この授業では
・思春期では、若者たちのタバコに対する態度、考え方、そして行動を形作る時期。もし、20歳までにタバコを吸い始めなかったら、ほとんどの人は大人になっても・タバコを吸わないということが、多くの研究結果からわかっている。思春期こそ喫煙開始のリスクが特別に高い時期。
自立の始まりが即タバコ依存の始まりになる危険性を秘めている。
・授業3と4では、喫煙が社会や個人に及ぼす影響、喫煙を促す社会的な力を学習するとともに、ほとんどの若者はタバコに対して否定的な規範意識を持っていることを検証する。
ねらい
喫煙が若者の生活にどのような影響を与えるか検証する。
今日のことば
喫煙者のほとんどは、20歳になる前にタバコに「引っかかった」
導入
・アメリカでは1日当たり1,200人喫煙に関連する心臓病とガンで死んでいる。
・成人喫煙者のうち、90%は10代から喫煙を開始している。
情報とスキル
1、受動喫煙の害
喫煙者の周りにいる人は、タバコの煙を吸わされる。受動喫煙を防ぐために、そこから離れる、窓を開けるなどをする。
もし、家族に喫煙者がいても、それは生徒の責任ではない。喫煙する大人に、タバコを吸っていることを心配していること、その理由を伝える。家族がタバコをやめようとしないときは、煙を直接吸わないことで自分を守るようにする。
2、学級での検証
ワークシート「あなたはどう考える」を記入する。
3、多様な種類のタバコ
タバコには紙巻きたばこの他に、葉巻、噛みタバコ、パイプなどがある
4、喫煙者と薬物依存
・ほとんどの人は喫煙者になるつもりはない。最初は時々試してみる程度だが、次第に喫煙者になっていく。
・ニコチン依存について
・タバコは薬物を体内に運ぶために効果的なシステム。タバコを吸うごとに依存性薬物であるニコチンが脳に送られている。
練習
資料、「タバコについて」を配布する。
それを読んだうえで自分が吸わない理由を自分の言葉で書く。
振り返り
・これまで知らなかったことで今日学んだことは何か
・喫煙を始めた人が、それが依存症につながることを知っていると思うか
・たばこの害を知っていながら、どうして若者は喫煙を開始するのか
応用
「タバコを吸わないでくれてありがとう」コマーシャルつくり