笹りんどうつなぎ
弧が三角形状になっている図柄です。ただし,正三角形ではありません。
この図を描くには補助線がいくつか必要です。そこで,残す図と補助線は色分けしていくことにします。
(1) まず,次のように線分を引きます。笹りんどうの線です。順序は問いません。
編集メニューから「インスペクタ」を選んでインスペクタを表示しておき,線分が引けたら色を赤にします。
もしそのまま次へいってしまった場合は動かすモードにして線分を選択し,赤にしましょう。
なお,「矩形領域に画面サイズを拡大」ツールを使って,方眼を大きめにしておくと描きやすくなります。
(2) 次に上の弧を描きますが,そのために「半径つき円を加える」ツール を選んで,点B,Cを通る円を描きます。
中心をEの下方に決めて,そこから点Cまでドラッグします。図では中心がEの1目盛り下になっていますが,2目盛り下でもよいでしょう。
それによって弧の曲がり具合が変わります。弧BCはあとで描きます。
(3) 次に左右の弧を描きますが,点C,Eを通る円を描くために,中心を決めなければいけません。
そこで,まず線分CEを引き,「中点を加える」ツール を選びます。線分CEを引いたのと同じようにCからEへドラッグすると中点をとることができます。図のHです。
次に,「垂線を描く」ツール を選択します。線分CE上のどこかでマウスボタンを押し,そのまま中点までドラッグすると垂線が引けます。
この垂線上の適当なところに中心をとればよいのですが,左右に弧を描くことを考えて,その位置を決めることにします。
いま,垂線を描くモードになっているので,こんどは線分DE上のどこかでマウスボタンを押し,そのままDまでドラッグします。
または,直線を加えるツールでDを通る水平線を描いてもよいでしょう。下図はそのようにして直線DKを描いています。
今描いた2本の直線の交点を中心にして点Cを通る円を描きます。「半径つき円を加える」ツールで,交点からCまでドラッグします。
同様にしてB,Eを通る円を描きます。
(4) 弧を描く
弧を描くために,弧上の点を適当なところにとります。図のO,P,Qです(Qがハイライトしています)
「円弧を定義する」ツール を選択し,弧の端点,通る点,端点の順にクリックして弧を描きます。
描けたらすぐに色を赤にします。
(4) 補助線を非表示にする
動かすモードにして,青で描かれている補助線と,補助的な点を選択してインスペクタの「表示する」のチェックマークをはずして非表示にします。
次のパターンだけが残ります。
これらの点と線分のラベルも消しましょう。
(5) 複写する
Shiftキーを押したまま,点と線をクリックしていってすべてを選択します。
Ctrl キーを押したまま,Cのキーを軽く打つとこの図形が記憶されます。(編集メニューの「複写」でもできます)
画面上は変化がありませんが、次にCtrl キーを押したまま,Vのキーを軽く打つと図が貼り付けられます。
上の点をドラッグして配置します。編目の交点にスナップさせると正確に置けます。
このとき,右側と下側は補助円が描かれていて(非表示になっている)その図と干渉して図がくずれるようなので,左側に置いていきます。
最後に,すべての点を小さくし,線を黒くし,背景を白にすればでき上がりです。
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