色をつける
刺し子の下絵としては,黒で少し太めに描かれれば十分でしょう。
しかし,刺し子模様を日本の伝統な模様としてデザインに応用したり,紙に印刷して楽しむときはカラーになると楽しみが増します。
背景に色をつける
背景に色をつけるには「インスペクタ」を用います。
編集メニューからインスペクタを選び,上の段の右から2番目の (画面構成I)をクリックします。
「背景色」の色サンプルをクリックすると,カラーパレットが出ます。
色の選び方はいくつかあります。どれでもよいので,色を選ぶと背景色が変わります。
線に色をつける
線に色をつけるには,つぎの2つの方法があります。
(1) 1行目の linecolor(Black); を書き換える。すべての線の色が変わります。
(2) draw() などの描画コマンドに,オプション color->色 をつける。そのコマンドで描かれる線だけ,指定色になります。
このオプションが使えるのは
draw(),connect(),drawpoly(),drawcircle() です。arc() には使えません。
ここで,色には,次の色の名前と色コードのどちらかが使えます。
白 White
黒 Black
灰色 Gray
赤 Red
緑 Green
青 Blue
黄色 Yellow
水色 Cyan
紫色 Magenta
オレンジ Orange
ピンク Pink
バイオレット Violet
黄緑 Yellowgreen
たとえば,linecolor(Pink); にすると,ピンクで線が描かれます。
これ以外の色を使うには,色に「RGBコード」を指定します。
RGBコードは次のように調べます。
背景色と同様にインスペクタを使います。背景色の色サンプルをクリックして,カラーパレットを出します。
Windowsの場合,上のタブから「RGB」を選びます。
左側のサンプルのどこかをクリックするか,右側の数値を変えると背景色が変わります。
Macの場合は,次のようになります。スライダを動かすと背景色が変わります。
目的の色になったら,その数値を使って,RGB(赤,緑,青)の順に色指定します。
たとえば,
linecolor(RGB(169,192,147));
とすると,すべての線の色が変わります。
draw([0,0],[1,3],color->RGB(169,192,147));
とすると,その線分の色だけが変わります。
領域を色塗りする
領域を色塗りするには,基本パターンの描画方法を変える必要があります。
領域は多角形と円の内部で指定できます。
多角形を描くには drawpoly(点のリスト) を使いますが, fillpoly(点のリスト,color->色)とすると,多角形の内部を色塗りします。
円を描くには arc(中心,半径)を使いますが,fillcircle(中心,半径,color->色)とすると,円の内部を色塗りします。