今回のコンサートは鎮魂の意味でアヴェマリアを歌います。
マリア様は世の中の母の代表です。そこで母にちなむ歌をもう一曲。
ドヴォルジャークはチェコの国民楽派最大の作曲家として知られている。
この曲は歌曲集『ジプシーの歌』の第4曲目にあたる。普通はドイツ語訳で歌われる。チェコ語は私は不勉強で出来ないので、私もドイツ語で歌います。
よく結婚式でこの曲を歌う人がいるけれど、歌詞の内容を知ったら結婚式で歌う曲ではない事がわかるはずです。
ピアノ伴奏は8分の6拍子で書かれていて、歌は4分の2拍子で書かれているので、お互いきちんと拍子をとっていかないと「なんのこっちゃ」になります。聞いているよりり難しい曲です。
わが母の教えたまいし歌
年取った母がその昔
歌を私に教えてくれた時
母の眼には大粒の
涙の玉が浮んでいた。
今は、私がその歌を
自分の子供たちに教える時が来て
私の眼にもやはり同じように
涙が浮んでくる。