつりとしか降っていないので出かけます。
パラッツォ・サン・ジョルジョ
セント・ロレンツォ教会
動物があると撮りたくなる
フェッラーリ広場に立つパラッツォ・デッラ・ボルサ
なんか、この建物、ものすごいインパクトです。
おや?まさか!『寿司』?まあ、ジェノヴァは海鮮がおいしいですからね。確かめようもないが、本当に寿司かどうかも。
噴水が涼しげです。
ポルタ・ソプラーナ
コロンブスの家
またフェッラーリ広場に戻ってきました。おなじみのガリバルディさん。
後ろはカルロ・サン・フェリーチェ劇場。
ジェノヴァの旗はイングランドの旗と同じです。実は昔、力の弱かったイングランドが海賊に襲われないように、お金を払って海戦では海千山千のジェノヴァにこの旗を船につけることを認めてもらいました。そうしたら海賊たちも、「あのジェノヴァの船だ!」という事で手出しができずに安全に航海ができたとのことです。毎年金を払っていたようですが、大英帝国が力を持つとジェノヴァより偉くなっちゃったので、いつの間にかイングランドの旗になっちゃったとのことです。
セコムに入っていないのにエコムのシールを張る家のようですね。
これは貴族の豪華なお屋敷街。ましたから見上げるのですごさが良くわからない。多分我が家より大きい。
実はこの辺からバケツをひっくり返したような雨が降ってきました。お屋敷の中を見学しようとしましたがチケット遠いのであきらめました。そして、ここから駅に行って明日のミラノまでの列車のチケットを買いに行く予定でしたが、あまりにもひどい雨なので優しいダーリンが「ここからホテルまでは近いからいったんホテルに枝って俺だけで駅に行ってくるよ」って
言ってくれました。
本当に笑っちゃうくらいの大雨。ずぶぬれです。ここまでずぶぬれだとなんだか楽しい!
ダーリンは勇気を出して駅まで切符を買いに行ってくれました。
そして、お土産にフォカッチャを買ってきてくれました。
こちらもびっくりするくらい美味しい。本当は玉ねぎ入りのを頼んだのだけど、お店の女の子が「ちょうど今焼きあがりました。やきたてはほんとうにおいしいよ!」って
ジェノヴァにはフォカッチャ屋さんがたくさんあります。ここが本場です。
(いつも写真を撮る前に食べちゃってる。今回も一部、すでに食べてしまってます)
ホテルのロビーにはこんなものも。もともとは古い波止場だったのかしら?
お魚屋さんで(大雨の中、めげずに写真を撮ってきました!お店のおかみさんに許可をもらいました)
ホテルのお部屋の掃除が終わっていないので、ロビーにいます。
いいホテルだったな。さすが一泊素泊まり、7万円越え!
お部屋に帰り窓からの眺めをカメラに収めます。雲が厚い。しかし、雨はやんでます。
ジェノヴァに来てからどんどん時間が早く過ぎていく。今日はもうジェノヴァ最後の夜です。
午前中の雨でずぶぬれになったので、今日はもう出ない!と心に決めて今晩もホテルのレストランで夕食です。
ジェノヴァのレストランはホテルのレストランしか行きませんでした。でも、量もちょうどよく、おいしかったから。次の機会には外に食べに行きます。ジェノヴァは行っていないところもたくさんあるので、また来なければなりません。
まずはビールです。私はハイネケン、ダーリンはイタリアのビールのメッシーナです。
フォカッチャ!本当においしいのです。知らなかったよ。こんなにおいしいものだなんて
「オリーブオイルをつけて食べてみてね!」ってカメリエーラがオリーブオイルを持ってきてくれました。
そしてお料理。昨日食べて大満足だったシーザーサラダ。昨日の失敗はクルトンが堅かったこと。今日はまずはよーく混ぜる。そうするとクルトンにドレッシングが浸透してしんなりする。
鳥の胸肉がとてもおいしいのです。
これを二人で分けて食べました。
昨日は食べすぎたので、今日はこのサラダとプリモだけにします。
ワインはチンクエテッレワイン。小さな農場のワインはチンクエテッレでしか飲めないので、これは共謀組合のワインですね。すっきりしておいしかった。グラスで頼みました。
プリモ。ダーリンは初日に食べたテスタローリー。最後の最後までパンでソースをすくいまくって、もうお皿を洗わなくていいってくらいいただきました。
私も、この州のオリジナルパスタのパンソティというラビオリの仲間のパスタ。とても美味しかった。知らないパスタに挑戦できてよかった。このソースもパンですべてをすくい取りました。
16,7月1日(土)
昨日はそんなに食べてなかったはずなのに、胃もたれで、夜中に起きて太田胃散を飲みました。
頼りになる薬です。
ジェノヴァのホテルはびっくりするほど高かった(一泊7万円越え)けど、とても良い時間を過ごせました。
12時のチェックアウトまでお部屋でヨットが出航するのや、水族館に入るために並んでいる人たちをぼーっと見ていました。
写真の右はイルカのプールです。イルカはさすがにホテルから見えませんでしたが、もしイルカがジャンプしたら見えたかも1
ホテルからタクシーを呼んでもらって駅まで行きました。タクシーだとこんなに近いのね。
13時44分の列車までしばらく駅で待ちました。
実は私たちの前の列車は全席指定のICでしたが満席のため切符が買えませんでした。そこで各駅停車になりました。
列車の中は大混雑。私はトイレの前の臨時イスに座ってます。ダーリンはドアのところに立っています。2時間ぐらいですが、人が下りるたびに私が座っているところって本当に狭いのに、人が押し寄せて!
ダーリンのドアのところも大混雑。
少し頭がおかしい女性が演説を始めたり、私の前にはほぼヌードの黒人女性二人が我が物顔で傍若無人!黒人差別はしたくないけれど、やはりどうにかしてほしい。本当に大変でした。
やっとミラノ中央駅に到着
ホテルは前回も泊まった、駅に近いAndrela Central Hotel
今回はハイシーズンという事でセミスイートしか空いていませんでした。
そしてなぜか夕食付プラン。朝食ももちろん付いています。しかも素泊まりより、朝食だけのプランより安い。なぜだ?同じ部屋なのに。
ホテルの受付は年配のおっさん。
夕食の時間を聞いたら「土日はレストランが閉まっている」っていう。
書類を見せたらどこかに電話して「大丈夫だ」っていう。時間を聞いても英語でまくし立ててよくわからない。後で、もう一度聞いてみよう。
お部屋に行くと、素晴らしい!私たちの魂!バスローブもある!
早速近くにあるコンビニ行って、ビールとおつまみを買いに行きました。
その時、受付のおっさんに、「もう一度夕食の時間を教えてくれ!」と頼むとものすごく不機嫌に「19時30分から10時30分!!!」って今度は紙に書いてくれた。
私たちの部屋の一階したがレストラン。
とても素敵。
そしてカメリエーレがとても感じが良い。イタリア語でまず話してくれる。やっとイタリア語が初めから聞けた。
せっせと楽しそうに働いている。ピアノの自動演奏もある。
ダーリンのプリモはジェノヴァのリグーリア州のパスタ。掌で転がして作る。
カメリエーレが持ってきたとき「あっつ、ジェノヴァのパスタだ!」って言ったら「そうそう!食べましたか?」って聞くので残念ながら食べていないことを伝えると「どっちがおいしいか聞きたかった」って。楽しいな。やっとイタリア語が話せる。
私はエビとアスパラガスのタリアテッレ。私の好きな味でした。
セコンドはローストビーフ。盛り付け方が面白かった。
17,7月2日(日)
朝食会場に昨日の感じの良いカメリエーレがいます。今朝もせっせと楽しそうに仕事をしています。
私たちの席を通るたびに声をかけてくれます。気配りも目配りも最高!
今回のイタリア旅行の一番さんかもしれません。
写真を撮らせてもらいました。
大好きなスイカがありました。今回も『日本人の醍醐味、スイカに塩を振る』でいただきました。
このホテルはすべて生花です。それもお気に入りポイント!
ミラノはもう見るべきところは見ています。ですから、何度目かのミラノならではのところに行こうと思っています。本当は列車で30分くらいで行かれるコモ湖やマッジョレ湖に行きたかったのですが、きっとものすごい人でしょうから、今回はあきらめました。
まずはセンピオーネ公園に行ってみることにしました。
ここはスフォルツァ城の裏にある公園です。水族館もあるので楽しみです。
前回はメトロを使いましたが、今日は歩いていくことにしました。時間もたっぷりあるし、朝食も食べすぎたので。
ミラノチェントラーレ駅
正面がどちらだかわかりませんがペガサスがついているほうは初めてです。いつもメトロに乗ってしまうので。
ミラノってこんなに都会だったのですね。たまには歩くのって発見があります。
40分歩いてセンピオーネ公園につきました。
水族館
お金を支払おうと思ったら本日は無料デーでした。
ラッキー!
なんとなくイタリア人の魚って感じ。
特に3枚目なんか、彫が深い。
結構楽しかった。
この水族館はミラノ市立。
ヨーロッパで3番目に古い水族館。ミラノEXPOの際に1906年に建てられ、イベント終了時も唯一既存する建物です。
イタリアの海岸、湖、川の魚や水生植生が展示されています。
外に池には金魚やコイがいました。
カバ!
そのあとセンピオーネ公園へ行きました。
センピオーネ公園はミラノ市の中でも多分2番目に大きい公園でしょう。かつてはヴィスコンティン家の敷地でしたが、1800年代の終わりごろ一般公開されることになりました。エミリオ・アレマンニャによって設計されました。
センピオーネ公園では家族連れやカップルがゆったりと楽しんでいます。音楽演奏をしている人もいてとても心地よいです。
亀が甲羅干しをしていたり、お母さん鴨がコガモを引き連れてきて、泥の中のえさを食べたり、そしてこのコガモはなぜかダーリンを見つけてどんどん池から上がってきてダーリンについてくる!
公園の表側はスフォルツェスコ城。1300年代ヴィスコンティ家が建て、その後1450年フランチェスコ・スフォルツァが改築しました。現在スフォルツェスコ城の中は美術館、博物館となっており、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどの作品を展示しております。私たちは前回、かなりの時間をとって見学しております。
その後、徒歩にてミラノスカラ座に行きました。
ここも前回、見学しております。(写真が反転している!)
そしてガレリアとドゥオーモへ。
こちらも前回、中の見学はもちろんテラスにまで登りました。
よく歩きましたね。
さて、「日曜日はレストランは休みだ」とカメリエーレが言っていて、受付の感じ悪いおっさんは「大丈夫だ」と言っておきながら何にも私たちに提案をしてこない。
朝、ホテルを手配してくれたHISにメールを出し、「もしレストランが休みの場合、ほかのレストランに行くので、返金するように交渉してください。」と頼みました。
ホテル側に問い合わせてもらったところ、ホテルから2,3分のところにあるレストランで60ユーロまでホテルもち、それ以上は私たちが実費を払うという事で話がつきました。
私たちも、今回のように夕食付は初めてだったので、心配しました。
『The Kitchen』 というレストエラン。中国人の方が経営している
とても広くてきれいなお店。パンは袋に入って出てきた。
海鮮がおすすめという事なので、アサリと、今回の旅行で仲直りしたムール貝を頼みました。
美味しかったよ!
プリモは私はミラノ風リゾット(サフランで炊いてある)、ダーリンはアサリのスパゲッティ
セコンドはダーリンは海産物のオーブン焼き、私は一回は食べたほうがいいよねって思ったミラノ風カツレツ。しかし、カツレツは私たちの口に合わなかった。一回、ミラノ人にとんかつを食べさせてやりたい!
ワインはロゼのスパークリングで通しました。
違うレストランにもいかれたし、かえって良かったかしら?
不思議なのは楊枝。ここのレストランでは『NIKKO』、ホテルでは『SAMURAI』なんです。
18、7月3日(月)
本日はミラノ市公共交通機関24時間チケットを買って、思いついたところに行ってみようと思います。
開始から24時間なので、もしかしたら、明日も一回ぐらい使えるかも!
まずは腹ごしらえ。朝、たっぷり食べてお昼を抜くのが私たちの旅のやり方。こうしないと体がだるくなる。
いいねえ!スイカとパイナップルの食べ放題!ハムはパンにはさんで食べます。
イタリア人は朝から甘いものを大量に食べます。私たちは甘いものが苦手なので、こちらは食べません。
このホテルの気に入っているところは生花を飾ってあるところです。レストランにも、私たちのお部屋がある階にも。私たちのお部屋がある特別なフロアです。この階段を降りるとレストランであの素敵なカメリエーレが待っていてくれます。
さあ、出発!イタリアで見かけるこんな縦列駐車。バンパーをぶつけてっていう話をよく聞くけど、みんな上手に切り返しながら車を出しているみたい。
まずはグランデ運河のあるナヴィリオ地区にメトロで行ってみました。
『運河の街・ミラノの面影を残す水路』
12世紀から19世紀、ミラノは運河に囲まれており、水路が交通、・商業の要でした。20世紀前半までにほとんどが埋め立てられたが、近郊の街パヴィアに通じるグランデ運河は残り、かつての雰囲気をたたえている。
小学生たちがカヌーの体験訓練を受けている。
指導員が「Uno Due」と声をかけると「ヤー!」と言って漕ぐ
「Uno Due」「ヤー!」 「Uno Due」「ヤー!」って。
しかし、すでに息があっていない。
私たちの前を通っていきますが、こんなに気が合わないのに結構進んでいる。あれ?スクリューが動いていますね。
まあ、細かいことは気にせずに。
運河はこんなに穏やかです。釣りをしているおじさんがいました。ダーリンが釣れているか聞いてきてと言ったそばから『キャッチアンドリリース』釣ることだけが楽しいのね。
ここから市電に乗って昨日会った鴨たちに会いに行きました。雰囲気があります。
市電は楽しかったです。もっと乗りたかったけれど、チャンスがありませんでした。
木陰に入るととても涼しいです。 サンピオーネ公園につきました。サンピオーネ公園にはこのような門があります。
昨日の鴨たちがいました!お母さん鴨が見守っている中、子供たちは安心してお昼寝。
リスもいました!
昨日は帰り道で、偶然モンタネッリ公園を通りました。こうなったらミラノの大きな公園を制覇しよう!と一番広大なランブロ公園に行くことにしました。メトロで。
ここは川もあるのです。もちろん鴨に会いました。本当に広い公園でこの川のほとりを歩いてメトロの駅まで行きました。ちょうどメトロの駅2駅分。よく歩いた!でも、鴨との距離が近いセンピオーネ公園が私は好き!
今日はメトロや市電を使ってあまり歩かないことにしようねって言っていたのに結局11550歩越え。
そして、今お部屋でエンニオ・モリコーネを聞きながらワインを飲んでいます。
「イタリア人が午後はずっとワインを飲んでまったりしていたいって気持ちがよくわかる」とダーリンが下着姿で言ってます。
「いい曲だなあ」
夕食の時間になったので、下の階におりていきました。私たちの階段を下りる音を聞いてか、レストランのカメリエーレがレストランの入り口で待っていてくれました。
「とても感じの良い方ですね。お名前は何ておっしゃりますか?」とお聞きしました。
ロサーリオ、シチリアの出身だそうです。
本当に楽しそうに働いている。目配り、心配りが最高です。
レストランの入り口には生花。これが本当にうれしい。右は私たちのお部屋おフロアのお花。
本日のプリモ
ダーリンはラビオリ そして私はアッラビアータ。注文の時「私はアッラビアータ、でも私は怒っていない」って注文しました。そうしたらお料理を持ってくるときに「マダムにはアッラビアータ、でもマダムは怒っていない」って。素敵ですね。どちらも食べきりそうになってから写真を撮りました。
セコンド ダーリンはお魚、私はお肉です。とても美味しかった。盛り方も面白い。真似しようっと。
19,7月4日(火)
本日はミラノの最終日、明日はもう日本へ帰国です。3週間って長いようであっという間に過ぎてしまいましたね。
本日は前回言って面白かったレオナルド・ダ・ヴィンチ博物館に行ってきます。
昨日買った24時間チケットは朝の10時30分までは使えます。
まず、7時30分に朝食!たっぷりのスイカとパイナップルをいただきました。こんなに毎回スイカ!スイカ!って言っているのは初めて。日本ではそんなにスイカって食べないのに。
イタリアからお弟子さんや友達に「今日もスイカありました!」ってLINEを送っているので
皆さん、スイカの写真を見るたびに「スイカがあって良かった!」ってほっとするんですって。
ありがたい。
ここが博物館です
博物館は9時30分からってネットに書いてあったのに10時からなんですって。
仕方がないので30分間時間をつぶすことにしました。
博物館の隣には教会があって、そこに入ることにしました。
Basilica di San Vittore al Corpoという教会です。
入ってみたらびっくりするほど美しい。それほど有名でない教会なのに。この空間はいったい何なのだろう。素晴らしかった。
いよいよ10時になりました。
大人10ユーロです。
入るとすぐにルネサンス時代のお薬屋さん。
食の歴史コーナーや教室では小学生がバターを作っていました。蓋つき容器に生クリームを入れてシャカシャカ振っています。一生懸命で可愛らしかった。
2階(日本でいうところに)ではレオナルド・ダ・ヴィンチコーナーです。
有名な戦車や、ヘリコプター
この博物館はこの建物の中にあります。歴史的建造物ですよね。
ドゥオーモの模型。
ダ・ヴィンチの最後の晩餐に触発されて書いたとされる絵。よく似ていますがダ・ヴィンチの絵ではありません。
宇宙コーナーもありました。この宇宙服は1962年のもの。そして、アポロ11号が持ってきた月の石。
これは鍵盤型電報を打つもの
外に出ると潜水艦がありました。この潜水艦は1997年まで実際に使われていました。そしてロケットや戦闘機も
別の建物に行くとそこは船と飛行機の展示博物館でした。
この飛行機がとてもかわいい
準ちゃん,とても嬉しそう!
4時間も見ました。とても楽しかった。
地下鉄の1回チケットを買ってホテルに帰りました。
私たちのホテルの外観。
一番上が私たちのお部屋。セミスイート。その一つ下がロサーリオのいるレストラン。
帰ってからスパークリングワインで乾杯。
食事の時間になったのでレストランへ。
ロサーリオが「明日帰るのね」って。
寂しいな。
ダーリンがロサーリオにイタリア語で話しました。
「あのね、僕たちはね、えーとーえーと、1999年にシチリアに行ったんだよ」
ロサーリオ:「シチリアのどこ?」
ダーリン「えーと、えーとパレルモとタオルミーナとえーとえーと」
ロサーリオ「私はパレルモの出身です」
次にロサーリオが来た時に
ダーリン「えーと、えーと今回の僕たちの旅はね、ボローニャに11日間いて、それからジェノヴァに行ってそれからミラノに来たの」
って感じで、4歳の小さな男の子が優しいおじさんにお話を聞いてもらっているようでした。
でも、今までは挨拶と数字だけでコミュニケーションをとっていたのだかものすごい進歩です。
ダーリンはプロセッコを頼みました。私は、ちょっと飲みすぎたので、今晩はお水です。
100%じゃないかもしれないけど、シルクのナプキンが素敵です。これがイタリアの素敵なところ。
テーブルクロスとナプキン。ダーリンがお仕事に生かすって。
今回のイタリア旅行、最後のプリモは私はミラノ風リゾット。ダーリンは一日目に私が食べたエビとアスパラガスのパスタ。今回はスパゲッティにしてもらいました。
セコンドは二人ともお肉(昨日と同じもの。でも、上にパルメザンをたっぷりかけてくれました。)
美味しかった。今度ミラノに来たらまたここのホテルにする。そしてロサーリオにも会いに来る。
お部屋に帰って荷作りです。今回お洋服をかなりたくさん持ってきたのに、着ない服がほとんどでした。
連泊なので、下着や靴下も洗えばすぐ乾くし、大事を取っても3着分あれば十分ですね。
反省です。
20,7月5日(水)
今回の旅行、猫は3匹しか会いませんでした。岩合さんが猫に会えるのはやはりコーディネーターがいるからなのね。
鴨にはたくさん会えました。今回は『イタリア、鴨歩き』でしたね。
また、縦列駐車の見事なことにびっくりしました。
それとたくさんのスマートを見かけました。ミラノについてから写真を撮り始めたので、本当はもっとスマートに出会っていたのでしょう。
それと縦列駐車の見事なことにびっくりしました。
朝は早め早めに行動しました。
ホテルからミラノ中央駅までは歩いてすぐ。そして、マルペンサ空港駅まではマルペンサエクスプレスに乗りました。
空港ではフィンエアーのカウンターでチェックインと荷物を預け。
プライマリー専用のカウンターです。
イタリア人のおじさんが担当ですが、鈍い!
やっと私たちの番になりましたが、なぜか私の事を気に入っているので気が散っている。大丈夫かい?
ダーリンの荷物にはオレンジ色のタグが付いているのだけれど、私のにはついていない。
なんだろう、このオレンジは?
要はこのタグがプライマリー専用タグでした。羽田でダーリンの荷物はすぐに出てきたのに、私のにはものすごく時間がかかってしまいました。まじめに仕事しようね。
このおじさん、搭乗のところにもいて、私たちをおいでおいでして、にこやかに送り出してくれました。
空港の中のお店にこんなにかわいいものが売っていました。ついこの間まで、これが切られるくらい小さい大樹や有彩や彩香だったのに。
つい買いそうになってしまったのだけど。
洋一にはこのTシャツ。入るかな?入らなかったら準ちゃんに戻してもらおう。(帰ってから、栄子ちゃんに聞いたら、無理やり伸ばして着るそうです。洋一、気に入ったみたい)
ヘルシンキ行の飛行機には銀メダルを付けおそろいのジャージ姿の若い女子のスポーツ選手がたくさん乗り込んできます。私たちは前のほうに座っていたので、次々に列をなしてきます。
列の最後の子に「なんのスポーツ?」と聞くと「チアリーデイングです」と答えました。
ダーリンが何気なくその子のすぐ後ろにいる男性と目が合うと(少しぽちゃぽちゃ系の感じの良い中年男性)「私は違います」って。
その後、私たちは何度も思い出し笑いをしてしまいました。
ヘルシンキではパスポートコントロールがありました。イタリアではなかったので、やはりEUを出る際にあるのですね。
ここの検査員、なぜか私にフランス語で尋ねる。だから私もフランス語で答えましたよ。
「どこからの乗り継ぎ?」「これからどこへ?」「良い旅を」
にやにやしながらだったのでちょっとした遊びだったのでしょうね。面白くない仕事ですもの。
ヘルシンキからはJAL。プレミアムエコノミーです。とりあえず広いので、よかった。アリタリアのはプレミアム感のないプレミアムでしたが、JALは十分です。13時間のフライト。ビール、シャンパン、焼酎を飲んで映画を2本見てよく眠りました。
21,7月6日(木)
13時前に羽田到着。ミラノのおっさんのミスで、私の荷物がなかなか出てきませんでしたが、どうせ、千葉中央駅行のリムジンバスがなかったのでいいことにします。
日本もお天気がいい。しかし蒸し暑いですね。
千葉中央駅からはタクシーで帰りました。庭の植物はきちんと手入れをされています。家の中も。
冷蔵庫にはビールが冷えているし、おつまみもあるし冷凍庫もいっぱい。母と姪の有彩が留守をちゃんと守ってくれました。ありがたや。
パキポちゃんとバブちゃんはやせ細っていましたが、水をやったらすぐに回復。メセンちゃんたちはとても調子良さそうでした。この子たちは水なしで3週間平気なのね。
楽しかった!来年もまた元気でいかれるように頑張ります!